現在、北海道新幹線は新青森-新函館北斗(北斗市)で営業運転をしている。新函館-札幌が延伸工事中であり、工事が順調に進むと、2031年春には開通となる。トンネルが多く、難工事部分も少なくないため、ひょっとすると開通が遅れる可能性もあり得る。
同新幹線は現在、毎年100億円以上の赤字を計上している。青函トンネルの維持管理費が大きく、寒冷地特有の除雪対策も必要だ。さらに同新幹線の運賃が高いこともあり、利用率が低く、23%程度である。20年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、利用率は10%を切り、7~8%になるものとみられる。
新青森-新函館北斗の通常料金は新幹線の特急料金込みで7,720円である。えきねっとでは最大50%程度下がり、3,750円である。フェリーでは青森-函館が2,000円台後半であり、新幹線の通常料金の半額以下である。
同新幹線の札幌延伸に過度に期待してはいけない。札幌まで延伸しても、航空からシフトはさほど期待できず、シェアは10%程度となる可能性が高い。青函トンネルを通行できる本数に制約があり、現在でも13往復しか、運行されていない。貨物列車との3線軌道での併用であり、やむを得ない。
札幌延伸後、新函館北斗-札幌は1時間強に短縮されるが、運賃の値上げは確実である。同新幹線は東北新幹線よりも、50%ほど料金が高い。JR北海道は経営赤字続いているので、さらに値上げされることもあり得る。高速バスの料金格差は大きくなることは確実である。
同区間において、人口集積地は札幌を除くと、小樽くらいである。小樽でさえ、人口減少が激しく、市内すべてが過疎地に指定されている。新小樽駅(仮称)は小樽市郊外に位置しているので、利用しやすいとはいえない。小樽-札幌は函館線や高速バスの本数が格段に多く、新幹線へのシフトはほとんど期待できない。
札幌延伸がされると、JR函館線の函館-小樽はJR北海道から経営分離され、第三セクター化される。長万部-小樽は廃線もあり得る。現在、経営形態を検討中ではあるが、新幹線だけで十分と地元が考えると、決してないわけではないことである。
同新幹線の利用促進は必須である。えきねっとをフル活用することで、思い切った割引率の乗車券を発売することで、高速バスやフェリーから利用者をシフトさせることが必要だ。新幹線は1日の運行本数が多く、定時性に極めて優れいてる。遅れはめったになく、年間の平均遅延時間は1分以下である。それだけ日本の新幹線は定時運行、安全性に優れている。新幹線は開業以来、死亡事故が発生してないことも、利用しやすい大きな選択肢の1つである。
同新幹線は現在、毎年100億円以上の赤字を計上している。青函トンネルの維持管理費が大きく、寒冷地特有の除雪対策も必要だ。さらに同新幹線の運賃が高いこともあり、利用率が低く、23%程度である。20年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、利用率は10%を切り、7~8%になるものとみられる。
新青森-新函館北斗の通常料金は新幹線の特急料金込みで7,720円である。えきねっとでは最大50%程度下がり、3,750円である。フェリーでは青森-函館が2,000円台後半であり、新幹線の通常料金の半額以下である。
同新幹線の札幌延伸に過度に期待してはいけない。札幌まで延伸しても、航空からシフトはさほど期待できず、シェアは10%程度となる可能性が高い。青函トンネルを通行できる本数に制約があり、現在でも13往復しか、運行されていない。貨物列車との3線軌道での併用であり、やむを得ない。
札幌延伸後、新函館北斗-札幌は1時間強に短縮されるが、運賃の値上げは確実である。同新幹線は東北新幹線よりも、50%ほど料金が高い。JR北海道は経営赤字続いているので、さらに値上げされることもあり得る。高速バスの料金格差は大きくなることは確実である。
同区間において、人口集積地は札幌を除くと、小樽くらいである。小樽でさえ、人口減少が激しく、市内すべてが過疎地に指定されている。新小樽駅(仮称)は小樽市郊外に位置しているので、利用しやすいとはいえない。小樽-札幌は函館線や高速バスの本数が格段に多く、新幹線へのシフトはほとんど期待できない。
札幌延伸がされると、JR函館線の函館-小樽はJR北海道から経営分離され、第三セクター化される。長万部-小樽は廃線もあり得る。現在、経営形態を検討中ではあるが、新幹線だけで十分と地元が考えると、決してないわけではないことである。
同新幹線の利用促進は必須である。えきねっとをフル活用することで、思い切った割引率の乗車券を発売することで、高速バスやフェリーから利用者をシフトさせることが必要だ。新幹線は1日の運行本数が多く、定時性に極めて優れいてる。遅れはめったになく、年間の平均遅延時間は1分以下である。それだけ日本の新幹線は定時運行、安全性に優れている。新幹線は開業以来、死亡事故が発生してないことも、利用しやすい大きな選択肢の1つである。