Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

タンパク質パワーが足りないと、一大事~その2! 2017年6月1日

2017-06-01 14:26:41 | 日記・エッセイ・コラム

先週5月30日から交流戦が始まったが、31勝20敗1分けでセ・リーグのトップを行く我が広島は西武のホーム、メットライフで3連戦を戦い、2勝1敗と善戦した!明日2日からズムスタにロッテを迎えて3連戦が組まれている、明日の先発は久里亜蓮(25歳、岡山理大高、亜大)と涌井との対決となる!ここに来て調子を取り戻した広島に健闘して貰いたい!そして願わくば、今年こそ是非、日本一目指して突き進んで欲しい!・・昨夜10時ごろから、ここ加古川に似合わない雷雨が轟き荒れた!今夜も大気の状態が不安定になり、同じ10時頃から雷鳴がゴロゴロ鳴り響き始めた!・・・

さて、本題に進もう・・1996年以来なされてきた、アメリカでのリサーチによると、身体の中のタンパク質量は、お年寄りの健康に深く関わっていることが判明してきた!例えば、心筋梗塞などの冠状動脈性心疾患を発症すると、寝たきりや要介護にも繋がりかねない!アメリカで65歳以上のお年寄り4116人を4年間追跡調査したところ、4.0g/dL以下ではタンパク質量が低く低栄養と見なされるアルブミン値が、低い人は高い人に比べて、心臓病の危険度が、男性で1.2倍、何と女性では2.5倍も増えていたのだ!・・・

  

更に、アルブミン値は肺炎との関係にも大きく関(かか)わっていた!厚生労働省・呼吸器感染症研究班の調べによると、65歳以上のアルブミン値3.5g/dL以下の肺炎患者50人と、3.5以上の肺炎に掛かっていない110人のアルブミン値を調べるっていと、アルブミン値3.5g/dLと低い人たちの肺炎の掛かりやすさが、何と9倍にもなって居た!でも、タンパク質が不足すると、心筋梗塞や肺炎が起きやすくなるとは、肉などの蛋白源豊富な食べ物以外に、一体どの様な理由があるのか!?肉以外の何物でなかった!ズバリ、肉を始めとするタンパク質源豊富な食品摂取の不足である!・・・

      

では、肉(タンパク質)が、身体に及ぼす影響とは!?具体的に観ていくこととなった!すると、スタジオに肉を咥(くわ)える人形が入って来た?口から肉が身体の中に入ると、一旦、胃の中でバラバラに分解され、アミノ酸となる!そして腸の中で吸収されると、バラバラになったアミノ酸が組み立て直されて、様々な形のものが形作られる!?これ等、50万種類以上もののある全部を、総称して“タンパク質”と呼ばれる!一つ一つとっても不思議な姿のタンパク質だが、実はこれらのこそが、我々の身体の形成に大切なものであった!・・・

      

そこで、一体如何云うことか?スタッフは、兵庫県佐用町に広がる播磨科学公園都市の理化学研究所へ飛んだ!小生、この播磨科学公園都市のことを数回、ブログに取り上げたことがあるが、1991年から日本原子力研究所と理化学研究所が共同で建設を始め、1997年から運転を始めた高光度光科学研究センターである!そこにはスーパー顕微鏡で物質を原子・分子レベルまで、形や機能を調べることの出来る世界最高性能を誇る大型放射光施設“スプリング8”が君臨する!エントランス入り口で、タンパク質研究のユニットリーダー、山本雅貴さんが出迎えてくれた!その施設の原理はこうだ、円形の施設の中で、ほぼ光のスピードまで加速させた電子をぐるぐる回転させ、超強力な光を発生させる!この光をタンパク質の物質にぶつけると、その姿・形がクッキリ露わになって見える仕掛けだ!・・・

      

スタッフがそれらを見届けるたいと願い出ると、山本雅貴・理学博士が施設内を案内してくれた!その現場までの移動手段は自転車移動になっていた!さあ、いよいよスプリング8のスーパー顕微鏡が捉えたタンパク質の姿が明らかになる!10万分の1ミリの大きさのタンパク質の姿が出た~~~!棒の先端に歯車が二つ付いたような“ミオシン”だ、三つ編みの紐の束のような“コラーゲン”、マリモ玉の様な“フェリチン”、粘土を張りぼてに積み上げたような“シャペロン”、腎臓から出た尿管が膀胱と前立腺と交わり、その先に二個のタマタマがぶらさがっている様な“キネシン”など、そこには色んな生命の働きを司る体内のマシーンとして一番重要な物質タンパク質が様々の形で写っていた!・・・

       

スタジオでは文恵姉御が先程の人形模型を駆使してタンパク質模型をはめ込んでデモンストレーションを始めた!歯車の溝が上下に刻まれた筋肉の模型に、ミオシンの歯車をピタッとはめ込まれると、筋肉が動き始めると云うタンパク質の働きの仕組みを再現させた!次に肺炎を起こす肺炎球菌に、忘れたのか?文恵姉御は名前を明かさなかったが、ヒトデの様な3本足のタンパク質がソケットの様に張り付き、それが目印になって、菌の掃除屋“マクロファージ”が肺炎球菌を食べてくれ、肺炎を予防し治療してくれると云うデモンストレーションでもあった!また心臓から各臓器に張り巡らされている血管も、ほったらかしにしていると、直ぐボロボロになるが、この血管に巻き付いて心臓などの臓器を丈夫にして守ってくれるのが“コラーゲン”と云うタンパク質である!・・・

 

この様にしてタンパク質は人間の健康を司る重要な“免疫システムを支える抗体の材料”の役目を担っていたのだ!さあ、野菜中心の食事に拘(こだわ)らず、それ以外にも、どんどん肉を喰って、タンパク質を摂って健康に成ろう!・・次回は“10食品群チェックシートで低栄養を防ぐ!”のタイトルでお贈りしましょう!乞うご期待を・・・

 

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