上田城が完成した。隅櫓?で城下を見下ろすきりと信繁が会話。室賀暗殺の後、きりが信繁を連れてきた件がネットで叩かれたせいか、あれは信繁が言いたかったことを代弁したのだということに。
信繁「私はどこにいくのだろう」
きり「アタシはアタシの行くところが分かってます。源次郎様の行くところです」
なんだこの展開。
きりは真田丸で最も現代語を使うキャラだ。きりが信繁に絡むと現代的ラブコメ展開になるが、現代日本は一夫一婦制なので、きりは梅と張り合うことになる。が、戦国時代は一夫多妻制であり、この展開は倫理的にありだ。きりはここへ来て現代の倫理観を捨てて再度攻勢を始めたように見える。
で、梅にも絡んでいくわけだが、そこで梅の妊娠が嘘だったらしいことが判明。ていうか「やや子がおりまする」は信繁しか知らないんだっけ? これもし本当に妊娠しなかったらタダじゃ済まないんじゃね?
いつの間にか秀吉の勢力圏が拡大し、超高速で小牧・長久手の戦いが終わった。沼田城を返す気配がない真田昌幸に、家康がイラついて爪を噛んで阿茶局に叱られる。
阿茶局「かま・ない」
あんまりコントやらせると、真田家にとっての宿敵としてのイメージが落ちていくような気がするのだが…。
また上杉に手紙を出した昌幸。裏切ったばかりなのにと呆れる信幸。 直江兼続も「真田昌幸の面の皮は日本一厚い」と、最大級の評価。上杉も上杉で、真田を試すために難題(人質要求)を吹っ掛ける。
人質は信繁だった。いい歳した大人の武将が唯々諾々として人質に取られてるんじゃないよと思ったが、よく考えたら信繁はまだ17歳なんだよな。上杉景勝も28とかでしょ。それを気にしていたら大河なんて見れないけど、役者の年齢が滅茶苦茶だよなあ。
越後に行ってみると、予想通り大河の主人公らしく景勝に気に入られた。信繁も景勝を慕わしく思うとか怪しい展開。だが、景勝のいい人っぷりは実力が伴わないものだった。領民に約束しても、実行する余裕がないのだった。
浜のアサリを北と南のどちらが獲るかなんて、国の財政とか戦乱が続いたとか関係ないと思うが。裁きは頭使うだけでしょ。
その南北の浜の民は、景勝に放置されたので、焼けた鉄を持てたほうが神に選ばれるという野蛮な方法で漁業権を争っていた。そこへ信繁が割って入り、機転を利かせて上手くまとめた。景勝も、潮の変わり目で漁業権を交代する案を出した。やっぱり頭の問題、やる気の問題じゃないか。
信繁は景勝にますます気に入られ、直江兼続も渋々といったスタイルを崩さず、真田家と再び手を組むことになった。
来週はいよいよ「青春編クライマックス」第一次上田合戦だそうだ。ていうか、今までの話が青春編だったことを初めて知ったわ。