単著15作目、歴史に学ぶシリーズ6作目となる。
「偉人に学ぶシリーズ」は比較的淡々とその人の人生を追うように書いており、対して「歴史に学ぶシリーズ」はテーマが先にあり、地方再生に資する知見を見出すことにある。
従って紙幅も多く、内容も広範囲に資料を集めて読み込まなければならない。
今回は武田上杉を両方ともやるということで2冊分の大変さがあった。
いろいろ掘り下げてみると両雄共、経営者としては実にストレスの多い人生であったことがわかる。
特に謙信は家臣との絆が不安定で常に孤独、宗教に救いを求めるのも当然。
また武田上杉の活躍と中央での信長の勃興をみてみると信長のしたたかさも浮かび上がる。
室町将軍や朝廷などバイプレイヤーの存在も重要、個人的に戦国の理解が立体的になってきたように思う。
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