元ベース弾きの田舎暮らしは

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桜とふるさと「八つ墓村」

2008年03月15日 | 映画/テレビ

岡山にピアノの弾ける家が見つかり、後は四女の受験結果の吉報を待つだけです。
「サクラサイタ」 昔の合格連絡は、たしか桜開花の電報だった気がします。

花の中で、桜は「人間を狂気に誘い込む」と言われています。
桜の好きな私は、この季節少し「おかしくなる」のです。
なぜか気持が高揚し、落ち着きがなくなります。

桜の印象的なシーンは、映画の「八つ墓村」の中にあります。
桜吹雪の中を刀と猟銃を持って走る「狂った旧家の主」の姿です。
「たたりじゃ!」のせりふが有名です。
もう30年前の野村芳太郎監督の作品です。
新見市周辺でロケをしたこともあり、親近感がある映画です。

   

生まれたところを紹介するとき、新見出身というより「八つ墓村出身です。」
と言うと、なんとなく中国地方の備中の国の田舎をイメージしてくれます。
この地名が本当にあるのかとも訊かれます。(本当はありません)
原作者の横溝正史が疎開して、取材して生まれた作品です。
実家の宗派は、曹洞宗で福井の永平寺が本山です。
実際のいでたちなど葬式の場面も、映画では忠実に再現されていましす。

今年の桜の開花日は平年並みだそうです。
転勤族ですから、全国の桜を観てきました。
九州のころは、ずいぶん早い桜見物をしたものです。
今までで、一番印象的な桜は、伊那の高遠の桜です。
小高い城跡の桜です。360度のパノラマです。
上空も周りも全てピンクです。幻想的です。子供も喜びの声をあげます。

昔 東京では、赤坂御苑、昭和記念公園などに家族で出かけました。
今年は、近くに住む3人の娘達と花見をしたいと思っています。
東京最後の春だからです。

画像  神代桜(友人が撮った昨年の桜、天然記念物)
     岡山県高梁吹屋の広兼邸(映画 八つ墓村の舞台となった旧家)
      http://michiyo0520.blog20.fc2.com/ yumeさんのブログから

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
曹洞宗! (kako)
2008-03-15 13:02:36
暖かくなって桜もちらほら私達の内孫双児の片割れが
17日の試験ですもう独りは今月始めに合格に知らせが有りましたが残る1人に気をもんでいます。「サクラサク」の知らせ早くが欲しい所です

同じ宗派ですね岡山県でも備北地区に曹洞宗が一番多いと聞いています。新見の町を今に残した『関長治公』のお墓のある
寺に我家の先祖は祀ってありいます。その寺の本堂は昭和38年に出来ました。こばちゃんと同い年なので忘れられません
主人のお兄が健在な時に本堂建立に携わった様に思います
お彼岸ですのでお掃除に行かなくてはですね
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Unknown (杜しま)
2008-03-16 00:42:53
こんばんは、杜しま、仙台です。
 中国山地の南側はとても暖かな風景が広がる素敵な印象があります。
 桜は日本人の心を狂わせるなにかを秘めているようです、西行法師から梶井基次郎あたりまで。なにかをしなければいけない!!と言う感じでしょうか。
 わずか10日ほどの花にこれほど入れ込む国民はいませんね。いい花です。
 こちらはまだ梅も咲いていませんが、ほぼ一緒に桜はあと1ヶ月で盛りを迎えます。今年の花見はどこに行こうかな。
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「野バラ」 (鐵女)
2008-03-16 07:51:22
コメントありがとうございます。40数年前にウィーン少年合唱団が舞台の映画「野バラ」でも大泣きしてます。クライマックスは「アベマリア」。音楽恐るべしデスね。
話は変わりますが、今、井伏鱒二「鞆の津茶会記」を地図を見ながら読んでます。「ラストサムライ」の撮影場所もある岡山へはいつか旅行したいと思っているところです。
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東京は春 (元ベース弾き)
2008-03-16 08:51:56
kakoさん

こばちゃんのところも同じですね。
発表までは心配ですが、必ず「春」がくるでしょう。
宗派も同じ曹洞宗とのこと。新見は多いですね。
この宗派は地方の武士や豪族、豪農に多いそうです。
若いうちは考えもしなかった、お寺さんのことを考える歳になりました。亡くなった祖父や父の先祖への供養の深さを思いだします。

杜しまさん

岡山県も今年は雪が多かったようです。南北の格差の大きい岡山です。「南厚北薄」と昔から言われるほど、貧富の差があります。新見市は、夕張と並び、全国で5番目の財政困窮の市です。この市で何ができるかを模索しています。
梅と桜が同時に咲く春もあるのですね。
今年ほど忙しい春はありませんが、多分記憶に残る年になるでしょう。

鐵女さん

映画がお好きなようですね。
最近映画館に行く時間がありませんが、大画面で見る映画は心に刻まれています。
音楽の素晴らしい映画は特にそうです。
「砂の器」は邦画NO1と思っています。
岡山県は、フィルムコミッションが盛んで、高梁市では、年間にかなりのロケがあります。
ぜひ岡山にお出かけください。




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桜の思い出 (grazia)
2008-03-16 19:43:07
子供の頃、鹿児島で生まれ育った私は
「桜が咲いたら一年生」というランドセルのCMを見て
「入学式の時はもう散ってるのに・・・」と
不思議に思っていました。
やがて大学生になって上京して納得。
日本は何事も東京が基準なんだと知りました。
それから数年後、
結婚した相手が福島出身なので
5月の連休に里帰りしたら
ちょうど花見の季節で驚きました。

東京で好きなのは、千鳥が淵の桜です。
宴会をしている人がいないので
風に舞い散る幻想的な花吹雪を
思い思いに愛でることができます。
お嬢さんたちと是非!
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田治見家ですね! (恵美)
2008-03-16 21:06:12
酔うて候の恵美です。
お立ち寄りいただきましてありがとうございます!
こ!このお写真は田治見家!八つ墓村ですね!
うわぁ~~♪感動です!ありがとうございました!
岡山県ですか?本当に今もあるのですね、とっても嬉しく拝見しました。
桜はホント日本人を狂わせる(笑)花ですね。もうすぐ私も狂います(笑)。
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南北に長い日本 (元ベース弾き)
2008-03-17 06:48:47
graziaさん

九州と北海道では、二か月近い季節のズレがありそうです。おかげで出張で、長く桜を楽しめます。
東北の春も好きです。濃い緑と新芽の黄緑、山桜のピンクと三色の混在する山を見て、満足感一杯です。
娘たちとの桜見物は、スケジュール調整が難しそうですが、実現したいものです。

恵美さん

コメントありがとうございます。
写真の広兼邸は、実家から近い所にある吹屋の旧家です。建物の保存も大変です。休日には、大勢の観光客が訪れます。この写真は、古いものにこだわるyumeさんが撮ったもので、了解をもらいアップしました。
ぜひ岡山に遊びにきて下さい。
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Unknown (華子)
2008-03-17 21:59:17
写真の神代桜。まさしく狂気に誘い込むような桜ですね^^
でもわかります、昼の桜も夜の桜もなんであんなに魅力的なんでしょうかね。
私は長野県ですが高遠の桜は1回も見に行ったことがありません、混んでいるで。。。
1度は行って見たいと思います。
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桜の魅力 (元ベース弾き)
2008-03-18 06:24:15
華子さん

コメントありがとうございます。
短い命の桜に、何でこんなに惹かれるのかわかりません。とにかくこの時期来るのがうれしいのです。
高遠は、思いつきで、子供たちと出かけました。
渋滞を避けるため、朝早く観に行きました。午前中がいいかも知れません。本数は決して多くはありませんが、ロケーションが抜群です。お薦めいたします。
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Unknown (yayoi)
2008-03-18 19:18:52
元ベース弾きさま、はじめまして(^^)
尾道在住のyayoiと申します。

四女さまの桜の便り、本当に待ち遠しいですね!

つい先日、私も初めてこの「広兼邸」と「吹屋地区」へ行って来ました!感動しました♪
八つ墓村の世界に心惹かれてン十年…。子供の頃、満開の桜の中で山崎努の殺戮シーンを見た時はショックを受けました(^^;)

私も「砂の器」は脚本も全て、邦画最高峰だと思っています(^^)
岡山県って邦画の撮影ロケをいろんな場所でされているので(北部も南部も)ロケ巡りも楽しいです。
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