Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

晴れて今日裁判員制度が幕開けされる☆ 2009年5月21日

2009-05-22 17:34:59 | 日記・エッセイ・コラム

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今日関東首都圏にも2人の新型インフルエンザ感染者が確認された、今月11日から18日までニューヨークで開かれた“模擬国連全米大会”に都内3校から引率教員1人とそれそれ2名ずつ参加し19日に帰国していた、洗足学園に通う東京都八王子市と神奈川県川崎市のそれぞれ1人づつの女子生徒が20日から高熱と喉の痛みを発症し入院隔離された、今夜になって京都市でも朱雀第三小学校5年男児が発症し京都府での初めての感染者が確認されている、日本屈指の観光地・有馬温泉街の老舗の旅館ホテルにキャンセルが相次ぎ休業に追い込まれるなど大きな悪影響が観光業界に及んでいる・・・

この度の弱毒・低病原性なる新型インフルエンザの潜伏期間は最大7日間と発表された、感染者に濃厚接触していたとしても、インフルエンザらしきものを発症しても発症前日から9日間経っても38℃以上の高熱が出なければ、それは季節性のもので心配には及ばないらしい、何処かの心無いものから川崎市にある洗足学園に50件もの中傷電話が寄せられているらしいが、風評被害以外の何ものでもない!!いいかげんに急(せ)かず慌てず静観に徹し過剰反応は控えるべきであるまいか・・・

思い返せば小渕恵三内閣時代(1998年7月30日~2000年4月5日)の1999年7月に始まり森嘉郎内閣(2000年4月5日~2001年4月26日)を経て、小泉純一郎内閣(2001年4月26日~2006年9月26日)の初年度2001年7月までの間に司法制度改革審議会で意見書の骨子がまとめられ、更に小泉内閣の下その意見書に基づき法案“裁判員の参加する刑事裁判に関する法律”が国会に提出され、2004年5月21日に輝かしい成立の日を迎えた☆その法の中で規定された“裁判員制度”が永い年月を経て2009年5月21日から施行される運びとなった☆☆ヽ(^。^)ノばんざ~~~い☆☆

『法律の知識いりません、日常生活通りに判断してください!!裁判の7割は3日以内、9割が5日以内に終わります!!』の触れ込みで、いよいよ今日から無作為に選ばれた国民が裁判員として刑事事件裁判に参加して、これまでだらだら無駄に時間を費やしていたが、国民が納得行く量刑(刑を量定し刑の程度を具体的に決め裁判所で言い渡される判決)が得られるまで、“公判審理”を短期集中にして迅速化を計る“裁判員制度(裁判官3人+裁判員6人)”が最高裁が65億8000万円の予算を投じて始まった・・・

またこの裁判員制度に合わせて忘れてならないのは、これまた無作為に選ばれた11人の“市民(これまでは‘くじ’で選ばれた11人の衆議院議員だった)”が、無実の市民を容疑者としてあげ脅迫し自白に追い込む、時には事件をでっち上げ調書を勝手に捏造(ねつぞう)してお手柄を立てようとする悪与力とつるんで悪事を働く“悪町奉行”〈 小生って必殺仕事人の観すぎだろうか(・・? 〉 たる検察官を起訴して裁く“新・検察審査会制度”も同時に始まったことである、これまでこのことは“理由なき不起訴”としてうやむやに片付けられていた!!なんたることか!!

裁判員制度スタートのこの日を記念して東京・虎の門の何処かのホールで法曹三者代表・最高裁の山崎敏充(としみつ)事務総長、最高検の樋渡(ひわたり)利秋検事総長、日弁連の宮崎誠会長が集まり記念講演をぶち上げている!☆『国民参加の不安を吹き飛ばし、裁判官と裁判員が率直に意見を述べあってこの制度を良いものにして行こう!☆』とこの門出の日を祝ったとさ☆☆

この制度は今日始まったが昨年11月末までに全国の29万5000人が裁判員候補者としてもうすでに選ばれている、その内7万人ほどが振るい落とされて22万人が裁判員として務めることになるらしい、これから一つの刑事裁判事件につき50~100人が初公判の6週間前に呼び出し状にて召集されて、その中から6人が絞れ込まれるらしい、と言うことは少なくても今年度一杯は・・・否、当分の間、間に合っていると言うことになるかもである、また次ぎの機会に期待することにしよう・・・

この制度に参加するとありがた~い特典がつく☆☆召集されると日当8000円が出る、晴れて裁判員に選ばれると、ななな~~~んと10000円が頂ける☆☆しかし守秘義務に違反すると懲役6ヶ月もしくは50万円以下の罰則(3年後この裁判員制度は見直されるが、すでに懲役刑削除が提案されている)が課せられますぞぉ~~~・・・

これまでにも起訴された刑事事件はたっぷりあるようだ、初日の今日も被告4人が起訴された4件がこの裁判員裁判の対象事件として3地検(地方検察庁)で上げられている、青森地検の強盗障害事件が1件、秋田地検の建造物等放火未遂事件が1件、千葉地検での殺人未遂と強盗障害事件の2件である、これからも毎日毎日全国各地でネタが尽きないほど対象事件は起こるであろう・・・

刑事裁判の充実と迅速化を図(はか)る故に、この裁判員制度の重要な比重を占める“公判前整理手続き”と呼ばれるものがあるが、それは何かと言えば第1回公判前に予(あらかじ)め裁判官、裁判員、検察官、そして弁護士が非公開で地検なり地域支部に一同に集まり、事件に関する採用証拠資料と証人を整理し、事件の争点を絞り込む協議をしその後の審理計画を立てると言うものである、この工程を踏むことは裁判員にとって事件のポイントとなる情報が得られ大きな指針となる・・・

兵庫県には神戸地検本庁の下に9つの地域支部〔伊丹、尼崎、明石、柏原、姫路、社(やしろ)、滝野、豊岡、洲本〕がある、ちなみに兵庫県の場合は神戸地検に上げられた刑事裁判事例が裁判員裁判の対象になるであろう、そして大阪高等裁判所を本庁とする神戸地方裁判所の下に地検と同様に9つの支部と14の簡易裁判所がある、多分呼び出された加古川市民は神戸地方裁判所か姫路支部か社支部あるいは明石支部への出廷となるのではないだろうか?加古川にも加古川簡易裁判所がある、第一審裁判所である簡易裁判所でも時には軽い刑事裁判が扱われるということなので、ここへも出向くことがあるのだろうか?・・・

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