路の途中

35歳からジョギングを始め、今もゴールを目指してさまよい続ける市民ランナーの記録。

野辺山完走記6 10㎞から35㎞

2008年05月22日 22時27分55秒 | Weblog
○10㎞から35㎞
 野辺山のコースは5㎞から20㎞までの15㎞で標高が1355mから1908mまで一気に上る。(553m)この上りはまだまだ元気なので焦らずにスローペースで走り続ける。しかし、1908M(コース最高地点)は気のせいか空気が薄いような気もする。傾斜走も合わせてこんなにスローペースなのに脈拍は結構早くなっている。この上りはやはりきついのだろう。エイドステーションがすぐにやってくる。坂本さんの助言通り、早めはやめの補給を心がける。ウエストポーチに入れたカロリーメイトも少しずつ食べる。
 20㎞から25㎞までの5㎞では約400Mも一気に下る。昨年はここの下りで一気に遅れを取り戻そうと調子に乗って走り抜けたため膝をやられた。今年はそのてつを踏まないようにスピードを上げないように注意しながらとことこ下りる。やはり予想通り、他のランナーに抜かれる。あまりにも多くのランナーに抜かれるので少しペースを上げたくなる。しかし、ここで少し上げて後で走れなくなったら(膝を壊したら)悔やみきれないだろうと思い直しゆっくりペースをキープする。急がない、ペースを上げない、無理をしない、人と比べない など自分に言い聞かせ後半まで体力と精神力をキープしようと心がけた。
 25㎞から35㎞は緩やかな上り下り。膝にかすかな違和感を覚えながらも軽快に走り続ける。35㎞のエイドステーション直前の1㎞程は走りたくなくなるような上りだが、そこは無理せず早歩き。無事に35㎞にたどり着いた。
 35㎞のエイドでお汁粉を頂きながら、「去年はここでリタイアしたんだなぁ。今年は無事にここを通過しようとしている。」とこの1年間で成長した自分を感じることが出来て感無量だった。
「さて、行くか!」
 自分にとって初体験の35㎞以降に踏み出した。

野辺山完走記5 スタートから10㎞

2008年05月22日 21時59分06秒 | Weblog
○スタートから10㎞
 スタートして少しすると右に折れる。その辺りには沿道に多くの応援の方がいた。午前5時からレースでこんなにたくさんの方が声をかけてくれるのは感激です。宿泊施設の方なのかもしれませんが関係ない人にまで温かい声援を送ってくれます。
 スタートして初めのうちは結構密集状態。後から私を抜かしていくおじさんが左から私にぶつかっていった。「ウルトラで人にぶつかる程急いでどうするんだ!」と心の中で思ったが、新鮮な空気と山の風景が心を落ち着けてくれました。
 とはいっても、霧というかガスというかで昨年ははっきりと見えた野辺山天文台がほとんど見えない。遠くの八ヶ岳の山々もあまり見えない。「去年はこの先できれいな富士山が見えたけど今年はどうかねぇ。」と話すランナーの声も聞こえてくる。そんな中でも景色のよいところに来るとたくさんの方がデジカメで記念撮影をしていた。「デジカメを身につけて走るなんて重くないのかなぁ。」と思いながらhimeさんのことを思い出す。
 初めはふらっとだったコースもだんだんと5㎞過ぎから上りになってくる。更に進むと未舗装の不整地。小石がごろごろしている。1年ぶりなので石の道の走り方も忘れていた。気がつくとどうやらみんなと走っている場所が違うようだ。皆さん轍のように小石が少なくなっているところを走っている。私は盛り上がった石の上を踏みながら走っていた。(あほか!)気がついた後は轍を走る。それでも、石を踏むと足首をひねりそうになる。後半疲れた状態で同じ状況になったら、持ちこたえきれずに捻挫は確実だろう。
 初めのチェックポイント。10㎞地点にやってきた。
10㎞→1:04:18
 キロ6分半から7分を目標にしていた私にとってはまずまずのペース。頑張らない、ペースを上げない、人と比べない ということを何度も頭の中で繰り返して走り続けた。