Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

原因不明の免疫異常~女のリウマチ~その2! 2016年5月13日

2016-05-13 11:03:08 | 日記・エッセイ・コラム

何故、関節が壊(こわ)れるのか?それがリウマチの謎だった!それはズバリ、原因不明の免疫異常だった!我々の関節は“滑膜(かつまく)”と呼ばれる膜に包まれている!この滑膜を体内の“免疫細胞”が攻撃し始めることが、リウマチの切っ掛けだった!攻撃を受けた滑膜には、おのずと破裂と痛みを伴う炎症が起き始める!内視鏡カメラで膝の関節を撮影した映像を診ると、炎症が始まった頃は、まだ滑膜の膨張も小さく、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)を繋ぐ膝関節の軟骨の表面が綺麗に見えている!・・・

   

しかし、炎症が酷(ひど)く成ると、ボロボロに滑膜の形は崩れてしまい、ズタズタに切り裂かれた暖簾(のれん)ようになって軟骨の表面を覆ってしまうほどの変化が起こってしまう!炎症が起こった滑膜からは、一見して悪そうな“炎症性サイトカイン”と云うタンパク質が大量に出現する!このサイトカインが症状を更に悪化させていく!まずサイトカインは骨を壊す“破骨細胞(はこつさいぼう)”に命令した!すると破骨細胞は骨をどんどんトンネルを掘るようにして蝕(むしば)んでいく!更にサイトカインは軟骨を溶かす酵素を増やすように指示する!すると軟骨が見る見るうちに破壊されていく!こうして、症状がどんどん進み悪化の一路を辿った!関節の軟骨が侵食されると、次に関節の変形が進んで行った!・・・

        

慶應義塾大医学部リウマチ科の竹内勤教授が提供した、リウマチ発症後21年に成る患者の両手のX線写真を観ると、右手親指第2関節の骨が破壊され大きくズレて脱臼までしてい居るのが分かる!花燃ゆで椋梨藤太役を演じた内藤剛志が『何故?自分が自分を攻撃し始めるのか?知りたい!こんなに関節の変形までのメカニズム分かっているにもかかわらず、何故?早期発見はもとより、リウマチの原因が分からないのだろうか?』とコメントした、ここでスタジオに、関節リウマチの専門医である東京医科歯科大学の宮坂信之名誉教授が登場した!よお!待ってました!・・・

  

まずMCであるイノッチこと井ノ原快彦(よしひこ、39歳)が教授に、その1に登場した岐阜の松浦さんの例を挙げて訊ねた『関節の痛みが我慢できず、整形外科を訪ねても、リウマチではない?X線撮影も血液検査も異常がないと診断されたのは何故なんですか?後日、他の医療施設で血液検査で受けて、初めて関節リウマチと診断されたのは遅くありませんか?』、血液検査で全てが分かる訳ではないと前置きしてから、宮坂教授が答えた『普通、手の腫れ方、何処が腫れているかなど、複合的に合わせて、専門科の先生が観れば、早期に診断することは不可能ではないです!専門でなければ、少し遅れてしまう傾向にあります!』、余り答えに成ってなかった・・・

  

内藤が訊ねた『発症してどれくらいで、分かるものなんですか?』、宮坂教授『今は6か月以内で見付けて治療するようになってます!』、これまた的外れだ、中谷プレゼン『先程、原因が分からないとおっしゃってましたが、関節リウマチの原因は判らないもんなんでしょうか?』、宮坂教授『そうですね、免疫の異常で起こると分かってますが、それ以上のことは余り分かって居ない、免疫とは病気の防御機構であって、外から入って来た病原体を異物と認識して攻撃するが、リウマチの場合、関節組織自体が攻撃のターゲットに成ってしまう!?それ故、関節が破壊されることに成る!今の治療法は、如何にして免疫機構の攻撃から関節組織を守るかに絞られている!』、そんなもんか?・・・ 

中谷プレゼンが“発症のきっかけ”なるものが在るとボードを提示して番組進行を先へ進めた、ストレス・出産・怪我(けが)・手術、4つの発症の切っ掛けが在った!宮坂教授『この4つ全ては、いずれも免疫のバランスを崩すものである!それらによって、病気を悪くすると言われている!それ以上の細かいメカニズムは分かって居ません!』と締めくくった、井ノ原が言った『出産がその原因になるならば、昔から若い人にも、このリウマチの発症が少ないのは何故なんでしょうか?』、宮坂教授が答えた『一つは、関節炎が出て気づくまで時間がかかるので、早くても30前後に成る!もう一つは、40代・50代の方もかなりの数、発症してますが、閉経期にも要注意です!』、何だか“4つの発症のきっかけ”から話がズレ始めた!・・・

 

中谷さん、次に行ってみよう、中谷アナが今日のポイント、早期発見につながる“リウマチの初期症状”へ話を進めて行った、リウマチの初期症状をシッカリ把握するために、最もリウマチが現れやすい手の図を提示した、次に紙をめくって初期症状が現れやすい5本の指の第2・第3関節と手首に在る10カ所のポイントが赤いマークで塗られて明示されていた!これら10カ所には、“朝のこわばり・身に覚えのない痛み・柔らかい腫れ”の症状が現れると指摘した!この症状は指の第一関節には出ることはほとんどなく、外されていた!この様な症状が、腱鞘炎を含む、いずれか一つでも、2週間以上続くと、病院に行った方が良いとされていると宮坂教授が指摘した!・・・

   

では、どのような治療を受けて行けばいいのだろうか?どうやら劇的な効果が期待できる薬が登場して来るようだった!そのことは、次回の“女のリウマチ~その3”で追及して行こう!40年前に発症した小生の家内は、これまでに薬が色々変わったらしいが、今は、15年間毎日、飲んで来た“リウマトレックス錠剤”と、2週間に1本 “バイオ(生物)製剤~アクテムラ注射”をうって貰って、何ら日常生活に困らず、リウマチと上手に付き合っている!では、次回をお楽しみに(@^^)/~~~・・あっ、明日14日(土)午前10時前から、西公民館で始まるメタボ教室“太極拳体操”の予定が入ってる、特定保健指導利用券と老人健診結果持参を忘れず、遅れないように行かなくっちゃ!・・・

 

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