映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

ブエノスアイレス恋愛事情

2014-10-06 | 映画 は行
アルゼンチン映画です。
アルゼンチンの映画といって思い出すのは衝撃のサスペンス「瞳の奥の秘密」。
一方、本作は孤独な男女ふたりが出会うまでを描いています。
チラシのコピーは、
  「建築とアートの街をめぐる ひとりぼっちな2人の出会いの物語」。


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           ブ エ ノ ス ア イ レ ス 恋 愛 事 情

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 < ストーリー >
新旧様々な建築物が混沌と立ち並ぶ大都会ブエノスアイレス。
フリーのウェブデザイナーであるマルティンは、アメリカ人の恋人に捨てられ、彼女が残した犬と
引きこもりの生活を送っている。何人かの女性と出会うが、上手く行かない。
向かいのマンションに住むマリアナは建築家だが今はショウウィンドーの装飾の仕事をしている。
彼女は4年つき合った恋人と別れたばかり。彼女も新たな恋に踏み出そうとするが上手くいかない。
同じ街に住む2人は街中で何度かすれ違っているが互いに気が付かない。
たまたまネットでチャットをするが、突然街が停電し、ろうそくを買いに行った店で顔を合わせ
初めて互いを意識するが何も話さず。翌朝、窓から街を見下ろしたマリアナは縞模様のTシャツ姿の
マルティンを見つけてダッシュ。そしてふたりは…。

冒頭、4分にわたって建物と人間社会について話すマルティン。
ブエノスアイレスの建築物は面白い。
凝った装飾の古い豪華な建物から、新しい幾何学的・無機質な建物まで。
いろんなビルがびっしりと無秩序に立っている。
靴箱と呼ばれる窓のない集合住宅に住む二人。
マリアナはエレベーター恐怖症。8階の部屋まで階段を使っている。
マルティンは外出恐怖症。狭い部屋に引きこもっている。
     
       マリアナ…美人です!           マルティン 
共に別れを経験し、元カノ元カレを引きずり、新しい出会いに臆病になっている。
好みや趣味などとても相性がいい二人なのに、なかなか出会えずすれ違ってばかり。
都会の中で孤独に暮す二人の出会いをスタイリッシュに描くかわいいストーリーです。

アニメの画面が実写になったり、実写がスケッチ風の絵になったり、
日本でも一世を風靡した「ウォーリーを探せ」の本が重要な小道具として使われ、
ウィンドーの装飾や二人の部屋にあるグッズなど、センスが光ります。
音楽の使い方も小粋です。

ふたりとも。文字通り壁をぶち抜いて、心の壁にも穴をあけ出会いに一歩近づきます。
マリアナは「ウォーリー」を見つけることができるのか?
いつ、どんな形で出会うのか?っとワクワクしながら結末へ。
そうきたか~

マルティンのパソコンの壁紙がアトム(アストロボーイ)で、後半アトムのフィギアも出てきます。
マリアナの部屋に日本語で「じゃが玉ストッカー」と書かれたケース?があったり
招き猫、こけしも飾られています。
監督さんは日本びいき?




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 ***** 見た 映画 *****

 10月4日 「ブエノスアイレス恋愛事情」 DVD


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