曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「真田丸」第28回「受難」の感想

2016-07-17 23:21:41 | 大河ドラマ


関白の仕事を放棄した秀次は、なぜか大阪城の一室に隠れていた。そこをきりにあっさり見つかり、真田屋敷に匿われたものの、信繁たちが気付かないうちに高野山に逃げ込んでいた。

なぜか信幸がお供をしていて、弱気チームで意気投合する。

秀次「生まれ変わっても叔父上の甥にはなりとうない」
信幸「関白殿下ほどではありませんが、私も周りに振り回されてここまで来ました。大きすぎる父。なぜか私の声だけが聞こえない祖母。体が弱いのかよくわからない最初の妻。口をきいてくれない二度目の妻。世にも恐ろしい舅」
秀次「少し気が楽になったわ」

気がききすぎる優秀な弟は愚痴に出てこなかった。関白としての数少ない仕事だったから官位は返上しないでくれと言われて、信幸から何かが落ちた感が。見栄とか意地とかは心の持ちようでどうにでもなる。弟が気を利かせなかったら、弟だけ官位を得て、もっと悪いことになっていたかもしれない。真田兄弟の仲は修復された。

秀次は結局秀吉と会わずに自分で腹を切った。たかが発見された隠し部屋の十字架や、聖母子像の木版画なと、秀次は隠れキリシタンだったかもしれない的な演出だった。キリスト教的な何かに殉じたのかもしれない。タイトルが「受難」だし。

秀吉は手を尽くしたような顔をしていたが、家康の宿泊先に前夜サプライズ訪問したようなことはしていないわけで全力は尽くしていない。この大河では秀次は暴君でも怠け者でもないので、死は秀吉に責任があると言えよう。

前回チラ見せした春さんと結婚することになった。策略の一環だが、秀次の娘・たかも同時に側室に迎える。追い打ちをかけるようにその話を聞かされたきりの悲痛な叫びが大坂城に響き渡った。何よそれ〜〜〜!!!

たかはルソン氏に託して逃がしたのに、番組後の真田紀行では、信繁と秀次の娘・隆なんとか院の娘・お田のエピソードが紹介されてちぐはぐな感じだった。

あと、カオルさんが公家・菊亭晴季の娘というのが嘘かもしれないという疑惑が。

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