-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

捨てるなど 畑沢育ちのプライドが許さん

2020-03-17 16:51:15 | 思い出

 小学生時代、低学年を過ぎて3年生にもなると、畑沢の男の子は「自転車のパンクを直せない」などと口にすることができなくなりました。自転車は通学用ではなく学校から帰ってからの遊び道具でした。道は砂利道でしたし、子どもたちの自転車の扱いも悪かったからでしょうか、しばしばパンクしたものです。チューブの質も悪かった可能性もあります。パンクしても大人を当てにできません。大人は野良で仕事をしているし、子どもの相手などする余裕がありません。パンクは自己責任で直さなければなりません。当時、パンク修理のための専門的な道具などは一般家庭にありませんので、作業は困難を極めました。ホイールからタイヤを外すのに大きな力と技術を要します。手当たり次第に適当な物を試して何とか外したものです。後の作業は大したことはありません。小学生でもできました。修理に必要な材料は、「ゴムのり」「やすり」「古チューブ」です。古チューブはチューブを更新するときに大事に保管したものです。

 この技術があれば、ゴム長などの修理は自転車と比べて極めて簡単なものです。いつも穴が開けば自分で直していました。修理できないことは恥ずかしいことでした。畑沢の子ども時代から、今でもそのプライドを持ち続けています。しかし、最近のゴム長はなかなか穴が開きません。穴が開けば、待ってましたと修理をします。我が家にたった一つ修理したゴム長が下の写真です。汚い画面ですが、御容赦ください。これの修理は簡単でしたが、既に3年以上も経ちましたが、全く問題ありません。

 

 ところが、別のゴム長を同じ手法で修理しても直ぐに剥がれてきました。再度、より丁寧な作業で修理しても剥がれました。最近はゴム長と一口には言えない様です。ゴムの姿であっても、全く異なる材料が使われているようです。自転車用の「ゴムのり」では通用しないのではないかと疑い、別の接着剤を使うことにしました。私が日曜大工に使っている接着剤です。結構、接着力が強かったので、ゴム長にも通用する可能性があります。初めての挑戦です。

 

 この接着剤は、自転車用と比べて粘性が高いので、はみ出した部分が実に素人っぽく汚くなりました。しかし、ゴム長は作業用です。体裁にこだわりません。今度、畑沢で水の中で作業するときに、その効果が試されます。

 

 今度、穴が開いた時のために、まだ古チューブを確保しています。

 


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