○毛呂乃(15-0)
奄美大島で115年ぶりの雪、長崎でも積雪11cmと大荒れの千秋楽。前日に優勝を決めても「また優勝したのね…」と当然の結果に感慨もない。好調の秘訣を聞かれると「周囲の5回生尺のせいではないでしょうか」。大日本毛呂乃教の弟子たちに、一人当たり毎日5回、生尺をさせていたようだ。飛埒王が事故を装って消されかけたのも、この生尺を拒否したからではないかとの見方が強まっている。生尺だけにとどまらず「何回イッても同性に後ろから変わった体位で姦されるでしょ!」とかわるがわる、ひたすら男たちに責められ続け、それを受けて立つという横綱、いや理事長相撲で初場所も白星を重ね続けてきた。締め括りとなる千秋楽は珍しい勃ちかた。何と女性相手に勃ったようで、最高位に君臨する者として、男以外にもしっかり欲情できることを示し全勝、内容面でも完全優勝を印象付ける相撲となった。女性に勃ったというこの一番に、一本糞親方は「種の繁栄を意識しだしたんだと思う。今までのような自己満足だけでなく、毛呂乃一族でまらずもう界を制圧し続けるために」と解説。確かにクローンのような無性生殖では種としての多様性が失われる。「毛呂乃一人で十分に性的活動は多様化してるんだけどな」と困惑の一本糞親方をよそに、千秋楽を迎えても毛呂乃の猛威は収まらない。
●玉椿(8-7)
「ジムでクロストレーナーやったら、ふだん使わない筋肉つかったせいか筋肉痛でさ」とだるそうな顔。クロストレーナーは有酸素運動ができるマシンであって、べつに筋トレマシンではないのだが、それで筋肉痛とはよほど筋力が足りないのだろう。「肩とか太ももとか痛くて、まらずもうどころじゃねえよ」とあっさり黒星。気合が足りないとの批判には「まあ勝ち越し決めたあとは消化試合みたいなもんだからね。大相撲だって勝ち越したあとの大関はみんな弱くなるだろ」と開き直り。
●蒼狼(7-8)
千秋楽に勝ち越しがかかる大事な一番だが、気のぬけたまらずもうであっさり黒星。「今日はまけましたねー。なんかい勝ちましたかわかりませんけれど、今場所はいまいちでしたね」と場所を振り返っていたが、今場所は3回ほど土俵に上がり忘れていたような。それさえなければ勝ち越していたのではなかろうか。猛省を促したい。