All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

名取洋之助と日本工房

2006年10月16日 22時46分34秒 | 歩く印象派
地下道は不気味だが美術館自体は至極ノーマルなので心配なし(?)
が友人のハルちゃんからGETしてきたチケットで「名取洋之助と
日本工房」展に行って来た。
 今を去る30年以上前に岩波新書「写真の読み方」を拝読させていただいたが、
この展示会を観終えてやっと思い出した。


土門拳、木村伊兵衛など名だたる写真家を輩出した「日本工房」。一冊刊行する
たびに家が一軒消えた、というくらい当時としては莫大な費用がかかった雑誌
「NIPPON」。


しかし、その「NIPPON」も



満州事変,国際連盟脱退、太平洋戦争という時代の渦の中で変容を強いられ、
最後は軍部の御用雑誌となってしまった。
その光と闇の両面に切り込んだ今回の企画は再び暗雲漂い始めた昨今の私たちを
囲む状況への警鐘とも受け取れる。
折しも政権与党の政調会長から北朝鮮の核実験にかこつけて核保有容認発言が飛
び出した。「非核三原則」は死語になりつつあるのか?

趣茶でほのぼの秋の夜(後編)

2006年10月16日 00時01分09秒 | 趣茶
「十四代」の特吟 、米は「愛山」。申し分ないほどすっきりとした味わい。
今回はマスターが仕込んでおいてくれた「角煮」がどんぴしゃりだった。

肴が次々と登場。
秋刀魚の南蛮。

わかしのお造り。
ご存知!出世魚。わかし、いなだ、わらさと来て最後はぶりとなる。

復刻米の「穀良都(こくりょうみやこ)」にはカラスミ大根が定番だ。

「趣茶」では珍しい焼き鳥。
昔は(人手があったとき)よく焼いたそうだ。KING父にはタブー(?)だが、旨い!

ササミにチーズと大葉を巻いて揚げたもの。衣がサクッと美味しい。嬉しい。

締め直前はオ・寒菜園のアオトウガラシをあしらった奴。
ぴりりと引き締まる。

最後はカレーうどん。けんけんさんのお薦めだ。
詳しくはさくらさんの日々は宝石をクリックください。
これにも「黒七味」を振りかけてみた。心地よい辛さにカレーの濃厚さが加わり
完食してしまった。次回も締めはカレーうどんに決めた。