映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

キャプテン・フィリップス

2013-12-11 | 映画 か行
「清須会議」に続いて見た本作。力入りました~
「清須会議」が盛況だったので、本作もまだまだ混み合っているかと思いきや空いてました。
まぁ、海賊に襲われて船長が誘拐されるというシリアスなストーリーなので、娯楽性に欠けるので
人気が低かったのかもしれません。
でも見応えありました~。


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    キ ャ プ テ ン ・ フ ィ リ ッ プ ス

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 < ストーリー >
2009年4月、ソマリア海域を航海中のコンテナ船、マークス・アラバマ号を海賊が襲撃。
非武装のアラバマ号はあっという間に4人の武装海賊に占拠されてしまう。海賊に銃を突きつけられ
ながらも、20人の乗組員を守ろうとフィリップス船長は知恵を絞り、救命ボートに乗せて追い払おう
とするが海賊の人質として連れ去られる。船長を救わんと米海軍、シールズによる救出作戦が
始まる。4日間にわたって海賊の人質となった船長の運命は?

      
        こんなボートで。         もとは漁師の海賊たち。

「海賊」と聞くとどうしても「ドレーク船長」や「海賊ブラッド」に、スパロウ船長らが
帆船に乗ってカリブ海を駆け回り、ラム酒を飲んでいるイメージですが、
現代の海賊はマラッカ海峡やアデン湾、ソマリア沖に出没し、ボートといっていいような小型船で
大きな貨物船や客船を襲撃し人質を取って身代金を取るんですね。
レーダーに映った小さな船がグングン近づいて梯子をかけて乗船してくるって…恐ろしい。

でも、海賊といっても本来は漁師。不漁のために村の最高指導者だか権力者に「働いてこんかい!」
っと海賊行為を強要されているのです。その上身代金を手に入れても、お金は権力者に渡るだけで
彼らは貧しい生活のまま、命がけの新たな海賊行為を強要されるだけ。
人質になった船長と海賊との会話から、そもそも不漁になった理由は先進国にあるといったことや
襲われたアラバマ号は、アフリカに支援物資を届ける貨物船であることなどがわかります。
なんだかなぁ~。
生きる希望や目的を持てない荒んだ若者たちが犯罪に手を染めるという構図、何とかならない
もんでしょうか?
貧富の格差が以前にも増して広がり、各地で内戦による難民流出が増加している今、
不満を溜め込んだ若者は増えるばかりです。
        
フィリップ船長の壮絶な4日間の体験を描くと共に、海賊でもしなければ生きるすべがない若者が
大勢いるという現実も描いています。

         
              オレンジ色が救命ボート。救出に駆け付けた米海軍艦。
米海軍による救出の過程も見どころです。
軍艦の船長にネゴシエーター。特殊部隊ネイビーシールズの屈強な男たちはパラシュートで降下し、
海賊たちに狙いを定める。やはり訓練を受けた軍人はスゴイですね。
他国の船が襲われても米海軍は出動してくれるのかしら?

本作はフィリップス船長の回顧録「キャプテンの責務」を基につくられているのですが、
これほどの体験をしたらPTSDなんてもんじゃないですねぇ。でも、フィリップス船長は
また船の仕事に戻られたようです。
救出された後、海軍の看護師さんに手当てを受けるシーンでのトム・ハンクス、
迫真の演技です。
海賊が登場してから、ずっと体に力が入ってしまって…正直、疲れました。




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