○毛呂乃(1-0)
注目の初日だが、場所前から日本全土を揺らしていた毛呂乃には緊張も波乱もなし。「くっ、しっかりたってましたとも。ええ、そりゃもうしっかりと」と苦もなく盤石の相撲で当然の白星。「苦もなく」と書かれることを見越してわざわざ報告初めに「くっ」と足しているあたり、余裕の心にくさ。幕内全員が白星発進のなか、今後どのような展開を仕掛けるのか。
○金精山(1-0)
場所の前日にはおいしいものを食べて栄養をつけてから場所入りする力士が多いが、「焼肉の食べ放題に行ってきたせいか、なかなか順調な滑り出し」と景気づけにはやはり肉。まだまだ若いところを見せつけてまずは1勝目。
○玉椿(1-0)
金精山が焼肉なら、玉椿はとんかつ。「近所にボロボロの外観で、ちょっと入りにくい雰囲気のとんかつ屋があるんだけどさ。きのう思い切って行ってみたら、店が汚くて値段はやたら安いのに、ちゃんとラードで揚げてるっぽいんだよね。高級な肉使ってるわけじゃないんだろうけど、衣がうまいの。ありゃいい店見つけたよ。店の外観にびびってた過去の自分に説教したいね」と大満足。「きのうは店でいちばん高い800円のロースかつ定食にしたんだけど、つぎは580円のふつうのとんかつ定食にしてみるよ。なんか学食みたいな価格設定だし、これは毎週通うかもしれんわ」