秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

ペデストリアンデッキの整備は重要

2023-10-20 04:28:04 | 日記

 大都市で利用者や通行者が多い駅では、自由通路が整備されているケースがほとんどである。鉄道や商業施設などの利用者が歩きやすくすることで、回遊性を高め、商業施設は売上増加につなげやすい。クルマが通行しないので、安全性は高い。

 

 仙台駅や広島駅などには通称・ペデストリアンデッキという歩行者用通路が整備されている。特に仙台駅のデッキは面積が日本一であり、駅舎の東西に整備されている。

 

 デッキを整備することで、道路へ人が流れにくくなり、道路の歩車分離は促進される。この結果、歩行者の安全性は高まり、道路の渋滞は緩和へつながりやすくなる。歩行者は目的地まで道路経由よりも短時間で行き来することが可能である。

 

 デッキを駅改札口や入口、商業施設などに接続することで、人の流れは活発となる。商業施設は来店者や売上増加につなげやすくなり、街ににぎわいが生じやすくなる。

 

 デッキを整備するには、まとまった整備費用がかかるものの、経済効果は非常に大きい。人の集積度が高くても、滞留することはほぼない。大都市の場合、人の流れの分散化は必須であり、過度な集中は避けさせることが重要である。

 


札幌市、2030年五輪招致を断念、34年以降に

2023-10-06 04:25:12 | 日記

 札幌市は2030年に開催される冬季オリンピック・パラリンピックの招致を目指していたが、断念することとなった。合わせて34年以降の招致を目指すことを表明した。

 

 21年に開催された東京オリンピックなど世界的な大会では、当初の予算を大きく上回る支出が問題となっている。25年に開催される大阪・関西万博でも、予算の上振れが確実となっていて、問題となっている。

 

 21年の東京オリンピックにおける金銭や収賄問題が発生した。このことで札幌冬季オリンピックの開催を目指すには、障壁が高く、札幌市は開催招致を断念し、34年以降の開催を目指すこととした。

 

 現在、建設が進められている北海道新幹線の新函館北斗-札幌間は31年春に延伸開通する予定である。現段階において、建設工事は遅れ気味であり、開通は遅れる可能性が高まっている。札幌オリンピックが34年冬の開催になれば、同新幹線の開通は開催までに間に合う可能性が高まる。

 

 30年冬季オリンピックは3都市が招致に名乗りを挙げている。札幌市が開催都市に選ばれる可能性は低いわけではないものの、1度開催していることもあり、優位であるとまではいえない。

 

 近年、人口減少や少子高齢化により、労働力人口が減少している。国内ではいろいろな産業で、人手不足が深刻化しつつある。北海道ではラピタスによる大規模工場建設や同新幹線の札幌延伸工事により、労働力が確保しにくくなっている。24年から建設業における時間外労働時間の上限強化のため、以前よりも多くの労働者を確保しなければならない。

 

 同市が冬季オリンピック招致を34年以降に延期することは地元住民や国民が考え直す良い契機となる。