曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

WBC2023 決勝 日本対アメリカ の感想

2023-03-23 08:48:00 | スポーツ



昨日は仕事でテレビ観戦はできなかった。テキスト速報をちらちら見ながら仕事してた。帰宅後再放送や、死ぬほどやってたニュースで映像は見たが、リアルタイムの雰囲気は分からない。

右打者が多いアメリカ打線に対して、左の今永先発はどうかなと思っていたのだが、ソロ被弾一本で済んだ。

その後は細かく継投。最後の試合だから贅沢に注ぎ込める。とはいえ3打者と対戦しないと降りられないルールなので1イニング1人。

中でも伊藤と高橋宏が良かったらしい。うちの高橋奎の出番がなくて悲しかった。奥さん見に来てたのに。

今永がターナーに被弾した後、すぐ村上の特大ソロ。やっぱやべえわアメリカ打線と思った矢先の同点で、これで何とか行ける。と、日本国民が思ってくれれば、ここまでの不振が許されるかもと、ちなヤクとしては思った。

ヌートバーの一塁ゴロの間に2点目。岡本の打ち直しソロで3-1。そこからが長かった。1人除いて8人が全員メジャーで30〜40本塁打を打つ打者なので、1人でも走者が出ると、まずいまずいまずいっ、となり、抑えると、あっぶねー、となった。テキスト速報で。

8回、ダルビッシュ登場。嫌な予感からの「知ってた」シュワーバーのソロ被弾。でも、湯浅か宇田川か山崎かダルビッシュかの選択ならダルビッシュだろう。しょうがない。

これで9回表に大谷が投げればトラウトと対戦することになる。山田この日二度目の二盗も実らず、追加点なく1点差で最終回へ。

世界一がかかったこの重圧、ほぼアウェーの環境で超重量打線をゼロに抑えられるのは、やはり大谷だけだったろう。もし、他の投手で負けたら、その投手は潰れてしまう。大谷なら負けても選手、国民は納得する。実力も昨日のブルペンではダントツ。なら出すわ。監督が野村克也でも出す。名伯楽吉井理人が仕上げてるんだし。

全てがこうなるように仕組まれていたのか。栗山の脚本通りだったのか。漫画のような対決を制して大谷が雄叫びを上げ、日本代表チームは再び世界一の座についた。

僕は、競馬評論家の井崎脩五郎が「オグリキャップの物語は、フィクションでも恥ずかしくて書けないほどの出来すぎた話だ。でもそれは事実なのだ」的なことを書いてたのを思い出した。

誰かがTwitterで「日ハムとエンゼルスの壮絶なドラマに日本中が巻き込まれている感」と呟いていた。僕としては、栗山英樹と大谷翔平という歳の差カップル師弟コンビの壮大な大河ドラマを見させられた気分だ。でもそれで世界一になったんだからOKだ。

2009年WBCの決勝も平日の昼だった。仕事してるふりして、こっそりガラケーのワンセグで見ていた。あのイチローの勝ち越しタイムリーが飛び出した瞬間、フロア中から「おおっ」という抑えたどよめきがが起きた。同時にどこかの女性社員が「さすが!」と叫んでしまい、やや気まずい雰囲気に。みんな仕事サボって見ていたのだ。その後の興奮して熱をもった頭で仕事しなきゃいけないふわふわしたあの感覚を、もう一度味わうことができた。ありがとう侍ジャパン。

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