日曜日 借りてきたDVDが予想外に面白い映画。
あまり期待してなかったので、「新発見!」の感覚です。
それはスイス映画」私のピアノコンチェルト」
タイトルに惹かれてつい借りました。
ピアノの天才であるだけでなく、IQ180の少年の物語です。
天才がゆえに、大人の心が透けて見え、悩みます。
事故を装い、凡人に戻ったと偽装します。
後半は、子供ながら、密かにITを駆使し株取引で大儲け。
大好きな家族にさまざまなプレゼント。父親には会社まで。
自分は、広い部屋を借り、ひそかにピアノを楽しみます。
この映画のなかの、少年のピアノシーンが妙にリアルなのです。
映像と音がシンクロしていて、演技で弾く感じではありません。
最初 こんな少年が本当に難曲を弾けるわけがないと不思議です。
実は、本物の天才少年が出演だったのです。
だから違和感なく、自然な演技でピアノが弾けるのです。
観るまで低予算のスイスのB級映画と思い込んでいました。
金がかかっていると思ったのは、最後のコンチェルトのシーンです。
本物のオーケストラと満席の聴衆の前で熱演です。
管楽器は、吹く真似ができますが、ピアノや弦楽器は素人の演奏は、バレバレです。
しかし 日本映画のスウィングガールズでも出演者が練習し、演奏していました。
一緒に観に行ったトランペット吹きの娘が「本当に吹いているよ」と教えてくれました。
「のだめ・・・」もテレビにしてはリアリティがありました。
休日の音楽映画は、心がリッチになります。
音楽のすばらしさを感じます。
画像 お薦めのDVD「私のピアンのコンチェルト」
ミューザ川崎(昨年三女がほかの音大と合同演奏したホール、きれいです)
それは見てみたいですね。
実際に教えていて実感するのですが、
音楽の才能のある子は頭がいいです。
音楽をやっているうちに頭が良くなるのか、
頭がいいから音楽が好きなのかは分かりませんが。。。
きっとその主人公も演じた少年もそうなのでしょう。
その映画、是非見てみたいです。
うちの近所のビデオ屋さんにあるかしら。。
頭の良さと音楽の才能の有無に相関関係があるというのは面白いですね。すべては音楽から生まれると言う脳科学者がいます。脳の働きは、内なるシンフォニーとも言っています。
この映画あまり期待しないで観始めてください。そうすれば、面白さに引き込まれていきます。しかしこれだけPRしてしまったから難しいですね(笑)
スィングガールズ面白かったです。ちゃんとやっていたのですね。
私の5月5日の記事にその舞台になった、山形県白鷹町の荒砥駅の絵をUPしておきました。山形の中でも置賜(おきたま)地方のなまりをきちんと表現していて気持ちよく見ていました。
でも、汽車が止まる吹雪のなかでバスが救援に来るのは笑いました。汽車が止まるくらいの時にバスが走れるわけがないのです。
話は変わりますが、日本人指揮者として西欧、米国の楽壇を席捲したOZAWAですが、私の2,000枚のコレクションの中には1枚もありません。一度ライブを聴きに行きましたが妙にせっかちでカン高い音作りに閉口した思い出があります。なぜミサやオペラのふれない指揮者がウイーンフィルの常任になったのでしょうか、向こうからするとある意味東洋のきわものとしての興味だったんでしょうか。わたしにとっての謎です。
音楽映画や小説にはいつも関心があり、それらしきものがあると気になります。ストーリーよりも、音楽の表現にです。娘達の演奏会のDVDやテープを何回も観て家族から異常じゃないのと言われます。何が悪いと言い返しますが、粘着性のところもありそうです。