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年齢40歳差の友情の証「胡蝶蘭」

2020年03月01日 | 友人たち

一昨日 帰宅直後、宅配便で届いた大きな梱包。

中身は豪華な「胡蝶蘭」。「花の中の花」、一般家庭には縁のない花です。

知人の医師が贈ってくれました。

 

宛先は私ではなく、施設入所中の母親。

「誕生日」おめでとうの札。3月1日が誕生日の97歳の母親へのプレゼントです。

厳重な梱包の中には、冷気に耐えられるようにカイロも。

 

7年前、母親は脳内出血で県南へ緊急入院。

搬送先で奇跡的に救命されたものの、マヒが残り市内の施設に入所。

幸いなことに、認知にもならず、会話も可能です。

 

早速 この医師にお礼の電話。

97歳の母親への、誕生日プレゼントとしては、高価な花。

「先生、なぜこんなに母親によくしてもらえるのですか?」と質問。

 

先生の言葉にびっくり。

「お母さんとは友達だから」。膝の痛みの治療でお世話になったのは母親の方。

医師は50歳代後半の年齢。年齢差はおよそ40歳です。

医師と患者の関係を超えての「友情」の存在を教えてもらいました。

 

この花を手配していただいたのは、先生の奥様。

馴染みの花屋さんに「いい花」が入ったら送って欲しいと頼んでいたとのこと。

医師夫妻の配慮にあらためて感謝です。

 

     

 

昨日 早速 母親の入所の施設に胡蝶蘭を運びます。

「花姿」が大きいため、車の中でかみさんが支えながらの運搬。

母親に花を見せ、医師の好意を伝えます。

 

「お母さんの誕生日のお祝いに、こんな立派な胡蝶蘭が届いたよ。」

「贈ってくれた先生が、お母さんは友達だから贈ったと言っていたよ!」

母親は涙を流しました。「友達だ」との言葉が響いたらしい。

胡蝶蘭の華やかさに、隣に活けたバラやカサブランカが地味に感じます。

 

    

 

年末 学生時代からの友人の開業医が、わが家に来た際、医療業界の話を。

開業医の苦労は、院内の労務管理、自己の健康管理だとか。

所得は、拘束時間の長さ、税負担を考えると頭抜けた高さではないとのこと。

一定収入が見込まれるなら、勤務医のほうがプレッシャーは少ないと。

 

     

 

胡蝶蘭を送ってくれた医師は、隣町の北房で、さとう医院を主宰する佐藤医院長。

大きな声で高齢者とのコミュニケーションをはかる「赤ひげ先生」スタイル。

障がい者施設への支援や異業種交流などで、地域振興にも注力。

自身は、フルマラソンで自己鍛錬をする「スーパーマン」。

 

この「スーパーマン」に高齢相談員の私が勝っているのは、娘の数。

先生には3人の娘、私には4人娘。ともに男の子がいません。

私とイーブンなのは「関白度指数」? 互いに「愛妻度」を誇示していますが・・。

 

たまたま帰省中の次女と孫娘が「胡蝶蘭」のすばらしさにびっくり。

胡蝶蘭が、母親や家族に「あたたかさ」を与えてくれました。

 

          

 

画像   胡蝶蘭          3本立、保温のカイロが梱包内に

     梱包           段ボール箱の大きさに驚く孫娘

     母親入所の施設      資本金10億弱、職員170名、全室個室

     先生とその仲間たち    右端が佐藤先生、数年前の二次会で

                  (本人たちに無断掲載 叱られるかも)

     施設に活けた花      胡蝶蘭、母親の好きなカサブランカ・バラなど

                         


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