最近余りに迷惑メールが多いので(日に70ほど)、と
うとうアドレスを変えた。
ブロックしたのを確認するのも面倒なので、一層のこ
と完全に変えたほうがすっきりすると思ったのだ。
変えてみると、確かにすっきりした。
なんと言っても、新着メールがゼロだから。
しかしこれも当然、変更を誰にも教えてないのだから。
となると、そもそもメールそのものが必要ないではな
いかという話になる。
そう言われればなくても良い、かもしれない。
世の中、なくても良いものは結構多い。
その筆頭は携帯だ。
何と言っても、携帯すること自体忘れるくらいだから。
ゲリラ豪雨の後は、本格的な台風による雨か。
全く、厭になる。
予報では、明後日から天気、などと出る。
ほぼ毎日同じ予報。
つまり、同じ予報が順延になっている状態だ。
ということで、毎日雨模様。
このままで行くと、一生雨ではないか。
そんな中、デビッド.クローネンバーグの「イースタ
ンプロミス」を見る。
この監督だと、どうしても「スキャナーズ」や「ビデ
オドローム」などのカルト系ホラーを思い出すが、今
回の映画は全くホラーではなく、いうなれば、ロシア
ンマフィア版ゴッドファーザーであった。
内容に関しては何の情報もなく見たので、名前だけは
知っていたが、これが「ヴィゴ.モーテンセン」か、
或いは「ナオミ.ワッツ」かと、新鮮な驚きがあった。
主役はこの二人と言っても良いかと思うが、「ナオミ.
ワッツ」の方が形式上では主演だろう。
しかも、初めて見たと思ったが完全に忘れていて、デ
ビッド.リンチの「マルホランドドライブ」の主演で
もあったのだ。
結構面白かったのだが、主演が誰だったかは全く印象
に残っていなかったのだ。
で「イースタンプロミス」だが、それなりに面白くは
あった。
特に「ビゴ.モーテンセン」のニヒル振りは秀逸。
そして親分の馬鹿息子役の「ヴァンサン.カッセル」
も良かった。
親分役の、一見良い人そう(フィリップ.ノワレと
ウォルター.マッソーを足して二で割って七掛けし
たくらいの)の知らない役者も良い。
演出の意図で、敢えてそれぞれの過去の具体的なこと
は描かないことも効果的であったと思う。
ただ「ナオミ.ワッツ」が今ひとつ。
本人の問題ではなく、役のキャラクターに魅力がなく、
鍵となるそもそもの行為の理由付けが弱く、結局最後
まで違和感を感じたままだった。
そう感じたのは、単に「ナオミ.ワッツ」が好みでは
なかったからということかもしれないが。