まらずもうブログ

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令和四年のまらずもうを振り返る

2022-12-31 09:00:00 | 協会からのおしらせ

― さて、きょうは大みそかということで、玉椿委員に今年のまらずもうを振り返っていただきましょうか。

(玉椿) 「もう大みそかか。40代後半になると一年があっというまだね。なにもしないうちに一年が終わってしまったよ」

― そんなじじいみたいな話はいいんで、今年のまらずもう界について語ってください。

(玉椿) 「一月は幕下だった琴金舟が、十一月には幕内にあがって優勝してた、以上」

― まあ、今年は琴金舟の一年でしたよね。

(玉椿) 「若くて勢いがあるのが琴金舟だけだからな。ほかの力士は加齢による衰えにどう抵抗するかって戦いになってる」

― 老化にも個性って出ますよね。

(玉椿) 「んじゃきょうは各力士がどう老化と向き合ってるかを見てみようかね」

 

<金精山>

(玉椿) 「金精山は加齢を言い訳にせず、若い頃と同じ戦い方を貫いているイメージだ。たとえば」


・名古屋場所千秋楽 勝ち

 終盤戦になって連戦の疲れが隠せない金精山。調子は下降気味だが、横綱としての意地を見せたいところ。「千秋楽、意地でも勝ってやるという意気込みで臨み、ウナギに酢鶏まで食って、イメージトレーニング」とやれることは全部やるが、ここまでやってもなかなか勢いがつかない。しかし、苦しい体勢になってからが金精山の真骨頂。大関時代を彷彿とさせるような粘りに出て、最後はどうにか勝利。きれいな勝ち方とは言えないが勝利への執念を見せつけ、昨年五月場所以来の優勝を決めた。

・夏場所初日 負け

 休場明け最初の一番。普通だったら慎重な相撲を心がけそうなものだが「昨日酒飲んで変な時間に寝てしまい、その時はギンギンだったものの、寝直したらアルコールの効果もきれたのか全く無反応」と、丁寧とか慎重とかいう取り口とは真逆、酒をのんだあと二度寝という豪快な相撲。結果的に負けてしまったものの「最年長力士だけにこういうところにガタが来ているようにも思うが、まあ、もともとスロースターターだけに慌てることはないようにも思う」と勝ち負けはあまり気にしていない様子。


(玉椿) 「勝率はだいぶ下がってきてるが、戦い方そのものは変えてない。うまいもの食って、うまい酒のんでればなんとかなるってスタイルだ。このスタイルで横綱にまでなったんだからへんに変える必要性も感じてないんだろう」

― あと、この寒いのに全裸スタイルをやめないですしね。

(玉椿) 「彼が服を着はじめたら、自身の老いを認めたってサインなんだろうな」

 

<玉椿>

― 玉椿関は戦い方が変わったんですか?

(玉椿) 「健康に気をつかうようになった。食べるものも変わってきたよ。油ものがだんだん食えなくなってきて、高血圧だから塩分も控えなくちゃってんで、毎朝、切り干し大根の酢漬けとか食ってるんだぜ。あと毎日血圧を測ってる」

― そこまでしてなんで勝てないんですか。

(玉椿) 「そんなんじゃ追いつかないくらい老化のスピードが速すぎるんだよ」


・九州場所四日目 勝ち

「んまあ、勝ちでいいか」と歯切れの悪い勝ち判定。「いや、布団から出るときから微妙な感じで、どうしようかな?って迷っててさ。中途半端な相撲の勝敗判定って、悩みだしたら考慮時間がいくらあっても足りないだろ。とりあえず朝の血圧測定のほうを忘れる前に済ませちまおうってんで、腕に圧力かけてるうちにだんだん勃起が強くなってきてさ、まあ勝ちでいいやって気分になってきた」 この判定の妥当性はさておき、これは血圧計に性的興奮を覚えたのだろうか? あるいはカフの締め付け感が快感だったのだろうか? 不思議な相撲だがとにかく2勝目。


(玉椿) 「ま、こうやって血圧測定のおかげで勝てた相撲もあるけどな。

 

<毛呂乃>

― 毛呂乃関はあんまり戦い方が変わっていないようにも見えます。

(玉椿) 「いや、すこしづつ変えてきてる気がする」

― どのあたり?

(玉椿) 「場所の流れを計算してるような気がする。これっていう核になる相撲をつくって、その相撲を中心に場所を組みたてるイメージで」

― どういうことでしょう?

(玉椿) 「典型的なのは名古屋場所だね」


・夏場所八日目

 14歳の少年がザリガニを尻に入れる実験に失敗、という報道を受け、「…ばか。生ね。」とまんざらでもない様子。ザリガニを尻に入れるシチュエーション、しかも少年とあって、毛呂乃が悦ばないはずがない。「恥じないことが一番かと」と恥をかなぐり捨て、お気に入りの少年画像を並べつつ、自身の尻にザリガニを注入。おかげで「きょうは美勃起でした」とみごとな勃起で今場所もストレートの勝ち越しを決める。腸内でいまなお暴れるザリガニに、自身も身もだえ。「本能っす!腰!!」と本能に身を任せ腰をくねらせ、頂点を目指し昇り詰めていく。

 

・夏場所千秋楽

 前日に相棒が戻って優勝を決め、余裕で迎えた千秋楽は「快適な目覚めでしたよ!」結びの一番も「下半身は・・・どうだっ!」と立派に決まった立ち姿を披露。「高っ!!な?」と自らも自身のまらを見上げて自画自賛。千秋楽、これで夏を呼び込む日には「覚えて!折りません」場所を締める日には、まらを折ろうとしたり、といった刺激は一切しないという。ちょっとでも触ればすぐに噴出してしまいそうな臨界状態に達したまらだが、千秋楽はぐっとがまん。「でも。終いは擦れません」。最終日は自分で触ることはできず、ただただ限界突破寸前のまらを展示して終える。余計なものを何も足さず、ただただ完璧にそそりたったまらそのものを誇示し、当然のように今場所も優勝で終えた場所を締めくくった。あらためて「この15日間を振り返って、いちばん印象的な相撲はどれでしたか」とたずねられると、「ザリガニの記事がとても」。中日の相撲がとても印象に残っているそう。ここでちょうどなにかにむずむずしたらしく身をよじると「岸、よく歩く」と尻を向ける。すると、肛門からザリガニが顔を出し、岸にあがるように、尻の小高いところを歩き回る。中日以降、ずっと尻でザリガニを飼い続けていたのだ。9日目からの相撲を思い返してみよう。一日中性交、地球姦、まら一本釣り、勃起抑制、まら分離、再合体大噴射、そして今日の完全勃起展示。確かに9日目以降、まったく尻を使っていない。毛呂乃はこの1週間、まらの戦いの裏で、ザリガニと戦い続けていたのだ。地球にまらを押し込んで尻を振っていたあの時も、まらで魚を釣っていたあの日も、まらが飛んで行ってしまったあの夜も、尻にはずっとザリガニが共にいた。まら一本釣りで魚を釣っていたのも、ザリガニのエサだったのだ。大相撲も含め大荒れの場所の中、大事な武器である尻のほうはザリガニにくれてやってもこの優勝。ザリガニと二人三脚、いや、足が10本のザリガニだけに二人十二脚で取り終えた今場所。いやいや、毛呂乃のまら(中足)を足せば13脚。これがちょうど今場所の白星の数だった。


(玉椿) 「江川卓が、4番の掛布や山本浩二に投げるボールと、下位打線の平田や達川に投げるボールが違ってた、みたいな手を使ってるんじゃないかな。なんとなくそんな気がする」

 

<そのほか>

― 巨砲さんや播潟さんはどうですか?

(玉椿) 「巨砲さんは入門時点で40過ぎだったから、若い頃との比較はできんね。播潟さんはあんまり変わらんね。若い頃から生気のないやつだったし」

 

― さいごに、琴金舟さんの若さってどのあたりに感じますか?

(玉椿) 「徹夜で酒のんでそのまま土俵にあがるなんで芸当は若くなくちゃできないよ。今年いちばん若さを感じた相撲は、これかね」


・名古屋場所七日目 不戦敗

「疲労によりついに意識が飛んでしまいました。駅で気絶してしまったため救急車呼ばれて一晩入院することになり、記録を残すことができなかったため不戦敗とします。心身とも異常はないとの事で明日からの出場に問題はありません」


(玉椿) 「過労でぶっ倒れるまで仕事するなんて若いうちじゃないとできんよ。んで翌日から土俵復帰だろ。わしだったら、その場所ぜんぶ休むところだったよ」

― こういう無茶ができるのも若さの特権なんでしょうね。

(玉椿) 「すごいよな」

 

 

 

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