ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

フラットな季節

2009年08月15日 | Weblog


天気も安定してきて晴れが続きそうな気配だが、空気
はもうひんやりして夏は過ぎたと思わせる。
例年だと、ここで一抹の寂しさを感じるところだが、
今年は、そもそも夏が来たという実感がないので、そ
ういう感情も起こらない。
感覚的には、梅雨の後に秋である。

オリンピックの競技から「野球」「ソフト」が外され
たが、当然といえば当然だ。
IOCの言う基準、普及度から言えば止む得ない。
ならば、他の競技の普及度はどうなのかとなると、例
えば「テコンドー」などは首を傾げたくなるところだ
が、IOCに相当なお金が流れたと考えれば理解できる。
要するに、そんなものである。
今回も、例えば、大リーグが本気になってロビー活動
すれば結果は多分変わっただろう。
しかし、残念ながら、必死だったのは日本だけだった
(韓国もそうかもしれない)。

いつものことだが、日本は自分のところにメダルの可
能性があると相当必死である(どこの国でもそういう
傾向はあるのだろうが)。
その後の競技を取り巻く環境が変わるからというのが
あるからだろうが、みっともないと言えばみっともな
い。
オリンピック至上主義、メダル至上主義を超えた泰然
とした態度は演技でも無理なのか。

そしてまた、暑苦しい世界陸上が始まるようだが、テ
レビ局がバックのうるさいスポーツ中継は全く見る気
がしない。
こういうときは、本当スポーツなんてなくても良いと
思ってしまう。
織田裕二にアナウンサーを集めて、「硫黄島」「レイ
テ島」「沖縄」の講義でもしたほうが良いんじゃない
か、と思うが、それじゃあ番組にならないね。
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