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「新米」配達にみんなが笑顔に!

2021年10月24日 | 農業

昨日 朝から「精米」です。

近隣の無人精米機に玄米を持ち込み、連続運転。

10キロ100円の精米費用。100円玉を連続して投入します。

 

稲刈り、モミ摺り・袋詰めは、プロの農家に依頼。

一袋30キログラムの玄米が大量に届き、精米して配達開始。

早速 昨日は県南の倉敷・岡山の親戚に届けました。

 

   

 

先月 発表のJAの米価は、前年比30%ダウンの悲惨なもの。

販売しない我が家に直接的な影響はないものの、「農業の未来を象徴」する価格破壊。

米生産農家の悲鳴が聞こえます。

コロナにより外食産業の消費が激減、昨年からコメの在庫が積みあがった影響。

 

わが家の自家消費の米は、年々ダウン。

パンや麺類が増え、昔の半分くらい。炊飯器で炊く量は微々たるもの。

一回の食事の、ご飯の量は茶碗に八分目。昔は丼飯だったのに。加齢も影響。

 

親戚や知人には。10キロと5キロの袋に詰め直し、プレゼント。

精米後の米は「生鮮食料」。精米直後から劣化が始まり、美味しさが減少します。

面倒くさいけど、本当は食べる量だけの精米が理想。

自家用精米機を持つ人には、30キロの袋ごとプレゼント。

 

   

 

Uターン後始めた米作り。もう10年経ちました。

素人の米作りながら、不作の経験はなし。

台風直撃もなく、病虫害もないため、安定生産。

ただ 凶作に備え、平年作の70%を切るともらえる共済の保険には加入済。

 

毎年の確定申告に、農業の事業申告も。

年金・給与の所得を引き下げる農業の所得。毎年20万円の赤字です。

米作りのみで生計を立てるためには、3ヘクタール以上の生産が必要。

ブドウ・トマト生産はもっと効率がいいものの、設備投資とリスクの覚悟も。

 

Uターン者発掘のために、老人クラブ会長や民生委員・地域振興の役員訪問。

米作りを止めた人たちの多いことにも驚きます。

赤字に加え、体力降下の高齢者が増え、後継ぎもいないから。

休耕田が目立つ中山間。高額購入のトラクターやコンバインが眠っている現実。

 

   

 

私が米作りを継続できるのも、あと5年くらい?

応援してくれる近隣の農業のプロも高齢化。

ただ 水管理や草刈りが唯一運動不足の解消方法。

草刈り後の青々した田んぼの畔や畑を見ると満足感は格別なもの。

田舎に生きる充実感を感じるひと時です。

 

「お父さん ご飯が美味しい!」と言ってくれる東京の娘たち。

「ありがとう!」と言ってくれる親戚や友人たち。

この一言のために農業を続けていけるのです。

 

画像   稲刈り     近隣の農業のプロに依頼(刈り賃 1反2万円)

     新米      10㎏と5kg の新米 (プレゼント用) 

     焼米      保存食「やっこめ」 元気なころの母親の指導で

             手間がかかるのと炒り方が難しいため今は製造断念

     赤飯      大量の赤飯を作り職場の仲間に配布

             


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