扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

米国旅行記 #13 D.C.散策

2008年07月13日 | 海外出張記

博物館でちんちんになったアタマを冷やすためぶらぶら散歩。

スミソニアンの他の博物館を攻略する元気がない。

セグウェイで移動する観光客がいた。

 

リンカーンが暗殺され、息を引き取ったピーターセン・ハウスに入ってみる。

 

場所を変えてワシントン大聖堂に参詣。

世界有数の高さがあるという。

ジョージタウンで買い物。

TUMIのカバンなどが円高で日本価格で考えると激安、調子にのっていろいろ買い込む。

坂を降りていってジョージタウン公園。

目についたレストランで名物「ソフト・クラブ・シェル」の昼飯。

 

 

最後にアーリントン墓地に設けられている合衆国海兵隊記念碑を見に行く。

歩いていると突然のゲリラ豪雨。

傘を持っていなかったので雨粒で前も見えない中、何とか写真を撮って退散。

 

 


米国旅行記 #12 スミソニアン・国立航空宇宙博物館-2

2008年07月13日 | 海外出張記

さて、一番みたかった機体が2階の一室に。

グラマン社の試作戦闘機、X-29である。

頭上にぶら下げられていて想像以上に小さかった。

この戦闘機は常識的な航空機にはありえない「前進翼」を搭載している。

 

それも前進角度は30度を越え、主翼を逆に付け間違えたのではないかと思うほどの異形である。

浮力に欠ける点をカナード翼で補っている。

実験機は概ね空気抵抗をきらって流麗なデザインとなることが多いがX-29はひときわ美しい。

変な設計と言わざるをえないが私はこれが一番美しい航空機だと思っている。

 

この機種を知っている人のほとんどは新谷かおるのマンガ「エリア88」の主人公、風間真が最後に登場した機種として記憶しているのではないか。

私もそうでベトナム戦争があった70年代あたりの戦闘機の知識はこのマンガに負うことが大きい。

マンガでもさほど活躍することがなかったX-29、極端に運動性能がいい分操縦も難しく、姿勢制御をコンピュータに頼った。

何が起こるかわからない戦場では生存性もまた重要、X-29は採用されることなく実験機のみで終わった。

機体そばのモニターでX-29に飛行シーンが上映されていた。

 

憧れの機体、その実機をみる日が来ようとは。

半日、航空宇宙博物館で興奮状態、ヘロヘロになって退場。

メトロポリタン同様、アタマを使うと消耗する。

 

 


米国旅行記 #11 スミソニアン・国立航空宇宙博物館-1

2008年07月13日 | 海外出張記

スミソニアン博物館があるあたりは大きな公園になっていてリンカーン記念堂の反対側のどんつきが合衆国議会議事堂。

ちょうど真ん中の南面に航空宇宙博物館がある。

エントランスは大きなホールになっていて天井から機体が吊されている。

それら全部が貴重な名機。

 

 

世界初の超音速機ベルX-1、映画「ライトスタッフ」でおなじみ。

 

隣に「スピリット・オブ・セントルイス」、リンドバーグが大西洋単独横断飛行を達成したその機体。

 

ドイツのV2ロケットも立てて展示。V1も吊されている。

 

宇宙ものも充実していて宇宙開発を担った実機があちこちに置いてある。

仔細にみていると陽が暮れそうなので軍用機を重視して見物、他はがまんすることを覚悟。

 

別室にメッサーシュミットのジェット機、Me262。

状態がとてもいい。

展示室が狭いので全体を写真におさめきれないのが残念。

 

ジェット戦闘機の歴史については各国の実験機が模型展示、日本海軍の「橘花」も紹介。

スミソニアンはこうした客観的な教育コンテンツをとても重視していることは回るうちによくわかった。

 

第二次大戦の機体展示も凝っていて、ライバル機を並べて展示したり、ミッドウェーやバトル・オブ・ブリテンなど戦場でどう機能したかなどを詳細に解説している。

私の好物、Bf109やスピットファイア、P51など仲良く並べられている。

日本モノは零戦52型。

 

 

リリエンタールやライト兄弟も登場。

操縦シーンを再現するとどういうシロモノかよくわかる。

 

宇宙もののツボはアポロ11号。

 


米国旅行記 #10 D.C.見物 ワシントン・モニュメント

2008年07月13日 | 海外出張記

6日目はワシントンD.C.で起床。

良い天気で気分上々。

ホテルの朝食後、スターバックスでコーヒーとボトル水を購入。

今日のハイライトはスミソニアン博物館。

特に航空宇宙博物館が楽しみでしょうがない。

スミソニアンそのものがいくつかの博物館の総称、空系は中心部と郊外の別館に分かれている。

まずは地下鉄でオベリスク見物。

ランファン・プラザ駅から乗車、チケットは自動販売機で購入。

米国のチケットは料金を指定しておいてお金を入れていく方式、うっかり10ドル札を入れてしまいお釣りを没取された。

構内は薄暗くオレンジ色の照明、エスカレータで深々と下りていく。

スミソニアン駅で下車。

地上へ出るとオベリスクがそびえている。

近づいていくと蒼天に尖塔が突き刺さっているようにみえる。

展望台に上るには事前予約が必要。

近づいていくと想像以上にでかい。

はるかにリンカーン記念堂。

映画でよくみる光景である。

目をこらすと椅子に座ったリンカーン像が確認できる。

合衆国の成り立ちを表象する光景であろう。