曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「軍師官兵衛」第35回「秀吉のたくらみ」の感想

2014-08-31 22:57:55 | 大河ドラマ
俺が戦うから陣羽織くれよと家康がねだった話を長政が感心する。それを、おぬし甘いなとばかりに官兵衛がネタばらしをする(なぜか善助まで)。その後、長政が槍の練習。長政は頭脳派ではなく肉体派だということを強調したエピソードだった。


陣羽織のやりとりは秀吉と家康の芝居だった。

九州攻めは秀吉・三成・毛利が西から、秀長・官兵衛が東から。三成の離間策らしいが、二手に別れた進撃中に、殿下はわしを遠ざけているとか三成の陰謀だとか、そういう確執は描かれず、あっさり島津が降伏した。

三成が常時虚ろな目をしてる。表情も暗い。知性は感じられないが、陰謀家なんだよって演技なんだろう。今日は「秀吉のたくらみ」というタイトルだが、どっちかというと「三成のたくらみ」だった。

このドラマでは、秀吉と官兵衛の確執、秀吉の悪人化などすべてのマイナスが三成のせいであるという解釈らしい。茶々も「強い者が好き」とか言って、後の朝鮮出兵のフラグを立ててたが、確か茶々と秀吉の仲を取り持ったのは三成という話があった。3話くらい前に。

「続・戦国自衛隊」と大谷吉継が割りと好きな僕としては、三成を悪く描かれすぎるのは若干遺憾。だが、長政が関ヶ原の東軍で活躍する関係上、黒田家が最高であるこのドラマでは、どうしてもそうなってしまうんだろうな。

高山右近が南蛮寺?で秀吉の書状を読むシーン、なぜか千利休がいた。信仰は心にしまっておいて殿下と折り合いを付けろ、などといいことを言ってたが。

予告で宇都宮鎮房がキレていた。来週からは、かつての播磨篇みたいなだらだらしたローカルな駆け引きが始まるんだろう。

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