小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

大連立についていろいろ考える

2007年11月10日 | その他
【買い物】
京都に買い物に出かけました。9月9日にに三女と四女を連れて京都の買い物をしましたが、今日は長女と次女を連れてきました。
一日で四人とも済ませてくれれば楽なのですが最近の子どもは忙しいのです。親の都合など構ってくれません。
娘四人!なかなか大変ですよ。

【大連立】
自民党と民主党の大連立について連日報道が続いています。これらの報道に接するうちに少し私の考え方も変わってきました。
今回の連立話しを持ち掛けたのは自民党ですが、結果的に今回の騒動で打撃を受けたのは小沢代表と民主党でした。
ところで自民と民主の連立は何をもたらすのでしょうか?

■自民党にとってのメリット
①まず何といっても国会運営が円滑に行えます。
②次に、過去の歴史が物語っていますが、民主党を一時的には連立に持ち込んでおいて、民主党の一部(必要な人数)を自民党に囲い込んでおいて時期が来たら残りの連中を放り出すことによって、現状を打破することができます。恐らく民主党が一番恐れたシナリオだと思います。

しかし、一方で民主党サイドでこの連立のメリットを考えてみます。

■民主党にとってのメリット
①まず何よりも大きいのは、自民党と公明党の連立にくさびを打てることです。自民党と民主党が連立を組めば、自公連立の必然性は大きく低下します。こうなっては総選挙で現在のような形で公明党が自民党を応援することはないと思います。
②次に、この大連立は民主党が主導権を持てます。そもそも連立を組みたいのは自民党。民主党は野党でいることは平気ですから(今はその覚悟ですから)何も困りません。いつでも連立を解消することができます。アドバンテージは常に民主党にあります。(民主党議員が大臣病に罹らない限りは)
③民主党にアドバンテージがある政権であるならば、民主党が公約した「高速道路無料化」だとか「子育て支援金」、「農家の戸別補償」などの政策が連立政権で実現する可能性が高まります。
④これらの(国民受けする)成果を持って、衆議院選挙を戦うことができます。もしそれでも万一負けたとしても、結局、自民党は民主党と再度連立を組むしかありません。つまり、民主党は選挙に勝てば単独で政権に就けますし、負けても連立で政権に就くという立場に立てることになります。

ここ数日の報道記事を読んで感化され、こんなことを考えるようになりました。