秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

秋田内陸縦貫鉄道の赤字は2億円

2016-03-19 05:25:49 | 日記
 鷹巣-角館を結ぶ秋田内陸縦貫鉄道。鷹巣も角館もJR線に接続し、JRの駅と供用しているが、経営状況は極めて厳しい。毎年、行政が2億円の赤字額を補てんしているのが現状である。

 秋田内陸線沿線にはこれといった人口集積都市がなく、沿線の人口は減少の一途をたどる。秋田県全体が人口減少、人口流出で毎年13,000人程度の人口減少が続いている。

 秋田内陸線を全線今のままで維持することは難しいといわざるを得ない。全線を廃止しないまでも、利用状況が芳しくない区間を廃止し、バスへ転換することも1つの方法である。極端な話、全線を廃止し、バスへ転換することも将来的にはあり得るのである。

 鷹巣を含む北秋田市、角館を含む仙北市はともに平成の大合併で市制施行された経緯があり、人口集積は低いといわざるを得ない。内陸線沿線にはあまり観光資源がなく、JR線での移動で事足りるといっていいだろう。

 鉄道利用の促進には限界がある。観光資源の発掘や企業誘致を進めないととても鉄道利用の促進にはつながらない。

福岡一極集中へ加速

2016-03-19 04:47:00 | 日記
 福岡市は九州地方のかなり北部に位置し、九州地方最大の人口を有する。九州新幹線が博多-鹿児島中央が全通後、福岡市への一極集中が加速している。

 福岡市は人口150万人を超え、2番目の都市である北九州市との差は開く一方である。北九州市は製鉄業の不振や九州の拠点の福岡市へのシフトに伴い、人口は減少傾向である。

 福岡市は九州の北側に位置し、日本海へ面している。韓国や中国などの日本への入口であるといってもよいくらいである。山陽、九州新幹線の発着駅であり、利便性が高い。山陽、九州新幹線は相互乗入していて、新大阪-鹿児島中央は3時間45分で直結している。

 高速道路は九州自動車道の他に都市高速が整備されている。福岡空港はJR博多駅からほど近く、地下鉄で5分で行くことができ、福岡市の中心部である天神-福岡空港は11分で行くことができる。

 鉄道は新幹線の他にJR在来線や西日本鉄道が走行している。西鉄は西鉄福岡-大牟田でJRと競合している。

 このように福岡市は交通体系が整備され、陸海空の高速交通体系も整備されている。ヒト、モノ、カネの流れが活発になり、経済活動が盛んになり、人口集積が進んでいるものとみられる。

 福岡市では慢性的なオフィスビル不足であるという。博多駅周辺地区と天神地区が福岡市の2大商業地区である。かつて天神地区が一大商業集積地区であったが、博多駅周辺地区が猛烈に追い上げてきている。九州新幹線の全通も追い風となっているようである。

 プロ野球のソフトバンクホークスが福岡市を本拠地とし、ヤフオクドームを本拠地球場としていることも経済の活性化につながっている。

 今後も福岡市への一極集中が続くものとみられる。