「遺伝」の意味

今テレビ朝日の「報道ステーション」で原爆の被ばく二世に「遺伝的影響はないのか」という特集をやっている。

親が被ばくして放射能を浴び、それが子どもに影響しているという話なんだけど、それって「遺伝」じゃなくね？

遺伝という言葉は、親の先天的特徴を子どもが遺伝子的に受け継ぐことであって、親の後天的資質を受け継ぐことではなかろう。被ばくは後天的資質だ。

母親がたばこを吸ってると未熟児が生まれやすいというが、それは誰も遺伝とは言わないでしょ。喫煙でニコチンを体内に貯めているのは、その母親の後天的資質（資質とは言わないかもしれんが）だからだ。放射能だって同じこと。

まあ、被ばくで父母の遺伝子が壊れて、それが子どもに伝わるというなら、遺伝子的に伝わってるわけで「遺伝」というのかもしれないが、言葉の用法の問題として、ちょっと気になりました。

------------
熱は下がったみたいだけど、腹具合がよくなくて、本調子にはほど遠いですね。まだ時間がかかるでしょう。といった状態です。

ちなみに写真はHipstamaticでAbbieレンズ（改名前のMabel）にDixieフィルムを使用。