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九州場所をふりかえる

2022-12-04 10:00:00 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

ー 九州場所がおわって1週間たちました。ぼちぼち振り返り記事をアップしませんか?

(玉椿) 「すまんすまん、昼夜逆転のバイトしてると、在宅時はやたら眠くてさ。記事のことは気になってたんだが、書く気力がわかんかった」

― そういう部分にも老化があらわれるんですね。

(玉椿) 「しかし、九州場所はいろいろあったな。琴金舟の優勝とか、金精山の大スランプとかさ」

 

【琴金舟】

― では、まず優勝の琴金舟関の話からしましょうか。九州料理チャレンジが印象的でしたね。

(玉椿) 「かれ、最初は毎日やるつもりじゃなかったっぽい」

― え? そうなんですか?

(玉椿) 「わしが初日の記事で『琴金舟の十五日間連続九州料理チャレンジがはじまったね。十五日間のペース配分のいい練習になるから、最後までやりきってほしいね』なんて書いたせいで引っ込みがつかなくなったっぽい。『本当は要所で名物を食おうってだけだったんだけど、15日連続って話になったもんで…』ってぼやいてた。ちょっとかわいそうなことをしたね」

― ま、結果オーライじゃないですか? で印象に残った相撲はどれになりますか?

(玉椿) 「初日と四日目かな」


○琴金舟(1-0)

 場所前インタビューで「せっかくなので今回は、九州産の物を使った料理や九州名物のグルメを作ったり食ったりしていきます」と宣言していた琴金舟。注目の初日は「最初は博多ラーメンで行こうと思ったはいいが、なんと設備故障で休業の張り紙が。代わりを買おうと思って寄ったスーパーにも目ぼしいものがない。こればっかりは仕方がないので今日は宮崎のお気に入りの麦焼酎・高千穂を飲んで代わりにする。ついでに、初日の前の移動を再現する意味で新幹線の個人的な定番であるスーパードライと柿の種でもう一杯」と気持ちは完全に九州旅行。「その結果若干夜更かし気味になるも日曜なら何も問題なし。稽古での反応もいいし、調子は結構良いようです。体調もいいのでちょっと期待できそうかもしれないですね」と相撲のほうも好発進。


(玉椿) 「新幹線気分を出すために、スーパードライと柿の種ってのがよかったよ。その発想はなかった」

― ビールはスーパードライなんですね。

(玉椿) 「そこちょっと意外だったな。外国産のクラフトビールとか飲んでるイメージだった。国内大手の定番品でもサッポロ黒ラベルとかキリンラガーとか、ちょっとこだわった選択しそうなのにな」

― 新幹線だからあえてベタ中のベタでってことですかね。

(玉椿) 「なるほどな。そうかもしれんな」

 


○琴金舟(4-0)

 「在宅勤務後19時ごろに急激な眠気が来て23時までダウン、この影響で買い物に行けず。買い置きはあるが九州とは関係がない」と九州料理チャレンジ終了のピンチ……と思いきや、「しかしこんなこともあろうかと」と自慢げに取り出してきたのは、長崎紅茶カステラ(和泉屋)。疲れた体に糖分が染み入る。さらに紅茶の香り高さでリラックス。これで回復したのかさらに追加4時間半の睡眠で十分に睡眠がとれたのか、起きた時には無事に白星。取組後のインタビューでは「通勤経路が新橋通るから、アンテナショップに行くことができるんでそれに救われましたね。こういう緑茶や紅茶とかお茶を使ったお菓子は好きなんですよ。でもこんな形で役に立つとは。睡眠でも在宅でさらにゆっくり寝られたのがよかった。これがもし出社だったら黒星だったかも」と薄氷の相撲にほっとした表情。なお、「沖縄を今回九州扱いしていいですか? ちょっと九州からは外れる感も否めませんが」と不安そうにしていたが、玉椿委員からは「そのあたりの細かいルールは自由に設定したらいいのでは」とのこと。


(玉椿) 「ピンチだ、どうする、ってシーンで『こんなこともあろうかと』ってどや顔でカステラ出してくるんだよね。きょうびアニメでもそんな台詞出てこないよ」

― アニメだったら、ご都合主義最高!ってやつですね。

(玉椿) 「まあ、いざというときの準備をちゃんとやってるってことだよね。この相撲を見て十五日間チャレンジの成功を確信したよ」

 

― 新入幕力士の優勝ってのは珍しい記録ですよね。

(玉椿) 「大相撲だと明治43年の両国、まらずもうだと平成22年の雲虎以来だからね。制度がまだ安定してない時代じゃないと出にくい記録なんだよな。体制が安定したらもう出ない記録だと思ってたから、ちょっと驚いたよ」

― 来場所の番付はだいぶ上がりますかね。

(玉椿) 「原則的にはさ、幕内の番付って勝ち越した数だけ枚数が上がるんだよ。14勝1敗は13の勝ち越しだから13枚くらい上がるって感じ。琴金舟もそれはわかってて、いま15枚目だから『計算で行けば次は前頭2,3枚目くらいですかね』って言ってたろ。わしも最初はそれくらいかなって思ってた」

― なるほど。

(玉椿) 「たださ、大相撲の星取表確認すると、上位陣の成績がけっこうよくて、番付が詰まってるんだよね。そのうえ、大関がひとり陥落するから関脇枠ひとり潰しちまうし。そのあおりを食らって、番付の上り幅が小さくなるかもしれん」

― それが番付運ってやつなんですね。

(玉椿) 「張出関脇とか張出小結とか乱発すれば、もしかしたら計算通りの番付になるかもしれんけど、さいきんの相撲協会はそのへん渋いからなあ」

― なるほど。

(玉椿) 「ま、わし番付編成にはノータッチだから、番付発表の日までなにもわからんけどさ」

 

【金精山】

― さて、今場所のもうひとりの主役、金精山関の話にうつりましょうか。

(玉椿) 「場所前のトレーニングで腰を痛めて、その影響がもろに出てしまったね。回復が遅いのが老化といえばそうなんだけど、こればっかりはしょうがないよね」

― まあ、腰痛につきますね。印象的な相撲はどれになりますか?

(玉椿) 「十二日目かな。十一日目に6敗目を喫して、そこで休場するかと思ってたら、そこから強行出場したろ」


●金精山(5-6)

 「酒の飲みすぎで反応なし」といよいよ6敗目。横綱として負け越しは避けたいところだが、7敗目を喫した時点で途中休場という選択肢がなくなる。もし今後7敗になってから休場届を提出しても不戦敗分の1敗が加算されるので、自動的に8敗に到達してしまうのだ。というわけで、もし休場するなら6敗のうちに決断が必要、出場するのなら残り日数で8勝をクリアするノルマが発生、と難しい判断を迫られることになった。こういうピンチのときこそ気力が大事なのだが「稽古といい、酒といい、過ぎたるは猶及ばざるが如し。『やりすぎくらいがちょうどいい』というモットーもそろそろ変え時か」とコメントもいつになく弱気。

 

〇金精山(6-6)

 負け越し回避のための途中休場という選択肢もあったところだが、男らしく出場を選択。背水の陣を敷いてギアが一段上がったようだ。「理想的な展開で、言うことなし。大満足である。敢えて言えば、こういう展開で毎回取れればよいのだが」と納得の相撲で6勝目。ノルマは残り三日を2勝1敗、ふだんの金精山ならまったく問題ない数字である。


― あれは驚きましたね。

(玉椿) 「あのピンチで逃げなかったのは、すごいよな。かなりプレッシャーのかかる場面なのに、横綱になる人間はこういう部分が違うのか、って感動したよ」

― 男らしい判断でした。

(玉椿) 「休場しても誰も文句を言わない、負け越したら大バッシングって状況で、よく出場を決断できたよ。それでちゃんと勝ち越しって結果を出したんだから立派だ。数字以上に横綱としての仕事をしたと思うよ」

 

【玉椿】

― さて、玉椿関ご自身で印象に残っている相撲はどれですか?

(玉椿) 「あんまりいい相撲はなかったけど、しいて言えば四日目かなあ?」


○玉椿(2-2)

 「んまあ、勝ちでいいか」と歯切れの悪い勝ち判定。「いや、布団から出るときから微妙な感じで、どうしようかな?って迷っててさ。中途半端な相撲の勝敗判定って、悩みだしたら考慮時間がいくらあっても足りないだろ。とりあえず朝の血圧測定のほうを忘れる前に済ませちまおうってんで、腕に圧力かけてるうちにだんだん勃起が強くなってきてさ、まあ勝ちでいいやって気分になってきた」 この判定の妥当性はさておき、これは血圧計に性的興奮を覚えたのだろうか? あるいはカフの締め付け感が快感だったのだろうか? 不思議な相撲だがとにかく2勝目。


― その後、血圧計で勃起したりはしてますか?

(玉椿) 「ぜんぜん。あのときだけだった」

― 来場所は角番ですね。勝ち越しの見込みはありますか?

(玉椿) 「苦しいと思うわ。初日から十三日目までずっと夜勤シフトだからな。寒いだろうし、九州場所より条件が悪い」

― いよいよ大関陥落ですかね。

(玉椿) 「大関から落ちたら落ちたで三賞って目標ができるからな。三賞めざしてがんばるよ」

― いや、まず落ちないように全力を尽くしてください。

 

【巨砲】

― つぎは玉椿委員のお気に入り、巨砲さんの相撲を。

(玉椿) 「今場所はあんまり調子がよくなさそうだったね。選ぶとすれば千秋楽かな?」


●巨砲(5-2)

 「前夜に動画(xvideoとか)を観すぎて抜きすぎまして、といっても3時間で2発だけでしたが、それが主因かフニャッフニャッでした。。動画にアクセスするの1日遅らせたほうがよかったかもと反省中です…」と豪快な負けっぷり。べつに反省の必要はないので、今後も積極的な相撲を見せてほしい。


― 3時間の稽古で2発って持続力がすごいですね。

(玉椿) 「本人は回数が少ないのを恥じてる様子だけど、長時間持続することをもっと誇っていいよな」

 

【播潟】

― 同じく三段目の播潟さんの相撲はどうでしょう?

(玉椿) 「四日目かな」


●播潟(0-2)

 「寒いんで靴下を履いて寝たら、なんだか顔がほてるような感覚で頭がぼおっとしてます」 頭には血が回ったようだが、残念ながら股間には血が回らなかったようだ。


(玉椿) 「しみじみといい相撲だね」

 

【毛呂乃】

― さいごは毛呂乃関の相撲でお気に入りはどれでしょう?

(玉椿) 「わしの好みは七日目かな。翌日まで上野に滞在してたから、毛呂乃本人もよほど上野が気に入ったんだろうね」


○毛呂乃(7-0)

「パンダ毛で、ナニ擦るの!」と昨日からパンダの毛での刺激がやめられないご様子。都内でパンダの毛が調達できるのはもちろん上野動物園ぐらいなもので、シャンシャンが被害に遭っているのは明らか。パンダの毛がそんなことに使われることが明るみに出れば、貸し出し元の中国との外交問題にもなりかねない。これを受けて小池知事は昨日、シャンシャンの中国への返還を発表。同時に「共感アイテムとして、みんなでタートルネックを着よう」と呼びかけ、毛呂乃の包茎に共感を示し、毛呂乃を鎮めようと奔走。当の毛呂乃は今朝も上野公園に乗り込み「今朝は素腰・早起き」と裸の下半身をさらしてあっという間に勃起する様を見せる露出ショーを披露。まらを指さすや、「こう!どーも!」と一瞬のうちに鬼立ちさせ一礼。公園の来場客たちは蜘蛛の子を散らすように逃げていく。上野公園での大道芸は都の認可制なのだが、もちろん無認可のゲリラ公演、東京都に抵抗の意志を示すパフォーマンス。パンダを取り上げたうえにタートルネックで包茎を煽ったのがよほど気に入らなかったのか、小池知事との溝は深まりそうだ。上野での大立ち回りはこれだけにとどまらない。そのままおもむろに段ボールを展開し、「野宿の準備」。最近めっきり少なくなったが、上野公園の住人達と絡み合うつもりらしい。さっそく数戦をこなし、「匂われてました」と住人の強烈な匂いに大興奮。

 

○毛呂乃(8-0)

 上野公園での野宿、「寒い!おお汚い!」と劣悪な環境。「でもぉ…来た!」上野は知る人ぞ知るハッテン場。好みのお相手と巡り会えた様子できょうも鬼立ち。13時を回って「いえ、起きたのは6時くらいだったんです…」常時勃っている毛呂乃ではあるが、人さまにお見せできるような納得の勃ち方をした時しか「立った」「起きた」とは言ってこない。このあったり、理事長としてのプライドを感じさせるが、6時には戦闘状態の勃起になりながら、7時間にわたって報告しなかった理由はただ一つ。7時時間絡んでいたからだ。野宿から行きずりのお相手を見つけ、「今年キャンプ場初デビューでした」と満足気。7時間絡み合ったのち、全裸で縛られ、上野公園内に固定されたまま放置されて、これはもう大喜び。「固定時、止まり、出したけど」。激しく絡み合っていた身体が固定されて動きを止められる。心憎いことに自由に動く場所が、ただ1か所残されており、もちろんこらえきれずに午後には噴射。都心でも降り注ぐ結果となり、都民に中日での勝ち越しを告げた。


 

【まとめ】

― 十五日間を振り返っていかがでしたか?

(玉椿) 「琴金舟と金精山ががんばって、一年の締めくくりにふさわしいいい場所になったね。来年もこの調子でがんばりたいね」

― そういえば琴金舟関が改名を示唆してましたね。

(玉椿) 「それも楽しみだね」

 

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