All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

彼は我が鏡かな  ささくれ殿への戯れ言

2006年03月07日 22時32分17秒 | 歩く印象派
いろんな意味で彼は私によく似ている。

どう見ても体育会系ではない。これは断言できる。

当然、絵を描いたりと内面に走りがちである。これもよく似ている。

音楽的センスもなかなかだ。(これは私以上。)

ジョジョのファンである。ゴゴゴゴゴ、オラオラオラオラですぐに理解る

ちょっと前の私と同様に身体的に脆弱である。

そして、シャイである。(これまた私にそっくりだ。)

がために、他者と親交をかわすのは下手で誤解されやすい。

実はとてもいい奴なのだが。(これも私に酷似している。)

(唐突だが)マザコンである。(母に愛されている。)

「あのお方」のことは嫌いではないようだ。

ささくれ殿。

同じタイプの幽波紋かもしれないね。

ロングセラーの友人

2006年03月07日 18時43分59秒 | 歩く印象派
「古い友人と話していると、いつの間にか若返る。
感覚が昔のようになる。仕事の失敗は取り返しが
つかないし、別れた恋人ともう一度会おうとは決
して思わないが、いい友人とはたとえ喧嘩しても
和解する。久しぶりに会っても、先週会ったばか
りのような気分になる。およそやり直しがきくの
は本当の友人だけだ、と思う。」(絲山秋子)

上記は本日(2月4日)付けの東京新聞に載って
いたものだが、読んでる途中、変わらぬ友誼に厚
い一人の友の顔が浮かんだ。
※注)この記事は2月4日に書いたものです。)

 彼とは高校以来の仲(通った高校は違うが)だ
が、当時は互いの友人を介して顔を見かけた程度
でさほど親しい関係にはなかった。

 大学に入学した頃、恩師に誘われて、京都に住
む別の友人を訪ねたとき、はじめて彼といっしょ
になりその人となりを知った。社交的で駄洒落が
上手で女性にはもてもてであった。(今も変わら
ない。)常に素敵な女性が彼の近くにはいた。
(これも変わらない!)
 美術部に属していただけあって、個性的な絵を
描いた。書もなかなかの腕前である。年賀状は手
書きで愉快な文面で毎年楽しみであった。ミシン
を踏んでズボンの裾上げなんてお茶の子さいさい
である。私とはかなり異なるタイプだ。

 その後何度か、顔を合わせる機会があったが、
当時の私は「寄らば切るぞ。」みたいなところが
あって、彼の方も距離を置いていたように思う。
(警戒されていたようだ。)

さらに歳月は過ぎ、彼も私も実社会に身を置くよ
うになり、結婚もし、子ももうけた。その子らも
もう成人となり親元を離れる時期に差し掛かりつ
つある。

 かつては「同志」と言うくらい熱い関係だった
「親友」たちも、一人二人と次第に音信が途絶え
がちになる中、彼だけが紬糸のように「同志」た
ちの心をつなぎ続けている。彼のことを私は密か
に「71年の民生委員」と呼んでいる。

 友人たちの消息は彼に聞くのが、手っ取り早い
し確実だ。第一、彼ほどマメな人物はいない。理
論的とか理屈とか小難しいことは苦手だが、世の
不公平や差別、偏見には妥協しない潔さが皆から
好感をもたれる所以であろう。人に会うことの手
間隙を惜しまないところも大事なポイントだ。

 本でいうとロングセラーであろうか。

(私も友人たちから声を掛けてもらえるうちが華
だと思うようになった。よっぽどのことがない限
り、お声がかかったら基本的にはYESである。)

 その時々に話題を振りまき、皆から注目を浴び
るベストセラー型ともいうべき友人たちとともに
若き日々を過ごした。今では懐かしくもあり、思
い出も数多い。しかし現在彼らと共有する時空間
は殆どない。

 してみると人生の中でしみじみと過去と現在そ
して未来を眺めてみたときに、身近にずっといた
彼のようなロングセラー型の友人こそが(およそ
やり直しがきく)本当の友人といえるのかもしれ
ない。

  その友人って誰か?  M氏のことだ。
 
※注)コロッケじゃないよ!


スポーツアナウンサーの醍醐味  NHK松平定知アナウンサーの話

2006年03月07日 00時52分49秒 | 歩く印象派
2月24日夜
A商工会議所 戦略的中心市街地商業等活性化支援事業という長い名前の事業で
「まちなか活性化講演会」というのが開かれた。
講 師は松平定知氏(NHKエグゼクティブアナウンサー)
テーマ:「私の取材ノート~歴史の放送現場から」 の訳だったがいきなり松平氏の方から
「かつての英雄たちが街(づくり)をどう考えていたのか」というテーマに変更となった。
 実際にはそんな一貫したお話ではなかったが却って楽しめた。

この手の講演会にはお約束どおり主催者というのがはじめに出て来て、こちこちに
緊張しながら、まったく支離滅裂な講師紹介をしたりするから面白い。今回も松平氏
のレギュラー番組「その時歴史が動いた」を「その時時代が動いた」といい間違えて
松平氏に訂正されていた。

「友愛」というのは鳩山一郎のモットーであることから話を始めた。
そのあとの話が印象深かった。
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松平氏
「名言はその場でしかできない。」
東京オリンピックの開会式を担当した工藤三郎アナウンサーは
「今日の主役は青空です。」「世界中の青空を集めたような」と形容しました。
これには折り良くその場に居合わせられたスポーツアナウンサーならではの名言です。

折よくその場に居合わせられるかどうか、これもその人の運です。今回の女子フィギュア
決勝荒川静香の実況を担当したアナウンサーは、アテネオリンピックの体操で金メダルを
取ったときと同じ刈屋富士雄アナウンサーでした。彼はアテネ五輪体操男子団体の時の実
況で「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への懸け橋だ!」と叫び、一躍名を馳せました。

また、これはあらかじめ大記録が達成されることがわかっている場合があります。現ソフト
バンク監督王貞治氏がハンクアーロン氏のホームラン715号に並んだときの石井けんアナ
ウンサーは、もし自分が担当の時、王が715号を打ったらああ言おうこう言おうといろい
ろ考えて実況に臨みましたが実際の放送で彼の口から出た言葉は
「出た!出た!出たあ~!入ったあ~!」
でした。もうその瞬間は頭んなかが白くなって、用意した台詞なんかすっとんでしまったそ
うです。
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松平氏は感激の瞬間を共有できるスポーツアナウンサーの醍醐味と表現していました。




焼き締め

2006年03月07日 00時40分54秒 | 歩く印象派
 この記事は3月4日付け日経プラスから
最後の方で登場する「焼き締め」という聞き慣れない用語の意味が知りたくなった。
記事からわかったのは「焼き締めが緩いと、音が低い、電子レンジ使用可」ということだ。
その逆、つまり「焼き締めがきついと,音が高く、電子レンジ使用不可」ということでよ
いのだろうか?
 そもそも焼き締めって、窯業のテクニカルタームっぽいけど。