『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』**名神湾岸連絡線の道路写真を見て④****≪2023.秋季号 Vol.117≫

2023年11月05日 | 単独記事

「名神湾岸連絡線 本当にいいの?造ることは疑問です」

大谷洋子 様

 初めてこの計画を知ったとき「何故こんなものができるのだろうか」と疑問に思った。

 説明会には何度か参加。兵庫国道事務所はアンケートの回答を説明したが、その回答の少なさに、これでは説明したことにならないと思った。

 まず、大阪湾岸道路側西伸部の工事が進んでいない。そもそも、日本の問題である高齢化による人口減少と車の減少がある。そこへ既存の道路や橋などの災害時における破壊(先の大震災の経験)、災害時に備える港湾関係の修改築の重要性、巨額な建設費用、建設時の住民に対する騒音等の環境悪化、何年も続くという不安など、考えるだけで大きな問題があるように感じる。

 それを関係者はいとも簡単に何事も無いように説明だけして、質問にも十分な回答が無い。当たり障りのないどこからか取ってきた基準値がクリアしている。調査地域に問題はないのか?本当にいいのか?市民にとって身近な市や県は住民の気持ちになって考えているのだろうか?国の事業だから実施するという考えなのだろうか?今の当たり前の生活が無くなるという現実をご存知ないのだろうか?

 振り返って近隣住民はどう考えているのだろうか?一部の住民が反対運動をしているが、住んでいる住民の声が聞こえてこない。本当に現地で直接影響を受ける関係する方々の意見はどうなのだろうか?それも考えさせられる問題と思う。

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