扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

初夏の京都 #2 一澤信三郎帆布 

2008年07月02日 | 取材・旅行記

東山三条を下ったところの一澤信三郎帆布でカバンを物色。

 

京都にいた頃、東山通りをバスで京大の方に行く時、「おもしろそうな店があるなあ」と思いつつも買い物をしたことがなかった一澤帆布。

社会人になってから家人の趣味もあって行き出し、近くを通る時には寄るようになった。

トートバックやら小物やら徐々に増えている。

ところが創業者の死去を機に勃発した会社の相続問題、解決せぬまま三男の信三郎氏が新店舗を向かいに開店、泥沼化している。

信三郎ブランドは元祖一澤ブランドの商品とちょっと違っていてデザインが現代風になった。

 

この兄弟喧嘩、結局は職人さんら製作に携わる人たちの処遇とブランド継続がキモ、現場が不幸にならないよう望みたい。

 


初夏の京都 #1 建仁寺あれこれ

2008年07月02日 | 取材・旅行記

初夏の日、京都に遊びに行った。

 

行ったのは建仁寺あたり。

見所がいろいろあるのに学生時代ろくに見物しなかった名刹である。

建仁寺は日本禅宗の祖ともいえる聖地、南宋に留学した栄西によって建仁2年(1202)に創建された。

「建仁」は元号からとられている。

最初期の建仁寺は純粋な禅寺ではなく天台、真言、禅の三宗兼学道場とされていた。

鎌倉中期に南宋の高層、蘭渓道隆が入寺して以来、禅の作法・規則が厳格に定められた純粋な禅寺となった。

今日は気合いを入れて隅々まで見学した。