曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「まっしろ」第9話の感想

2015-03-11 00:01:12 | テレビ・映画


大江様が安楽死を希望したところから再開。

日本の法律では安楽死は認められていないが、大江様がブログに「安楽死を拒否された」と書いたことで、なんとなく「拒否した病院が悪い」みたいな雰囲気に。

そのブログを見たのか、仲野父が大江様を自分のところに転院させた。左肺の拡大手術というリスキーな手術をするらしい。

センター長が、いっそ手術中に死ねばいいのにと、うっかり本音を漏らした。それは、視聴者の気持ちの代弁でもあった…かも?

大江様が受け取らなかった原稿用紙とインクを田野島さんが捨てた。万年筆のインクは結構高い。洋物っぽかったので、二本で3000円はしそうだった。お客様の私物を貰うのはモラル的には良くないかもしれないが、エコじゃないなと思った。

仲野先生(子)が帝都大に行って親父さんと談判。だが、またしても会話が平行線。何をしたかったのか。手術室で息子の「お父さんは変わっていない」が脳内でリフレインしていたので、少しは動揺したのだろうか。それが息子の狙いなのか? 「切るんじゃなくて救う」を父に意識させ、大江様を助けようとしたのか?

朱里は田野島さんを連れて大江様のお見舞い。私服の田野島さんは、ナースではなく女として大江様と素直に心を通わせた。常にひねくれた反応をしてきた大江が、初めて普通の受け答えをしていた。

正直、ここまで大江のネタを引っ張るとは思わなかった。もうほとんどメインストーリーになってしまっている。

堀北真希公式サイトでは、今日は尊厳死の問題を扱いますよ的なことがアナウンスされていたが、特に画期的な回答が示されたりはしなかった。むしろ、ホスピタリティ重視の限界みたいなのが見えた。センター長が自ら「この病院大丈夫かねえ(笑)」とか言ったりして。

朱里が「私、仲野先生のことが好き…かも」とか言い出した。終盤に来てそれを言われても。もう二人がまとまるような時間はないぞ。


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