日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

〈70年代の100枚〉No. 1~13

2008-03-20 | 洋楽
〈音楽夜話〉から独立して、新企画「全米トップ40フリークの70年代100枚」スタートです。ちなみに〈音楽夜話〉は、あくまで洋楽フェイバリット紹介ということで、引き続き力一杯継続します。

さてそれでは早速、「100枚」スタート!
まずはこれまでに、〈音楽夜話〉でとりあげて来た中から、「100枚」に入るアルバムを選定しましょう。

取り上げ順に、
1「グッドバイ・イエロー・ブリックロード/エルトン・ジョン」
2「BAD CO/バッド・カンパニー」
3「フィジカル・グラフィティ/レッド・ツェッペリン」
4「リンゴ/リンゴ・スター」
5「オールシングス・マスト・パス/ジョージ・ハリスン」
6「明日なき暴走/ブルース・スプリングスティーン」
7「噂/フリートウッド・マック」
8「フランプトン・カムズアライブ/ピーター・フランプトン」
9「シティ・トゥ・シティ/ジェリー・ラファティ」
10「シンプル・ドリームス/リンダ・ロンシュタット」
の10枚です。

加えて、当ブログ写真でのみ使われた2枚、
11「エイジャ/スティーリー・ダン」
12「シカゴⅥ~遙かなる亜米利加/シカゴ」
も入れましょう。

文句なしの名盤「エイジャ/スティーリー・ダン」については、すでにいろいろ語ってきましたので、ここでは多くは書きませんが一言。タイトルナンバーの「エイジャ」は、彼らの完璧なスタジオ・プロダクションの中でも間違いなくベスト・トラックでしょう。特に中間部、ウェザー・リポートのウェイン・ショーターのサックスとスティーブ・ガッドのドラムの火の出るようなバトルは、手に汗握る迫力の名演奏です。

「シカゴ」はデビュー作とは思えない充実の「Ⅰ」、「長い夜」収録の「Ⅱ」、「サタディ・イン・ザ・パーク」収録の「Ⅴ」も捨てがたいのですが、「Ⅵ」はアルバムとしてのまとまりの良さに加えて、その後のAORシカゴへの分岐点とも言える初のバラード・ヒットシングル「ジャスト・ユー・アンド・ミー」収録がポイントです。ソフト路線が受け入れられた全米No.1アルバムという点を評価したいと思います。個人的には、ファースト・シングルの「愛の絆」が、中学生時代から今も変わらぬフェイバリットです。

次に〈音楽夜話〉に登場しながら、落選組の説明を。
ビートルズの他の二人、ジョンの「メンローブ・アベニュー」は80年代の発掘盤ですし、ポールの「ビーナス&マース」も個人的好みなら絶対外せませんが、「全米トップ40的70年代の100枚」となると「?」ですね。キャロル・キングも同様、個人的趣味は「ミュージック」でも、100枚に入るのは超有名な「つづれおり」の方ですよね。

という訳で、
13「つづれおり/キャロル・キング」
「イッツ・トゥ・レイト」「君の友達」「ソー・ファー・アウェイ」はじめ、とにかく名曲ずらりの超名盤です。個人的フェイバリットは「ウイル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロー」ですが…。5年以上も米ビルボード誌のアルバム200にランクインしていたという“お化け”アルバムです。ジャケット(=写真)にもあらわれている全体的な暗いトーンはいかんともしがたいのですが、これもまた70年代初頭のシンガー=ソングライターを象徴しています。エルトン・ジョンだって当時は暗かったんですからね。


クィーンは、確実に「100」枚には顔を出すアーティストですが、ブログ登場の「Ⅱ」は全米的にはまだ不発でしたので落選。ロッド・ステュワートは悩ましい。確かに全米No.1ヒット「マギー・メイ」を含むブログ登場の「エブリピクチャー・テルズ・ア・ストーリー」は名盤ですが、「全米トップ40」的にはアメリカに活動拠点を移したワーナー移籍後の方が目覚ましい訳で、とりあえず今回保留にします。
ストーンズもねぇ…。21世紀的後追い評価と個人的趣味なら、文句なく2枚組「メインストリートのならず者」ですが、やはり「全米トップ40」的には悩むところで、これもひとまず保留ということで。
ドゥービー・ブラザースも、候補アルバム複数につき今回保留とします。
ひとまず13枚決定!ふぅ~。