2月上旬に投開票が行われた長崎県知事選挙では現職が3選された。
九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)の整備において、同県知事はあらためてフル規格での整備を要望している。
現在、長崎新幹線は途中でスーパー特急形式での整備を挟み、福岡-長崎をフル規格-スーパー特急-フル規格で整備が進んでいる。これだと乗り換えが2回生じ、また時間短縮効果も薄いことから、全線をフル規格で整備し、時間短縮効果を大きくするべきだ。そうでないと整備の効果が最大限発揮できず、中途半端は整備で終わってしまう。
長崎新幹線がフル規格で整備されれば、長崎-新大阪には直通の新幹線が走行する可能性が極めて高く、航空機との競争にも十分太刀打ちできる。そうなれば鉄道の航空に対するシェアが上がることは確実であり、空港の発着枠を他へ振り分けることも可能となる。
問題は財源である。長崎新幹線沿線にある佐賀県では費用負担に難色を示している。佐賀県では新幹線の恩恵を大きく受けないことから、財政負担には慎重になるのは理解できる。この点をどのように解決するかであるが、国がきちんとした方針を示した上で地元やJRとの調整を図りつつ、物事の解決へ導くべきだ。
大きな国家プロジェクトの場合、国が指導的役割を果たすことで、物事をうまく進める手法が重要である。
九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)の整備において、同県知事はあらためてフル規格での整備を要望している。
現在、長崎新幹線は途中でスーパー特急形式での整備を挟み、福岡-長崎をフル規格-スーパー特急-フル規格で整備が進んでいる。これだと乗り換えが2回生じ、また時間短縮効果も薄いことから、全線をフル規格で整備し、時間短縮効果を大きくするべきだ。そうでないと整備の効果が最大限発揮できず、中途半端は整備で終わってしまう。
長崎新幹線がフル規格で整備されれば、長崎-新大阪には直通の新幹線が走行する可能性が極めて高く、航空機との競争にも十分太刀打ちできる。そうなれば鉄道の航空に対するシェアが上がることは確実であり、空港の発着枠を他へ振り分けることも可能となる。
問題は財源である。長崎新幹線沿線にある佐賀県では費用負担に難色を示している。佐賀県では新幹線の恩恵を大きく受けないことから、財政負担には慎重になるのは理解できる。この点をどのように解決するかであるが、国がきちんとした方針を示した上で地元やJRとの調整を図りつつ、物事の解決へ導くべきだ。
大きな国家プロジェクトの場合、国が指導的役割を果たすことで、物事をうまく進める手法が重要である。