『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』**金仙寺湖からのたより**<2009.11. Vol.61>

2009年11月05日 | 北部水源池問題連絡会

金仙寺湖からのたより

北六甲台自治会環境委員会

 皆さん、盆踊り大会出店のジャンボ焼き鳥はいかがでしたか。お味は? 焼き加減は? 美味しく召し上がって頂けたでしょうか。私たち環境委員会は、金仙寺湖を主とした飲み水の安全と安定供給の監視・働きかけなどを行っています。盆踊り大会では、広く地域の皆さんとのコミュニケーションをはかり、より楽しんで頂くために焼き鳥店を出店しています。出店は当委員会発足1年後の平成6年からで、今年でもう15年になります。

 昨年、一昨年とも用意した1000本が8時過ぎには売り切れたため、今年は200本増の1200本を用意しました。それでも今回は焼そばが無かったこともあってか、順番待ちの長蛇の列が絶えることのない大忙し。夏の暑さと火の猛攻とのダブル暑さでスタッフ一同汗だくでした。奮闘の甲斐あって昨年より販売数が2割増えたにもかかわらず、逆に8時前には完売。そのため、後から来られた方にはご迷惑をお掛けしました。ジャンボ焼き鳥のファンの皆様、また来年も頑張りますので、これに懲りずに楽しみにしていてください。

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 この8月にお隣の中国陝西省、湖南省で立て続けに発覚。合わせて2000人を超える児童の鉛中毒問題の記事を目にしました。近くの金属精錬工場の廃水垂れ流しによる河川や地下水への水質汚染が原因の健康被害です。子供の体調異変に気付いた親たちが暴動を起こして問題化したために表面化した希有なケースです。多くの発展途上国では、このような環境汚染が恒常的に行われており、この発覚は氷山の一角と言えるでしょう。 

 わが日本でも約50年前の高度経済成長期において、水俣病、イタイイタイ病、大気汚染によるぜんそくなどの産業公害が発生しました。多くの方々が健康被害に遭われ、そして、この環境修復には本来の対策費用の何百、何千倍もの多大な費用が発生しました。

 前号5月31日発行の「とんがりぼうし」の「金仙寺湖からのたより」欄にも記載しましたように、世界では5人に1人がきれいな水を飲めないと言われています。そして、この傾向は加速度的に悪化しています。

 一度失った環境を取り戻すには、膨大な費用と労力、そして長い自然回復期間が必要です。子々孫々の代まで安心して住み続けることができる持続可能な地球環境を、私たち一人ひとりが心掛けたいと思います。

 10月24日(土)に、北部水源池問題連絡会(註)主催の「第7回原水(船坂川源流)クリーンキャンペーン」を実施します。昨年は、新たにボーイスカウト21名の参加もあり、「安全で美味しい水」を守るための輪が着実に広がっています。好評の焼き芋大会は今年も予定していますので、ご家族・ご近所お誘いの上参加して頂ければ幸いです。詳しくは、後日、自治会回覧にてご案内いたします。

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(註)北部水源池問題連絡会: 北六甲台、西宮すみれ台、新中野、名塩赤坂、緑が丘の五自治会で構成しています。

 ※  これは北六甲台(西宮市)自治会の会報『とんがりぼうし』に掲載されたものを、著者の承諾を得て転載したものです。北部水源池連絡会のメンバーである北六甲自治会、その環境委員会の活動を紹介したものです。

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