Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

龍馬伝、第19弾 “さらば高杉晋作!” 2010年10月10日

2010-10-10 21:57:38 | 日記・エッセイ・コラム

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この度、土佐藩傘下に置かれ海運貿易会社を営み土佐藩を海から援護することとなった“海援隊”の設立にあたって、乾堂がその事務所兼倉庫となる物件を用意してくれた、その場所へ英四郎が龍馬を案内してきた、「ここが兄が使おうても良かと言うてくれた離れですたい!」、営業開店前の突貫工事が急ピッチで行なわれていたがぜよ・・・

新規採用された社員等のための説明会が龍馬、惣之丞や陽之助等の経営者側幹部によって始まった、皆んな!集まりや~~!海援隊の未来に情熱をギラギラ燃やした新人社員達が勢揃いした!龍馬が挨拶に立った『仲間が増えたのう!』、陽之助が言った「皆んな自分の藩を脱藩したもんばっかりや!」、『脱藩したもんが集まることにより!誰の命令にも縛られることのう!自由に活動出来るがじゃ!』、わし等はこれから何をするがですろうか?・・・

『運輸!砂利!陶器!開拓!つまりエゲレス語で言うところのビジネスぜよ!』、惣之丞が続いて説明した「これからは土佐藩の後ろ盾があるき!亀山社中の時より以上に大商いが出来!自分等の食い扶持(くいぶち)は自分等で稼いで行くがじゃ!」、龍馬が付け加えた『けんど!それは表向きのこと!わし等が目指すは土佐と薩長を結び付け!大政奉還を成し遂げることじゃ!』、はい!はい!・・・

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『これから!わし等は亀山社中の名を捨て!海援隊と名乗るがじゃ!』、英四郎がその屋号が書かれた段幕を広げた!『海から日本を守る海援隊じゃ!』、お~~!『陽之助!』と龍馬は合図する、陽之助が赤・白・赤の海援隊の二曳き(にびき)の旗をスルスルと揚げたがじゃ!お~~!『これが海援隊の旗じゃ!』、お~~!立派じゃのう!次に陽之助が一枚の書物を広げた!『これが海援隊規約じゃ!ここに居る仲間等は助けおうて行かなぁいかん!』・・・

『仲間同士が脚をひっぱったり!我がまま勝手は許さん!勿論!勝手に腹を斬ることは断じて許さん!ええのう!』、はい!『惣之丞!頼むき!』、惣之丞が音頭を取った「我等!海援隊の旗揚げじゃ~~~!」、お~~!お~~~!力を合わせてやるがじゃ~~~!お~~~!・・・その盛り上がった現場に弥太郎がやって来た「喧(やかま)しい!喧しい!おまん等!」と怒鳴った、お~!弥太郎かえ!・・・

「おい!皆んな!土佐商会の岩崎弥太郎じゃ!」と太郎が新規採用者達に紹介した、「呼び捨てにすな!わしゃ!土佐商会の主任じゃぞ!“海援隊”じゃと!?大層に!また格好つけよって!」、龍馬が声を掛けた『おう!弥太郎!ええ名前じゃろう!』、弥太郎は声を張って言った「わしゃのう!後藤様の御名でお前等の銭勘定を任せられたがやき!金の出し入れ!儲けの計算!土佐藩からおまん等に払う給金!一切(いっさい)!わしが仕切っちゃるがじゃ!」、お~~!・・・

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龍馬も感心した『給金も出してくれるかがか!弥太郎!』、「後藤様に感謝しいや!」、『ほなあ陽之助!あれを弥太郎に渡しや!』、「そうや!」、そうじゃ!そうじゃ!陽之助は何かを取りに行った、弥太郎は期待した「菓子折りでも出すがかえ?そうじゃのう!世話になるもんには礼をせんとのう!」、陽之助が戻って来て「これ!頼んまっさ!」と言って紙の束を弥太郎に手渡した、「何ぜよ!?これ!」、請求書の山じゃった!・・・

龍馬が弥太郎の耳元で甘く囁いた『亀山社中の頃からの附けが、ようけい貯まっちゅうがじゃ!よろしゅう頼むけ!』、陽之助も「宜しくお願いします!」と言ってその場を離れた、龍馬がこことばかりに『弥太郎!もう一つええがか?』、「えっ!ちょっと待ちや!」、『船が欲しいがじゃ!』、「船!?」、弥太郎の肩に手を廻し『わし等、海援隊の船じゃ!ボロ船ではいかんぞ!』、『皆んな!この岩崎弥太郎様がわし等、海援隊のために!日本を駆け巡る蒸気船を!用意してくれるがぜよ!』、「待ちや!待ちや!」、お~~!よ~~!弥太郎様~~!日本一~~~!・・・

後藤象二郎が長崎奉行所に呼ばれておった、「土佐藩の後藤象二郎殿がお見えになりました!」、後藤が現われ、外国との窓口である長崎の政務を司り、西国諸藩の監視役を務める朝比奈昌広長崎奉行兼外国奉行の前に正座した、「土佐藩の脱藩浪士!坂本龍馬なるものについて訊(たず)ねたい!伏見奉行所の知らせでは寺田屋にて奉行所の捕り方2名を射殺し!長州藩士と思われる男と共に逃亡!更に朝敵である長州と薩摩の同盟を手引きした不届き者である!」・・・

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『わたくしの知っちゅう坂本龍馬は我が土佐藩の列記とした藩士で御座いますけ!万が一にも!そのような大罪を犯す者とは思われません!』とキッパリ象二郎は跳ね除けた!「ならば!伏見に居った脱藩浪士の坂本龍馬とは何者ですか?」と朝比奈は攻めてきた、『坂本の名を語る別人に御座いますろう!』、「まあ、後藤様、おひとつ如何じゃ!長崎名物カステーラじゃ!象二郎は声を荒げて言った『土佐藩参政であるこの後藤の言葉をお疑いとは無礼千万!で御座いませんろうか?』・・・

後藤は乱暴にカステーラを一切れ摘まんで口に砲ばった!食べ切れが畳みに落ちる行儀の悪い食い方じゃった!『お奉行とて許しませんぞ!今後いっさい坂本の詮索は御免願いたい!』と象二郎は立ち上がり帰ろうとした、「ならば!この龍馬の逃亡を手助けしたというと言う女子について後藤様はご存知ですか?」、『知らん!』象二郎は立ち去ろうとする、「お龍と言う女子も長崎に居るという噂がある!もう一つ如何じゃ?」とカステーラを差し出し食い下がった、『そんな女についても知らん!』、また行儀悪くカステーラを砲ばった!その時、朝比奈の指を噛んだ!「痛か~~!」、象二郎の去ったあとにはカステーラが散らかっていたがじゃ・・・

土佐商会では弥太郎がお慶さんを前にして、荷受台帳を調べておった、『あ~~!大豆は~いらん!綿花は~いらん!』、「綿花も!」お慶がクレイムした「久留米の綿は上質なんですよ!今、買い占めておけば必ず値が上がりますばい!」、『否!アメリカも内乱が終わったきのう!また綿花を作り始めるじゃ!値が上がるどころか暴落ぜよ!これからは石炭じゃ!大浦屋!』、「石炭!?」・・・

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『実はのう!あるところで石炭が見付かったがじゃ!相当な石炭が埋まっちゅうらしい!何時までも外国に頼っちょっては!日本の金が出て行くばっかりぜよ!自前の石炭でまかなうことが出来たら大儲け出来るろう!』、「何処で石炭ば見付かったと!?」・・・そこへ土佐商会に用有りで立ち寄った龍馬が中へ通されてきた、「才谷梅太郎が来たき!」、『こんにちは!』、「さあ~!才谷梅太郎が来たき!」と溝渕は得意気に龍馬を屋敷内に案内してきた、『こんちには!』龍馬が周りに挨拶しながら・・・

『ここが土佐商会の主任の部屋かえ!』、龍馬は書類棚から睨(にら)みを利かせている弥太郎に気付いた『オッ!弥太郎!』、「なんじゃい!」、『おっ!お慶さんではないかえ!』、「こんにちは!坂本さん!」、すかさず溝渕が言った「龍馬が後藤様と手を握ってくれたお陰で!長崎の商人と取引き出来るようになったがじゃ!」、弥太郎が龍馬に吐き捨てた「わしはのう!おまん等の附けまで全部!払おうて!船まで捜しちゃったぜよ!」と調達した船の資料ファイルを龍馬の前に叩き付けた!・・・

『オッ!見付けてくれたかえ!』、「そいはのう!大洲(おおず)藩が持っちゅう“いろは丸”言うぜよ!大洲藩はのう!船を譲るわけにはいかんけんど!貸すならええと言いゆう!」、「新型船ねえ!」、お慶も溝渕も魅入った、「なかなかのもんじゃのう!」、「溝渕さんも船に詳しいかと?」、「わしか?全然分からん!あっはははは~~!」、龍馬も気に入った『ええ!これはええ船じゃぞお!この船にするき!』、「交渉するがはこれからじゃ!」と弥太郎が付け加えた・・・

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早速!龍馬は海援隊商会に戻り、仲間に知らせた!『皆んな!わし等の船が見付かったぜよ!』、お~~!船が!?『“いろは丸”160トン!蒸気帆船じゃ!』、お~~!早や!よう見付かったのう!そこへ英四郎がやって来て伝えた「坂本さん!坂本さん!」、『どういた?英四郎!』、「後藤様から連絡がありまして!」、『後藤様!?』、「はい!」、『どいた?』、「お龍殿のことで!」、『お龍!?』、「はい!」・・・

その夜、帰宅した龍馬はうつ伏せに寝転びお龍が背中に施してくれるエステに身を任し、考え事にふけっていた、「どないして!黙ってはるのですか?」、龍馬はぼそぼそ話し始めた『おまんをここで住まわして置くわけにはいかん!後藤様が奉行所を抑えたと言うたち!わしが許されたわけでないがやき!何時何が起こるか分からん!おまんの身にもなあ!』、「えっ?」、龍馬は起き上がった『お龍!下関へ行ってみんかえ!』、「下関!?」・・・

『そうじゃ!長州に居ったら幕府は手を出せん!それに下関には!おまんも、よう知っちゅう三吉慎蔵殿が居るがじゃ!』、「いやどす!」、『おまんのことが心配ながじゃ!もう寺田屋の時のように!おまんを巻き込みとうないがじゃ!』、龍馬は優しくお龍の手をとって言った『頼む!お龍!わしの頼みを聞いてくれ!』・・・『頼む!』、お龍はうなずいてくれた「分かりました!」、『うん!うん!すまんのう!』、笑えよお・・・

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龍馬とお龍が下関に着いたがは、慶応三年の季節が冬から春へと変わる頃じゃった!『お~~!ここかえ!ははは!ありがたいのう!こんな部屋まで用意してもろうて!』、「はい!」お龍は久しぶりに龍馬と旅に来て嬉しそうじゃった!そこは廻し船問屋を営む豪商・伊藤助太夫(すけだゆう)邸の“自然堂”と言う離れじゃった、そこへ「坂本さん!」大急ぎで三吉がやって来た!「坂本さん!坂本さん!」、『あっははは~~!三吉さ~~ん!』、「お元気そうでなによりじゃ!」、『三吉さんこそ!寺田屋では命を助けてもろうて!誠っこと!ありがとう御座いました!』・・・

「坂本さんは長州の大恩人じゃありませんか!お龍さんも坂本さんの女房らしゅうなってきましたね!」、「おちょくらんといて下さい!」、『あっははは~~!あ~~!三吉さん!木戸さんは何処に居られるがですろうか?高杉さんにも早よう会いたいがぜよ!』、「木戸様は見舞いに行っておられます!高杉様のお具合がもう!」、『えっ!』・・・

高杉は労咳(ろうがい、肺結核)と言う不治の病に犯され、うのと言う女性の世話になって、残り少ない余生を送っていた、高杉はその日も激しい喀血の苦悩を耐えていた!ゴボ!ゴボ!ゴボ~~!木戸はただ見ているだけであった!木戸よ!高杉に優しい言葉の一つも掛けられないのか!そこには弱弱しい高杉が龍馬等の来訪を縁先で心待ちにしておった!うのの案内で龍馬とお龍が庭先まで通されてきた、「こちらで御座います!」、懐かしさを噛み締めて高杉と龍馬は見詰め合った!『高杉さん!』、「よう!坂本さん!待っちょりました!」・・・

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『寝ちゃせんでええですか!?』、横から木戸が口を挟んだ「坂本さんが来ると言って床を上げさせたんだ!医者から養生せいと言われちょるのに!」、「養生しょうが!しまいが長生きは出来んです!好きにさせてつかわさい!うっううう!おのう!茶を出して差し上げ!」、「はい!」、お龍が携えてきた長崎名物カステーラをおうのにそっと渡した、『ほんなら!わしも遠慮は止めちょきます!』と言って部屋へ上がり込んで高杉の前にどっかと胡坐(あぐら)をかいた!「それでええ!」高杉も喜んで居ったがじゃ・・・

『高杉さん!わしゃのう!長崎で海援隊言うもんを作ったがじゃ!』、「海援隊!?」、『表向きは土佐藩のために働く隊じゃけんど!ほんまの目的は異国や他藩と交易しながら大政奉還を目指すがじゃ!』、「土佐藩とは仲直りしたんですか?」、土佐の後藤象二郎ゆう参政がのう!わしが目指す大政奉還の考えに乗ってくれたがじゃき!』、「そりゃ!誠か!?」、『はははは~~!』、龍馬は木戸に向き直り両手をついて言った『木戸さん!改めてお願いがありますき!長州も土佐藩と共に大政奉還を目指しては貰えんでしょうか!』、「容堂公は何んと?」木戸が訊いた・・・

『容堂公にはまだ、この話は伝えちょりません!容堂公を動かすには長州藩!薩摩藩!など力のある藩を土佐の味方にする言うことを示さんといけません!そのためには!まずは長州が!』、木戸が話を折った「無理じゃ!僕達は朝敵のままなんじゃ!何を言うても相手にされん!ならば!力ずくで幕府を倒すしかないんじゃ!」僻(ひが)み根性丸出しの情けない木戸だった!『木戸さん!薩摩は今!朝廷に訴えかけちゅうがです!長州を朝敵とした勅命を撤回して頂く様!』・・・

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「もう同じことを何度も言いとうない!」木戸は立ち上がり出て行こうとした!木戸はいつも!このようにネガティブな考えしか出来なかった!これでぬけぬけと維新の三傑と言われたものだ!これこそ撤回すべきである!「木戸さん!はあ~!はあ~!」・・・高杉はあえぎながら木戸を呼び止めた!「僕の遺言と思うて聴いてくれ!」、「何じゃ?」木戸は縁先に直立した、高杉は龍馬を気に留めながら語り始めた・・・

「坂本さんは奇跡を起こしてくれた!馬関の戦いは!奇跡じゃった!土佐藩の参政が大政奉還を目指しちょると言うのが誠じゃとすれば!それは奇跡のような話じゃ!容堂公も厳君と言うお方であれば!時世を観る目をお持ちのはず!大政奉還の建白(お上に申し出ること)へと動き出すかも知れん!木戸さん!坂本さんの起こす奇跡に我等、長州も懸けてみてはどうじゃろうか!否!今一度!懸けてみて欲しいんじゃ!」高杉は咳き込みながら頭を下げ木戸に訴えかけた!ゴボ!ゴボ!ガッハ!ガッハ!アッハ!アッハ~~~!・・・

木戸は耐え切れずその場を逃げ出そうとした!これこそ“逃げの桂小五郎”の正体を諸に現した瞬間じゃった!あの夜、新撰組の襲撃を受け池田屋から逃げたした腰抜け小五郎の姿が蘇って来た!『木戸さん!待ってつかわさい!』龍馬はそうはさせず!と木戸を追って捕えた!『木戸さん!高杉さんはあと!どればあ生きられましょうか?』、「医者は桜を見せたい言うちょる!」嵐のリーダー大野智のような顔をした木戸はうつむいて言った!『木戸さん!高杉さんは桜らあ観たいと思うちょらせん!高杉さんが観たいがは新しい時代に相応(ふさわ)しゅう生まれ変わった!そうゆう日本の姿ぜよ!』龍馬は子供を諭(さと)す様に木戸に言い聞かした・・・

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木戸は駄々をこねた子供のように泣きべそをかきなが言った「あ~~ん!あ~~ん!そげなことは僕も分かっちゅう!この国を一刻も早く生まれ変わらすためには武力で幕府を倒すことしかないんじゃ!」、『木戸さん!けんど!けんど!高杉さんは!』、そこへ元奇兵隊の平民の群衆が駆けつけてきた!どうか!どうか!お通し下さい!お通し下さい~~!「この家には近づいてはならぬ!と御触れが出とるはずじゃ!」と木戸が邪険にも民衆を恫喝(どうかつ)した!木戸よ!長州の恥さらしもええ加減にしときや!・・・

「隣村の者で御座います!」、「高杉様のお姿を一目見とうて!」、「高杉様にこれを差し上げてください!」、『おまん等!奇兵隊のもんかえ!』龍馬は直感した!はい!皆んな高杉様の病いが治るように!毎日お百度を踏んじょります!高杉はうのと縁先で彼等の声を有り難く聴いていた!どうか!お願いします!お願いします!高杉様~~!高杉様~~~!と呼び続けたがじゃ!・・・

だが!卑怯者で!どうしょうもない!馬鹿垂れ木戸貫治がぬかした!「高杉はもう奇兵隊の隊長ではない!お前達のことは伝えとく!けえれ!」、けえれじゃと!鬼!悪魔!(これは小生のコメント)、せめて!これだけでも!と籠の中に丁寧に載せられたの山を差し出した!よろしゅう頼みます!よろしゅう!よろしゅうお願いします!何度も何度も頭を下げながら高杉を慕う民衆は去って行った!龍馬は高杉に寄せられた民衆の熱い思いに触れ感激の涙が止らなかった!人でなしの木戸も何故か泣いておった、どうせ嘘泣きじゃろう・・・

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その頃、引田屋では、弥太郎が井上将作等、大洲藩の重役を接待して“いろは丸”を貸してくれと談判しよったがじゃ!何故かほぼ全員が葉巻をプカプカ噴かしておったがじゃ!『いろは丸が大洲藩の大事な船じゃ言うことは!よ~~!分かっちょります!けんど!折角、蒸気船を持っちゅうのに運航させようがは年に数回!ハッキリ言って!宝の持ち腐れですろう!』、「それは!わし等の勝手やけん!他藩にとやかく!」・・・

この日の弥太郎は弁舌が冴えていたがじゃ『ええですろうか!皆様!』、注ぎや!注ぎや!弥太郎は芸子をせきたてた!『いろは丸を土佐藩に貸してもらえたら!そこに書いちゅう通り!航海のたんびに賃料を貴藩に払うがです!その上!賃料に加えて!いろは丸を使おうて商売をしゆう!儲かった分の何割かも貴藩に渡すとまで言いゆうがです!わしは!こんなええ話が何処にありますろう!ほほほほ~~~!』、注ぎや!注ぎや!芸子に拍車をかけ酌を促す・・・

『分かっちょります!大洲藩にとって!いろは丸は大事な!大事な!船じゃき!人に貸して万が一!傷でも付けられたら!そりゃ~~!えらいことじゃと!よう~~!分かっちゅう!けんど!けんど!心配ご無用!どうか!どうか!いろは丸を土佐に貸してつかわさい!』名演説じゃった!弥太郎は左右にキョロキョロ目を動かして重役等の顔色を伺うてから、座り直して駄目押しした『どうか!いろは丸を土佐藩に貸してつかわさ~~~い!』と土下座したがじゃ・・・

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下関では、高杉が龍馬をさそうて砂浜の波打ち際までやって来た、『お~~!はははは~~!あ~~!綺麗じゃのう!はははは~~~!』、杖にすがり膝から崩れかかる高杉を龍馬が支え起こす!『大丈夫かえ!』、「いや!いや!病人の我がままにつき合わせてしまって!すいません!」、『何を言いゆう!高杉さんと、こうして散歩出来るら!これは下関に来た甲斐があった言うもんぜよ!』、はははは~~~!二人は楽しそうに笑い、龍馬が高杉を抱き抱えるようにして歩いていった・・・

一方、高杉邸ではおうのとお龍が二人で仲良く高杉のための漢方薬の葉っぱを磨り潰しておった、『坂本さんと高杉さんは、ほんまに、よう似てはります!』、「はあ!そうですねえ!何時!命を絶たれても!おしゅうない!お二人とも!そげな覚悟をした目をしていらっしゃいます!」、お龍も同感してうなずいた・・・

砂浜の二人に中継のカメラを切り替えよう、高杉は漕ぎ舟に腰掛けて言った「海援隊か!良い響きだ!」、『海から日本を守る海援隊じゃ!わしゃ!この海援隊で新しい世を切り開こうと思うちょるがじゃ!』、「新しい世!」、『戦に勝ったもんじゃのうて!日本を!日本人を!幸せにしようとする志しの高いもんが国の政(まつりごと)を担う!そうゆう世の中をのう!』、「あ~~!そりゃあ!ええ!あっ!そりゃあ!ええ!」高杉は感激してうなづいた・・・

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海に小石を投げながら龍馬が言った『わしは必ず成し遂げられると思うちょる!高杉さんのお陰でのう!』、「えっ!僕の!?」、『高杉さんが作った長州の奇兵隊には!身分の差らあ!なかったがじゃ!侍も!商人も!百姓も!一緒になって自分の国を守ろうとしちょった!これこそが!これこそが!新しい日本の形じゃと!わしは確信したがぜよ!』、「いや~~!嬉しいのう!わしは希望を託せるお人に会えた!」はあ!はあ!あえぎながら「坂本さん!日本を頼みます!」高杉は龍馬に頭を下げた・・・

『うん!うん!』龍馬は高杉の肩に両手を置いて心に強く誓った!「ウハははは~~~!僕の出番はもう終わりです!あとは酒を飲んで!三味線を弾いて!面白おかしく!暮らしたい!・・・あの世でねえ!高杉晋作は!そう言う男ですけん!」、『そうかえ!そうじゃのう!』龍馬はそのまま素直に高杉を受け入れた!『ははは~~!』、「うはははは~~~!今日はええ日じゃ~~!」、『まっこと!ええ日じゃ!』、まっこと!よく似た運命を持つ二人じゃった!・・・

高杉邸から帰宅した龍馬とお龍は伊藤助太夫から間借りした屋敷に落ち着き、暫(しば)し二人っきりの甘い新婚生活を味わっていた、その夜、龍馬はお龍を呼んだ『お龍!』、「はい!」、さあ!子作りに励もうか!とは言わず!『人は、どういて死んでしまうがじゃろうか!?天がおまんの役目は終わったと思われちゅうきやろうか?』と訊ねた、「そうかも知れませんねえ!・・・そやけど!人の死と言うものは終わりだけやないと思います!その人の役目を!志しを!受け継ぐものにとっては始まりでっさかい!」・・・

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『そうじゃのう!』龍馬はうなづいた『その通りじゃ!どんな時も前に向かわんといかんじゃけ!』龍馬は盃をグイッと飲み干した、そしてお龍がその盃に酒を注いだ、その時、「坂本さん!」と呼ぶ声がした!助太夫の番頭じゃった、「坂本様にお客様がいらっしております!」、『わしに!?』、『龍馬!』、そこにやって来たのは中岡慎太郎じゃった!『中岡!おまんも下関に居ったがかえ!』、「ああ!木戸さんに会いに来ちょったがじゃ!」、久しぶりの再会である・・・

『お龍!寺田屋でおまんも会うたことがあるろう!土佐の中岡慎太郎じゃ!』、「すまんけんど!お龍どの!ちっくと龍馬と二人にしてくれんかのう!」、「あっ、はい!」、「すまんちゃあ!」、『どういた?中岡!』、「龍馬!聞いたぜよ!海援隊いうもんを始めたそうじゃのう!大政奉還を目指して!」、『そうじゃ中岡!おまんも海援隊に加わらんかえ!?』、「否!わしゃ!ええ!坂本龍馬が海援隊を作るやったら!わしは“陸援隊”を創ることにする!」、『陸援隊!?』・・・

「目指すは!力による倒幕じゃ!徳川を討つ!この、わしの考えは龍馬!おまんも分かっちょったはずじゃ!」、『わし等の願いは徳川幕府の世を終わらせ!日本の新しい仕組みを創る!そうじゃろう!』、「ほうじゃ!」、『そのためには!わしは大政奉還が一番ええ手立てじゃと思うちゅう!」、二人は酒を酌み交わした、「わしは違う!戦さしかないと思う!」、『分かった!おまんは、おまんの、やりたい様にやったらええ!わし等は道を違ごうても!目指すところは同じなんじゃき!』、「わしはやるぜよ!」、『わしも!おまんには負けんぜよ!』、二人は乾杯を交わした・・・

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お龍を下関に残して龍馬は長崎に戻っていた、弥太郎が海援隊商会にやって来るなり言った「わしに礼を言いや!龍馬!」、どうやら、いろは丸の交渉が決まったらしい!『分かっちゅう!』、「大洲藩には船の借り賃を払わんといかんじゃけんのう!おまん等には稼ぐだけ稼いでもらわんといかん!」、『おまんの苦労には必ず報いちゃるけえ!』、『皆んな!集まりや!海援隊の初仕事じゃ!』、仕事!おお~~!『岩崎殿!仕事内容を皆にお願いしますき!』・・・

「おまん等の初仕事は大洲藩船“いろは丸”の操船じゃ!四月の十九日に長崎の港を出て!五日後の四月二十四日!大坂の大洲藩蔵屋敷まで積荷と人を運ぶ!」、お~~~!「積荷はのう!米!砂糖!乾物等がじゃ!して大坂からは生糸と酒を乗せて長崎に戻って来るがぜよ!上手ういったら!大儲けじゃ!」、お~~~!慶応三年四月!大洲藩との契約が成立し!いろは丸は遂に海援隊が動かすことになったがぜよ!・・・

龍馬の手紙が高杉とうののもとに届いた“高杉さん!わしは高杉さんに感謝しちゅう!高杉さんばあ太う生きとる人間をわしは他に知らんがぜよ!わしも高杉さんのように己の命を燃やして志しを成し遂げようと思うちゅう!”うのに支えられ床に起き上がって文面を追いながら高杉とうのはむせび泣いて居った!その時、庭先に「高杉様~~~!」、奇兵隊の民衆がやって来た!・・・

「高杉様!わしら皆んな!高杉様が御大将の頃!奇兵隊で働かせてもろうたもんで御座います!」、「ここに近づくなと言われちょったんですけんど!こないに桜が咲いたのを観て!皆んな!高杉様と花見がしたいと!」、そうじゃ!「どうしても!お顔が観たいと!」、そうじゃ!「言い付けを破ってしまいました!高杉様~~~!」、高杉晋作の信頼は相当なもんじゃたがじゃ!♪やっとれ!どっこい!やっとれ!どっこい!♪ 高杉の三味で花見の宴が賑やかに続いていったがじゃ!意識が薄らぐのを堪えながら高杉は三味線を爪弾いた・・・

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出航前の船上で龍馬もとに奇兵隊の旗が届けられた!『皆んな!用意はええか!』、はい!はい!「出航~~準備!よ~~し!錨!よ~~し!」、「錨!上げ~~え!」、「錨!上げ~~~え!」、高杉の志しを受け継いだ龍馬は“奇兵隊の旗”を帆柱のロープに固く結び付けた!『高杉さん!ありがとう御座いました!』、高杉がひとり浜辺に来て海に向かって両手を掲げ声を上げて泣いていた!「坂本さん!あとは!頼みます~~!」そして膝から押し寄せる波に崩れていった・・・

慶応三年四月十四日(1867年5月17日)、高杉晋作は29年の生涯を閉じた!けんど!その魂は!すでに龍馬の中にあったがじゃ!遺言により、高杉の遺骸は奇兵隊ゆかりの地、下関・吉田の地に運ばれ“東行庵”横に埋葬された!松下村塾同門2歳下の伊藤博文が高杉をこう評した!“動けば雷電のごとく!動けば風雨のごとし!”、龍馬暗殺まで!あと7ヶ月!・・・

10月11日!遂に大河ドラマ“龍馬伝”がクランクアップして!そのセレモニーがNHK局内で行なわれたそうじゃ!昨年8月26日岩手県ロケからクランクインし、10月5日に1本目の収録に漕ぎ付けて以来!龍馬を通して幕末の動乱期の感動を我々視聴者に再現して頂いて感謝!感謝の連続である!11月28日放送の第48回“龍馬の魂”で最終回を迎えるらしい!脚本:福田靖、演出:大友啓史、音楽:佐藤直紀、そして福山雅治、香川照之、真木よう子、伊勢谷友介、寺島しのぶ、近藤正臣、武田鉄矢等全キャスト!の皆さん本当にお疲れさんでした!☆・・・

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