曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

映画「アルゼンチンババア」の適当な感想

2014-11-27 22:42:32 | テレビ・映画
「アルゼンチンババア」は、よしもとばなな原作の映画である。結構前にBSでやってたのを録画して鑑賞。感想を書こうと思っていたのだが、書かないでいるうちに内容を忘れてしまった。

でもせっかく写真を用意したので、いい加減そろそろ書こうと思う。

僕は5年に1回くらい、無性によしもとばななを読みたくなる。読んでみて、ああやっぱり女性の頭の中だこの文章、と思って後が続かない。1冊読んで、次は5年後である。そういう読み方をしてきた中では、「NP」が結構好きである。

しかし、「アルゼンチンババア」を見たのは他でもない堀北真希が出ているからである。見るまでは原作がよしもとばななであることを知らなかった。

この映画の評は、意味がよくわからない派と、独特の世界観と情景が美しい派に分かれる。どちらにも共通してある感想は「堀北真希がかわいい」である。

この映画の堀北真希は高校生。ケータイ刑事のころの鋭く無防備な美しさ…時には少年っぽくも見える…から、女らしく、大人っぽくなる寸前って感じで、一番いい時期じゃないかと思う。しかも、セーラー服姿がある。というか、基本的にセーラー服で出演している。

僕は前述のとおり、よしもとばななワールドに免疫があるので、なるほどふーんこういう世界設定なのだね、と、何の疑問も抱かずに受け入れることができた。お父さん(役所広司)が、なぜ臭いおばさん(鈴木京香)にのめりこむのか、なぜマンダラを作ろうとするのか、さっぱりわからないんだけど、分からなくていいや、理解する必要ないんだこれはそういうものなんだ、と理解した。

堀北真希の相手役の少年が、全然釣り合ってなかった。2学年下みたいな子供っぽいヤツだった。変なたとえだが、「となりのトトロ」のサツキに対するカンタみたいな感じ。それなのにスクーター二人乗りしてコンチクショウって感じ。

妊娠したり、イルカのお墓を海底に沈めたり、不思議なシーンばかりだが、もうちょっと「なぜアルゼンチンなのか」「あのビル?の秘密みたいなの(あるだろ)」とか、アルゼンチンババア自身について掘り下げてもよかったんじゃないかと。タイトルほどアルゼンチンしてないんだよね。

でもそのおかげで堀北真希の出番が多かったりもする。まあまあきれいな映像、拒絶するほどでもない不思議展開、そしてセーラー服の堀北真希。まあ、いいんじゃないでしょうか。


基本的に夏の映画なのだが、序盤は冬なので冬服なのだ。


ナース姿ではなく、整骨院の事務員姿。


この黄緑色のトーンが作品全体を代表する空気感。

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