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森羅万象 ~ 歩く印象派

監督の仕事とは(2)  野村克也「巨人軍論」より

2006年03月10日 23時59分36秒 | 読んだ本・おすすめ本・映画・TV評
「私は選手に好かれようとはまったく思っていない。」
と野村は言い切る。

しかし
「選手に好かれようとは思っていない私であるが『信頼』
はされなくてはいけない。」とも言う。

なぜなら
「選手と監督のあいだに信頼関係が構築されていなくては
、人間教育は成立しない。信頼とはもちろん、『この監督
についていけば大丈夫だ。』『この監督なら勝たせてくれ
る』と選手に感じさせることである。
監督は選手にそういう安心感を与えなければならない。
監督が頼りにされなければ、なにを言っても無駄である。

野村克也氏はV9時代の川上哲治氏を手本にしているという。