パリの挨拶
Yamanba.mako.
いつでもどこでもボンジュール
アパートの22階(日本式に言えば21階)からエレベーターに乗ると、ふだんは無人だが、通勤時間にぶつかると、結構いっぱい。口々に「ボンジュール」と乗ってる人も乗ってくる人も。こちらも急いで「ボンジュール」。それが各階ごとに、人が乗ってくるたびに、繰り返される。割と無表情のまま機械的に。朝と昼間はこれ一色。夕方は、「ボンスワール」も時々混じるが、面倒だったら、四六時中「ボンジュール」ですませられる。英語より簡単では?日本でも時間を気にしながらの「おはようさん」だし、「あらもう、そんな?」の「こんばんは」。刻々時間を見計らいながらの「ご挨拶」はなかなか細やかでいいが、外国人にとっては簡単なのが一番。
エレベーターから吐き出されて、皆スタスタとバス停へ。パリの冬の8時半はまだ薄暗い。この限りでは、ここも「暗いうちから職場に向かう働き蜂」の群れには違いない。バス停の囲いからはみ出している結構なラッシュだが、ここでは「ボンジュール」が飛び交うことはない。アパートの中の「同じ屋根の下」同士は挨拶する仲間で、街頭に出れば「知らんぷり」同士なのかしら?
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