映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

ジュリー&ジュリア  Julie and Julia

2009-12-21 | 映画 さ行
ちょっと古い話ですんませ~ん。
「TOHOシネマズの日」って毎月14日は1000円で映画が見れるこのサービス、前々から知ってはいたけど、
うまく予定が合わず、今月初めて利用させていただきました。
         
「コルテオ」見るのに交通費かけて東京さ行くなら、ついでに映画も見るべ~ってことで調べたら、
TOHOシネマズ川崎で本作上映中じゃあ、あ~りませんか!(チャーリー浜のちょっと古いネタです
っていうより、メリル・ストリープやエイミー・アダムズ出演、「ユー・ガット・メール」や「めぐり逢えたら」など
女性好みの作品でヒットを飛ばすノーラ・エフロン監督なのに、
なんでこんなに公開館が少ないんでしょう?
私のテリトリーである横浜や海老名ではやってないのは何でやのん
謎だ~。

兎にも角にも、そんな訳で休みを取って、川崎で映画を見て原宿で「コルテオ」と、はしごしました。

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      ジュリー アンド ジュリア    JULIEJULIA

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 < ストーリー >  シネマトゥデイさんより
1949年、ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)は外交官の夫の転勤でパリにやって来る。
そこで食に目覚めた彼女は名門料理学校ル・コルドン・ブルーのプロ養成コースに通い、
やがて料理本を執筆するまでになる。その50年後、ジュリー(エイミー・アダムス)は
ジュリアの524のレシピを1年で制覇し、ブログに載せるという無謀な計画を実行する。

食べることの好きな二人の女性が、時空を越えてシンクロします。
外交官というより大使館職員の夫の赴任について行ったパリで料理という天職に出会ったジュリア。

片や50年後のニューヨーク、市の苦情係のジュリーは30歳を前に人生の立て直しを図るため
ジュリアの料理本に挑戦。本格派フランス料理に挑戦しブログに経過をアップする。

食べることって基本ですよねぇ。美味しいもんを食べれたらしあわせ~です。
料理はするし下手じゃあない(自己申告)けれど、料理が日々の務めとして義務化している私は、
こんな風に料理を楽しめないなぁ~。
日本でも、料理やキャラ弁、片付けや収納など、家事のカリスマ主婦、カリスマブロガーで
世に出る女性も沢山おられますが、こういう分野に才能のない私は、ただただ素晴らしいなぁ~と
感心するばかりです。
毎日のことだから楽しんでやれればいいんだけれど・・・食に対する想像力と冒険心が足らへんなぁ。

      家庭でこれを調理するって・・・
                                    ジュリーは笑顔だ 
身長185cmの大女で、独特の高い声と明るく大らかなジュリアは、旦那さんの愛情に支えられ
一からはじめ、フランス料理の道を邁進。
「食べることが好きだったからできた」って、やっぱり食材に好き嫌いのある人(私です)は料理には向いてないんですねぇ。牛や豚は食べるけど、鹿だの鳩だのワニだの馴染みのない肉に挑戦したいという意欲がありません。食には保守的です。

バターが料理の決め手、入れれば入れるほど美味しくなるって、そんなに・・・太るよ!
間違いなく美味しいけど・・・間違いなく太るよ。 これはアカンやろ~。
天真爛漫なジュリアだけれど、子どもができなかったってことで悲しい思いを抱いていたという描写は
切なかったです。
前フランス大統領シラクがフィンランドの料理を英国みたいに不味いと両国の料理をバカにしたって
エピソードがありましたが、この映画では、ろくなもん食ってないとアメリカ人をバカにしてます

一方のジュリーは、仕事で苦情を聞くというストレスに日々晒されながら、狭いキッチンで大奮闘。
仕事にフランス料理にブログ書きを365日続けるって、とんでもない挑戦です。
材料の買出しや洗い物・後片付けもあるし・・・。
お母さんから時おりかかる電話の会話で、世間の反応が変わっていくのがわかるっていう趣向は面白い。
ブログ読者からの反応がどんどん増え、アクセス数トップに躍り出るジュリー。

時代を超えて、二人の女性が夫の愛に支えられ、料理を通して世に出る実話に基づく洒落たストーリーです。  どちらの旦那さんも優しいんだこれが~。

ジュリアの旦那さんがマッカーシーの赤狩りに巻き込まれ面倒な立場になるって描写がありましたが、
戦争中、ジュリアは背が高すぎて婦人陸軍局や海軍に入れなかったため「戦略情報局(後のCIA)」に
秘書として入局。セイロン(現スリランカ)や中国に赴任という映画からは想像できない
キャリアをお持ちでした。


まぁ、出てくる料理の美味しそうなこと。みなさん食べる食べる。
やっぱり料理は目で見て舌で味わって楽しまんとね。
アメリカ人や英国人は「生きるために食べる」けど、フランス人や日本人は「食べることを楽しむ」民族やね。
隣に座った女性が、やおら鞄からサンドウィッチを出して食べはりました・・・ あ~ん、匂いが~。
丁度お昼時。匂いに刺激され、私のお腹も鳴りましたがなグー。


ジュリアの夫役のスタンリー・トゥッチは前から気になる不思議な存在感のある俳優さんです。
「Shall we dance?」での怪演、「プラダを着た悪魔」ではゲイの役、最近TVドラマERにも
登場しましたが、とてもセクシーでチャーミングです。
禿げててもセクシーな俳優さんとして、私の中ではショーン・コネリーに次ぐ存在です。
               

・ジュリアのキッチンは1961年旦那さんのデザインで彼女が使い勝手を考慮アレンジし腕を振るった場所で、
人気を博したテレビの料理番組もここから放送され、2002年スミソニアンの国立アメリカ歴史博物館に
移設展示されてます。スミソニアンのホームページで彼女のキッチンツアーができますよ。

・ジュリーの
「The Julie/Julia Project -Nobody here but us servantless American cooks」というブログを拝見。
2002年8月25日から11月29日までしか見れませんでしたが、意外にも写真はなく、
料理の内容、作った感想、食べた感想などが綴られていました。


ジュリアはジュリーのブログがあまりお気に召さなかった様だってことで終わってますが、
本作にも出てくるダン・エイクロイドのパロディー(親指を切って大騒ぎ)は大層お好きだったようで
パーティーで友人に見せていたとか。
本当にお気に召さなかったのかなぁ?



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (クマネズミ)
2009-12-30 14:58:18
 わざわざコメントをいただきありがとうございます。
 確かに、映画を観た最初は、メリル・ストリープってこんな声だったかしら、こんなオーバーな仕草をするのかしらと随分違和感がありましたが、途中で、これは米国の江上トミさんを演じているからだと気がつき、それからは映画の中に入り込むことが出来ました。
 ブログを作成している者にとっては、ジュリーの悩みもよく分かりますし(一体誰が自分のブログをちゃんと読んでくれるのだろう?)なかなかヨクできた映画だなと思っています。
 とにかく、メリル・ストリープには一作毎に驚かされます。
返信する
Unknown (クマネズミさんへ(ryoko))
2010-01-02 23:35:20
年越しレスですみません。
なるほど~、アメリカの江上トミさんは笑っちゃいました。
失敗しても笑い飛ばすおおらかな方だったようで、メリル・ストリープは流石~の演技でした。
クマネズミさんも悩まれますか?私もジュリーの気持ち、よくわかります。
やっぱり2009年ベストテンに入れるべきだったかも・・・。
今年も宜しくお願いします。
返信する
おいしい男は ハゲ チビ メガネのメリ子 (zebra)
2015-04-01 12:46:57
うわっ、 でっけえメリ子(←メリル・ストリープ)
しかも、夫役は 「プラダを着た悪魔」で共演したトチ夫(←スタンリー・トゥッチ)。

 ノミの夫婦という珍しい役柄だわ

そんなハゲでチビでメガネのトチ夫とイチャつくとは そんだけ仲がいいんでしょうな~  旦那と度々ベッドでイチャつき、
今にも裸で絡み合いそうなメリ子に「脱が んといて。見たくないし!」と、心で呼びかけておりました

演技面でも そのことを裏付けてますよ。 料理なだけに うまく溶け合ってんですよ~ 野菜の具のトチ夫と スープのメリ子の二人が!

 じっくり コトコト煮込んだ コンソメスープみたいにネッ(←ホメてます)

おまけにジュリアの妹はリチ子(←ジェーン・リンチ)ですよ!リ・チ・子! 
彼女も姉さんに負けず劣らず でっけえ~(>・<) きっと親の遺伝子なんでしょう。血は争えないッス

もうひとりの主役はアダ美(←エイミー・アダムス)。
「ダウト」で共演しても 50年の隔たりを設定してるからメリ子といっしょの場面はない。


環境保護のテレフォンサービスの苦情受付係りで ストレスたまりまくりのウンザリ日々のアダ美・・・

そんなある日 ジュリアの料理本を見て心機一転!一年間で彼女のレシピをすべて作ってブログで記載すると闘志を燃やしたよ~

まるで、しがない無名ボクサーだったロッキー・バルボアがチャンピオンのアポロから指名された時みたいに(アメリカンドリームのチャァ~ンス)

しっかし、やってみたはいいが ロブスターにてこずるアダ美をみかねて手を貸してくれる恋人。
やっぱ、料理も愛の力だね

なのに彼の気持ちを考えずにないがしろにするアダ美に ギクシャクムード
チッ、チッ、チッъ(ー・ー)ダメだぜえ アダ美!そんなこっちゃあ~

彼に謝るアダ美に恋人も機嫌を直して 料理再開のアダ美・・・ ラスト 見事達成した時の合言葉は”ボナペティ”

料理は”おいしい男”もいて 完成できるもんですって~
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Unknown (zebraさんへ(ryoko))
2015-04-13 12:22:28
こんにちは!コメントありがとうございます!
チャイルド姉妹は本当にデカかったみたいですね。

そうですね、料理はやっぱり「愛」ですね。
分かっちゃいるけど・・・心に余裕のない時は愛にも気が付かないんですよ。
ジュリー(アダ美)もジュリアも「おいしい夫」に支えられ、ボナペティ~!
愛だね~、愛!
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