元ベース弾きの田舎暮らしは

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音楽が縦軸の人生
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「先輩・後輩」

2010年12月23日 | 友人たち
大学入学が決まった四女との会話。

「先輩がいい会社に就職が決まったと言っていた。」
「どこの先輩」と私。「塾の先輩で、大学で同じ学科の人」と娘。
「インターンシップでいい会社に行き、声がかかったらしい」
 私「その人凄いの?」娘「優秀で、教授に可愛がられているらしいよ」

娘の頭にあるのは、すでに就職。まだ大学に入ってもないのに。
不況、不況と大合唱のこの時代。
落ち着いて勉強させない この風潮は「学問の大学」の存在を危うくします。

ただ 入学と同時に遊び始めるよりは、現実社会に目を向けることは悪いことではありません。
就職の厳しい美大ならではの、特殊性かもしれませんが。

先輩・後輩の関係は、学生時代・会社生活において存在します。
自分を振り返るとき、リタイアー後も付き合いたい先輩は数少ないもの。
年賀状を書くこの季節に痛感します。

先輩面されることを嫌がりながらも、自分が後輩に接する態度はどうなのかに想いが・・・。
上司でなくなっても、昔のまんまの物言い、まして生き方がどうのこうのは多分迷惑そのもの。
相手の健康を気遣い、対等な付き合いをすべき歳になりました。

それに比べて、学生時代の先輩・後輩は今でも絶対的関係。
幼いころから、学生時代まで、年齢は永遠に超えられない感覚です。
今でも 先輩に会うと、無条件に敬語になります。
20歳のころの1歳の年齢差は、60歳の今の数倍の成長差だったのでしょう。
そして壮年以降の会社人生の先輩・後輩は多少利害関係が絡むのかも知れません。
ポストや経済的格差があるからでしょう。

オーケストラの先輩後輩の関係はいまだに確固たる存在。刷り込まれた潜在意識?
アマチュアの演奏力は、経験の長さがテクニックの優劣とイコールだったから。
また純粋ゆえに起きていた課題も。音楽性を追求する集団か?音楽を楽しむクラブか?
数10年経って、その答えを師である保科先生から聞きました。
「うまく演奏できれば、もっともっと楽しいはず」とばっさり。

先輩は後輩を指導し、進化のための環境作りを・・・。 
後輩は先輩の伝統を受け継ぎ、追い越し、進化・発展させること。

そのように務めたか、振り返ってみます。「老害」を撒き散らさなかったか? と。

画像 保科洋先生とコントラバス(岡山大学交響楽団の合宿、独り曲想を練る先生)
 

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