元ベース弾きの田舎暮らしは

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定年退社式

2008年08月21日 | 日常

今日 浜松本社で定年退社式に出席しました。

37年弱のサラリーマン生活の「卒業式」です。
感謝状・記念品贈呈、そして食事をとりながらの懇親会。
団塊世代の退職の多い今年です。

しかし仲間の退職者たちは皆元気です。
送る側の役員たちもあっけにとられています。
みなよくしゃべります。定年が65歳に延長の政府方針がわかります。

工場系では勤続40年を超える人たちも。
年金が即満額もらえるそうです。長期勤務のおかげです。
雇用延長の人、農業・漁業をやる人、職を探す人 さまざまです。

早期退職やリストラの多い昨今、満期退職は幸せです。
景況はますます厳しくなる見通しの中で、いいタイミングの退職かも。
退職金や企業年金を考えると、素晴らしい企業に就職できたとの想いがあります。

営業一筋のサラリーマン人生。
私は、いつも売上ショートの出来の悪い営業マンでした。
特約店が気を遣って注文をくれたことも。

しゃべりが苦手で、入社してすぐ辞めようと思ったのです。
今まで数回退職を考えましたが、優柔不断の性格から腰砕けに。
早期退職の好条件に目がくらみそうになったことも。
しかし晩婚による子だくさんと幼子の存在から、退社を思いとどまりました。

不思議なことに、困ったときにいつも誰かが助けてくれました。
お客さんや、上司たちが。そして自己啓発の講師の先生たちも。
人生捨てたものではないと思い始めたのです。

いつの間にか部下が増え、その指導や考課に悩んだことも。
実力以上のポジションを与えてもらい、優秀な部下の提案にたじたじのことも。
目標達成のための厳しい指導ができず、易きをえらんだことは少し悔いは残ります。

でもいいサラリーマン生活だったと思える今日の退社式でした。
そして支えてくれた家族にも素直に感謝です。

しかし退職のさびしさが湧いて来ません。
高揚した気持ちの岡山へ帰途でした。最後の浜松だというのに。

画像  定年退職の記念品(ボヘミアガラスの花瓶)
コメント (11)
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