BLOGOSがリニューアルしてコメント欄ができ、昨日の「白い恋人」の件ではPVも昨日1万5千件ほどとかなり上位に位置しながら、複数の方からご批判をいただいているようです(賛同は今は「いいね!」であり、コメントと言うのは批判であることがほとんどではあるのですが)。一部誤解もありそうですので、一応補足説明および“言い訳”をしておきます。
まず、物理的な点。
①吉本興業の上場云々の件
上場廃止は存じ上げています。書き方が悪かったですが、言いたかった趣旨は今上場企業であるか否かに言及したのではなく、上場企業としてJ-SOX法による内部統制監査をクリアしている企業であるということです。ブログでは誤解のないよう少し修正をさせていただきました。
②石屋製菓さんの経営陣の件
例の事件の際に、島田社長が銀行から入ったことも当然認識しております。私が言う「思考過程をすっ飛ばして結論で指示する経営者」は、私自身が銀行にいた経験から申し上げれば銀行という至って官僚的な組織風土で育った管理者に大変多いタイプであり、今回の告訴のやり方を見るに「もしや島田さんもそうじゃないのか」と思い申し上げた訳です。それと社長は外部から招へいしていても、依然として株主構成は同族経営であり外部株主の監視の目に欠ける以上体質と言うものは余程意識して変えていこうとしても難しい、と言う点もあわせて余計なお世話ですが可能性としてご忠告申し上げた次第です。ここを書き込み過ぎると主題からずれる恐れがあったので、説明不足になりました。
③完全な記載ミス
71年と記載した「白い恋人」の発売は76年の誤りでした。ブログ本体は修正させていただきました。
以下本題についてです。誤解のないよう改めて昨日ブログ趣旨を整理して申し上げます。
最初の「白い恋人たち」のくだりは、訴えの趣旨である「模倣」云々に絡んで「白い恋人」に見受けられるネーミングにおける既成商品のイメージ流用を言っています。二番目のラングドシャのくだりは、今回「便乗」を訴えの理由にあげていらしたので、「便乗」と言う意味では御社のその商品も「流行への便乗」で生まれたものではないかと申しあげました。指摘趣旨はヨックモックさんの真似ではなく、ラングドシャ・ブームへの「便乗」です。念のため言えば、いずれも「いけない」とか「法的に問題あり」とは申しておりません。この2点において「流行への便乗」は付随指摘項目です。メイン指摘は、あくまで商品名の大ヒット映画タイトルからの言葉の「転用」によるイメージの「流用」。映画と食べ物というジャンルの違いがあり確かに責めを負うようなものではありませんが、自身もネーミング部分で既存のヒットイメージの力を少なくとも借りて作り上げたブランドであるという点を考えれば、パロディ商品をいきなり訴えるというやり方が果たして適切であるのかということです。これが一番の趣旨です。もちろん映画からのイメージ流用そのものを今さら責めているわけではありません。
地域貢献をしている立派な会社であるとか、地元から愛されているということを知ってるのかとのご指摘もありますが、本件の指摘趣旨である大ヒット映画タイトルからのイメージ転用の件との関係は認めないと考えます。もうひとつ肝心な点として、私は吉本のやっていることについて「ジョークとして受け流したら」という趣旨のことは申し上げましたが、ことの善し悪しには一切言及していません。あくまで石屋製菓さんの対応に対してのみ思うところを述べたまでです。一部で吉本の味方であるかのような捉え方をされているようですが、それは全くの誤解です。
繰り返しますが昨日のブログで言いたかったことは、
『石屋製菓さんが、大ヒット映画からの「イメージ流用」からスタートして作りあげたブランドを「侵害された」と、「イメージ流用」のパロディ商品に告訴という形でいきなりムキになるのはどうなのかな、水面下で穏便に済ますことはできなかったのかな』
ということです。
本件についての説明、“言い訳”は以上です。
ありがとうございました。
まず、物理的な点。
①吉本興業の上場云々の件
上場廃止は存じ上げています。書き方が悪かったですが、言いたかった趣旨は今上場企業であるか否かに言及したのではなく、上場企業としてJ-SOX法による内部統制監査をクリアしている企業であるということです。ブログでは誤解のないよう少し修正をさせていただきました。
②石屋製菓さんの経営陣の件
例の事件の際に、島田社長が銀行から入ったことも当然認識しております。私が言う「思考過程をすっ飛ばして結論で指示する経営者」は、私自身が銀行にいた経験から申し上げれば銀行という至って官僚的な組織風土で育った管理者に大変多いタイプであり、今回の告訴のやり方を見るに「もしや島田さんもそうじゃないのか」と思い申し上げた訳です。それと社長は外部から招へいしていても、依然として株主構成は同族経営であり外部株主の監視の目に欠ける以上体質と言うものは余程意識して変えていこうとしても難しい、と言う点もあわせて余計なお世話ですが可能性としてご忠告申し上げた次第です。ここを書き込み過ぎると主題からずれる恐れがあったので、説明不足になりました。
③完全な記載ミス
71年と記載した「白い恋人」の発売は76年の誤りでした。ブログ本体は修正させていただきました。
以下本題についてです。誤解のないよう改めて昨日ブログ趣旨を整理して申し上げます。
最初の「白い恋人たち」のくだりは、訴えの趣旨である「模倣」云々に絡んで「白い恋人」に見受けられるネーミングにおける既成商品のイメージ流用を言っています。二番目のラングドシャのくだりは、今回「便乗」を訴えの理由にあげていらしたので、「便乗」と言う意味では御社のその商品も「流行への便乗」で生まれたものではないかと申しあげました。指摘趣旨はヨックモックさんの真似ではなく、ラングドシャ・ブームへの「便乗」です。念のため言えば、いずれも「いけない」とか「法的に問題あり」とは申しておりません。この2点において「流行への便乗」は付随指摘項目です。メイン指摘は、あくまで商品名の大ヒット映画タイトルからの言葉の「転用」によるイメージの「流用」。映画と食べ物というジャンルの違いがあり確かに責めを負うようなものではありませんが、自身もネーミング部分で既存のヒットイメージの力を少なくとも借りて作り上げたブランドであるという点を考えれば、パロディ商品をいきなり訴えるというやり方が果たして適切であるのかということです。これが一番の趣旨です。もちろん映画からのイメージ流用そのものを今さら責めているわけではありません。
地域貢献をしている立派な会社であるとか、地元から愛されているということを知ってるのかとのご指摘もありますが、本件の指摘趣旨である大ヒット映画タイトルからのイメージ転用の件との関係は認めないと考えます。もうひとつ肝心な点として、私は吉本のやっていることについて「ジョークとして受け流したら」という趣旨のことは申し上げましたが、ことの善し悪しには一切言及していません。あくまで石屋製菓さんの対応に対してのみ思うところを述べたまでです。一部で吉本の味方であるかのような捉え方をされているようですが、それは全くの誤解です。
繰り返しますが昨日のブログで言いたかったことは、
『石屋製菓さんが、大ヒット映画からの「イメージ流用」からスタートして作りあげたブランドを「侵害された」と、「イメージ流用」のパロディ商品に告訴という形でいきなりムキになるのはどうなのかな、水面下で穏便に済ますことはできなかったのかな』
ということです。
本件についての説明、“言い訳”は以上です。
ありがとうございました。