ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ガイドブック

2009年04月26日 | Weblog

ゲロゲロ少年Yが、ザガット長野県版を持ってきた。
ミシュランに続きまたまたガイドブックを買ったYは、
一体何を考えているんだというのは置いといて、取り
あえずその内容を見てみた。
地元では、それなりに人気らしく、本屋にもあまり置
いてはなかったようだ。
で、その内容だが、これが予想した以上にトホホな内
容で、単なるよくある全く参考にならないガイドブック
そのものであった。
いうなれば、「るるぶ」くらいの「参考にならなさ」で
ある。

元々人気投票というのは、多くの人の支持を得ている
という客観的な事実は表わしているが、その内容に関
しての質を保証しているわけではない。
食べ物屋に関しては特にその傾向が強く、受ける味と
いうマーケティングによって出されるものと変わりの
無い結果となる。
マーケティングというものが人気投票みたいなものだ
から当然といえば当然だ。
その結果が、コンビニの食べ物であることを考えれば、
大体の結果は読めてくるのだが。

そういえば、地元の人気食べ物ブログにも同じ印象を
受ける。
読んでると(見なければ良いのだが)、腹立たしくな
るくらいにひどいレベルだ。
しかし、こういうガイドが(ブログもそうだが)それ
なりに影響力を持つというのは、これまた事実だ。
残念ではあるが。
人気上位というお墨付き的なものがあると、行きたく
なる人間が多いのだから。
人気投票になると、基準が見えなくなるというのは仕
方ない。
要するに、中学生と大人の基準がごちゃ混ぜになるよ
うなものだから。

と、そんなことも分からずにガイドブックを買ってき
たYにも困ったものである。
経験上、その辺の事情は分かりそうなものなのに。
これだから少年の称号が外せないのだ。
そのくせ、ブレッソンの「田舎司祭の日記」のDVD
を持ってくるんだから。
ということは、また買ったわけだ。
相変わらずの暴走少年である。
そこがまた面白いところでもあるが。




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