Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

“天空の白鷺”の衣替え完了まであと2年☆ 2012年12月26日

2012-12-26 22:11:38 | 日記・エッセイ・コラム

今朝のNHKあさイチ“JAPAなび”で初めて知った!横山哲也・大阪局アナがナビゲーターのユージを100周年を迎える新世界界隈を案内していた、小生はテッキリ大阪生まれと思っていたが、大坂・天王寺地区にある通天閣屋上に鎮座して、新世界の顔である“ビリケンさん”がなんとアメリカ生まれだとは知らなかった!今ではビリケン神社もあって、ビリケンさんの足の裏をさすると何やら御利益(ごりやく)があるそうな!・・・

本家Billiken は1908年に芸術家フローレンス・ブリッツが彼の夢枕に出てきた“幸運の神様”を目に見える像に作り上げたもので、世界中に流行したらしい、なんとセントルイス大学バスケットボール・クラブのマスコットであると初めて知った!放射線状の通りが集まる中心に位置する、初代の通天閣にはフランスのエッフェル塔をイメージしたデザインを取り入れている、新世界が100年前から、なんと欧米文化を多く取り入れたハイカラな場所だと始めて知った!・・・

小生、最近になって、行って見たいと虎視眈々狙っていた観光スポットがあった、そこには、ここ5年ぐらいはご無沙汰しているが、過去何回も行っている、昨日、家内に、一緒に行って見ないか?と誘ったが、『あた寒い、行かへん!一人で行っといで!』と断られた、小生、早昼食べてからJR加古川駅発12時30分頃の新快速電車に乗って、住み慣れた加古川を暫しあとにした、鉄道の旅など何年ぶりだろうか?片道320円の一人旅に出た、往復640円の旅に出た、新快速でひと駅の旅に出た、総人口536000人の大都会“姫路”に、束の間の“乗り鉄”気分を味わいながら旅に出た、そう今、改修中の国宝・姫路城へ行った!・・・

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大河・市川を過ぎると、車窓から改修中の“天空の白鷺(しらさぎ)”が姫山にそびえていた!JR姫路駅北出口の改札口を出ると、駅前周辺一帯には大工事が進んでいた、工事中の塀の窓から覗くと、駅前50mロード“大手前通り”の先の姫山に天空の白鷺が鎮座していた、50年に一度行なわれる今回の修復は2009年10月に始まり2015年3月に完了する予定である、駅前周辺には色んなショッピング・ストリートが縦横に伸びているが、その中でも最も賑わう“みゆき通り”を懐かしくて少し覗いてから、また大手前通りへ戻って、姫路城へ急いだ!・・・

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1949年(昭和24年)頃から、播州一帯には“戦後復興のシンボル”としてボロボロだった白鷺城修築の署名運動が湧き起こり国に働きかけた、小生が確か小6だった1956年(昭和31年)に、天主群“昭和の大修理”が始まり、8年間かけて1964年(昭和39年)に完了した事は小生の記憶の中にハッキリ憶えている!なんと、大天主に至っては、すべて取り壊された!天守閣の素屋根を含め、全ての建物は一度解体されて、25mもある木曽の大杉が使われる、3本の大黒柱は取り替えられた、また使える部材は修復され再度組み立て直すという大規模な解体復元修理であった!・・・

1993年(平成5年)には法隆寺とともに日本初の“世界文化遺産”に登録された!今回進行中の“平成の保存修理”は主に大天主の瓦の葺き替えや、壁の補修を中心とした、50年に一度行なわれる本格工事であると位置づけられている、大手門手前にある“桜門橋(さくらもんばし)”の南迎えに立ち並んでいた土産物さんの古い軒並みがスッカリ新しく様変わりしていた!・・・

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大手門をくぐると広大な三の丸広場が広がっている、その右手すぐ東隣には姫路市立動物園が見えている、左手上方に目をやると、4代姫路城主・本多忠政(1575~1631年、元・伊勢桑名藩主)が長男・忠刻(ただとき、1596~1626年、享年31歳で病死)の正室・千姫〔1597~1666年、2代将軍・徳川秀忠とお近(ごう)の長女〕のために築造した広い居住空間“西の丸”の長い白い土壁が広がり、彼女の住い“化粧櫓”がそびえている!7歳から豊臣秀頼の元に政略結婚させられていた千姫は、ずっと大坂城に人質に取られていた、大坂夏の陣で秀頼が亡くなり、千姫は豊臣家から助けられるようにして、良縁実った忠刻のもとに嫁いできたようである!・・・

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正面には威圧するように“天空の白鷺”が目の前にあった!入城口で400円の入場券を買い、頑丈 な“菱(ひし)の門”をくぐったら二の丸に通ずる、室町の永正(えいしょう、1504~1520年)年間、城主・赤松(小寺)則職(のりもと)の抹殺を企てていた家臣・青山鉄山の動きが奥女中のお菊によって察知された、これを知られまいと鉄山にはめられ、殺害された忠臣・奥女中のお菊が投げ込まれた“お菊の井戸”がその二の丸にある、その井戸から毎夜「一枚、二枚、三枚・・・」と皿を数える恨めしや~~のお菊の声が聞こえて来る!鉄山に1枚隠され、10枚あるはずの赤松氏家宝の皿が一枚足らない!この“播州皿屋敷”の怪談話が今に伝わる!・・・

二の丸から、“りの門”を抜けて“本丸”へ登って行った!そもそも、この姫山には、1333年以来、播磨の豪族・赤松則村(円心)が陣取り平山城(丘城)を建て、赤松氏が長年治めていた、しかし播磨・中国侵攻、毛利攻めのため進出してきた羽柴秀吉が、姫路生まれの秀吉の参謀・黒田孝高(よしたか、別名は官兵衛)の勧めで、1581年、姫山に三層の居城を正室北の政所ねねの兄・木下家定に託して築城している!ちなみに、平成26年には岡田准一主演のNHK大河ドラマ“軍師・官兵衛”が始まりますぞ!・・・

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ちなみに1601年より築城を始め、1609年に、現在ある5重6階地下1階の連立式天主を完成させたのは、関が原の合戦(1600年10月)後、播磨52万石を受けた初代城主・池田輝政であった、それ以来、池田氏→本多氏→榊原氏→松平氏→本多氏→榊原氏→松平氏→酒井氏と城主が変遷し、1868年に最後の城主・酒井忠邦が倒幕連合軍に無血開城するまでの300年の間に、姫路城は31人の城主が代わるという儚(はかな)く厳しい歴史を辿っている!・・・

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本丸に着き、自販機から施設見学券200円を買い求め、姫路城大天主修理見学施設“天空の白鷺”の1階ホールに入った、そこから一気にエレベーターで天守閣が目の前に見られる最上階8階まで昇っていった、すでに素屋根の葺き替え、シャチホコのリニューアルを含め天守閣の工事はすべて終わっていた、これからは階下へ階下へと工事が進んでいくことだろう!ここに来て、IXYのバッテリーがほとんどなくなり、すべて映像が撮れるかは定かでなくなってきた!・・・

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8階から階段で2層部分が見られる7階まで降りていった、8階と7階からは白鷺の目線で観られる素晴らしい“Egret's Eye View ”を見下ろすことが出来た、眼下には千姫が化粧をしたり身づくろいしながら、西の丸・化粧櫓から観てたパワースポット天満宮が鎮座する男山の森があった、淡路島の方角に目を向けると“明石海峡大橋”が望めた、そして再度エレベーターに乗り込み1階ホールへ降りて行った、各階には姫路城の歴史を視聴覚で観られる展示がされていた!・・・

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菱の門手前から右に登る坂道を上がって行き、広い庭が広がる西の丸へ廻った、多くの御付きの部屋を覗きながら、なが~~い百間渡櫓廊下を巡り、最後に、小窓からの日差しを受けて、猫がピッタリ主人に寄り添い、娘・勝姫(かつひめ)とカルタ遊びに興ずる千姫が30畳以上はあるだろう化粧櫓の広い部屋に居た、誰も居なくなったその部屋に小生一人たたずみ、その微笑ましい光景を時の過ぎるままに魅入っていた!・・・

その時5時の閉館を知らせる“蛍の光”の曲が流れてきた、スリッパから靴に履き替えて城をあとにした、城下で家族のために、全国菓子大博覧会で茶道家元賞を受賞した、高砂屋“三左衛門”白あん饅頭を買ってから、夕闇迫り木枯らし吹き荒(すさ)ぶJR姫路駅への帰路を急いだ!・・・

今、NHKラジオが賑わっている、今日の衆議院本会議で第96代首相に首班指名を受けて発足した第2次安倍内閣の閣僚達の深夜に渡る記者会見が次々と続けられている、行け~~~!安倍内閣よ、安倍政権よ、そして、各閣僚達よ、安倍晋三総裁を支えて、少なくても4年の任期を全(まっと)うして、安倍晋三総裁率いる自民党の長期政権をつくってくれ~~~!強い日本の未来は貴方達閣僚の双肩に託された!ファイトいっぱ~~~つ!・・・

そろそろ小生も年賀状作成に取り掛かることにしよう、まだバッサリやりたい大木2本が残っている、掃除もして断シャリもしたい、では読者の皆さん、本年中、小生のようなつたないプログを講読していただきありがとう御座いました、小生の巳年である来年2013年平成25年も、皆さんにとって幸多き新年になりますようにお祈りいたします!・・・

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