のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

第15回一光書法会展

2006-08-29 | Weblog
私の書の先生が主宰する会「一光書法会」の十五回目の記念すべき展覧会が、いつも通り大阪中ノ島のリーガロイヤルホテルのギャラリーで開かれました。萩の法事から帰ってすぐあくる日に開会日だったので受付当番に行きました。
若い人から、年配の人まで、それぞれに楽しんで書を書いているという感じの作品が多いように思いました。かなあり、漢字あり、調和体あり、また掛け軸あり、額あり、色紙あり、扇あり、と色々で
見る方にも楽しめる展覧会になっていると思いました。(手前味噌かな?)
私は「松風有清音」(松風に清音有り)(松を吹き過ぎる風が起こす清らかな音が、心にかかるすべての物を拭い去ってくれる)という禅語を一行に書き、茶掛けにしたものを出品しました。
落款の位置が悪かったかな?とか色々後悔する部分はありますが、まぁ仕方ありません。それを補うように表具やさんが品の良い表装をしてくださって有難いです。今週いっぱい日曜までの会期中、多くに方に見ていただけたら嬉しいです。

百回忌

2006-08-26 | Weblog
我が家の先祖とも言うべき、夫の曽祖父が亡くなってから今年で丁度百年目に当たります(明治40年没)。
普通、供養は五十回忌まですれば良いと聞きますが、曽祖父は我が家にとっては特別な存在なので、法事をして偲びたいと思い、8月26日山口県萩市の菩提寺で、百回忌法要を営みました。
とはいえ、当時を知るものは誰も居りませんので、ほんの内輪での法事でした。
同時に、その翌年(明治41年)と翌々年(明治42年)になくなった人たちの百回忌も営みました。
それに伴い、我が家の仏壇も大きく新しいのに買い換えました。ですから、お寺では、まず仏壇の開眼供養をしてもらい、続きに4人の百回忌法要という手順でした。

明倫館の遺構を移築したという由緒ある立派な本堂で、住職の低く太い読経の声が響き、簡素ながら厳粛な法事となりました。
「きっとご先祖さまもお喜びでしょう」とのご住職のお言葉に、肩の荷が下りた感じがしました。
法事の後は、曽祖父が明治維新のときに活躍した記録が展示されている萩博物館を訪ねたり、生家近くにも行き、往時を偲びました。
本当に、ご先祖様がお喜びになっているだろうと感じられる、意義ある旅となりました。




読売書法会展

2006-08-24 | Weblog
6月に書き上げた読売書法会展の作品の審査が7月末にあり「秀逸」を頂きました。これもひとえに先生と仲間のお陰です。有難うございます。
その作品の展示が京都みやこめっせであり、見に行ってきました
展覧会場の作品はどれも力作ばかりで、圧倒され、疲れました。
いつもの事ですが、人の作品を見たときは刺激を受けて「頑張らなくっちゃ!」と思うのですが、家に帰ったらいつもの怠け癖が出てい加減なお稽古しか出来ません。この「頑張らねば」と言う気持ちを持続させなければいけないのですが・・・。なかなかです。
今度こそ上の賞を狙って頑張りたいと思っています。

61歳になりました

2006-08-18 | Weblog
今日8月18日は私の誕生日です。61歳になりました。今日はみんな留守です。この次にみんな揃ったらお祝いしようと言ってくれています。
朝から孫が、「ばぁば!」と言って電話をくれました。もちろんママがかけてくれているのですが。数少ないボキャブラリーの中からばぁばといってくれるのは、何よりのプレゼントです。
そのすぐ後で娘がプレゼントを持って帰って来てくれました。
日本手ぬぐいで作ったバッグとポーチです。柄は阿形の仁王さんです。なかなかしゃれています。昼から出かけるのに早速使わせてもらいました。たくさん入るし、軽いのも気に入りました。
メールでおめでとうと言ってくれた友人もいます。
嬉しい事です。みんな有難う
誰かが、「60歳過ぎたら、人に祝ってもらうばかりでなく、周りの人に感謝せなあかんねんで」と言いました。本当にそうだと思いました。もう一度みんな有難う!

鈴虫

2006-08-17 | Weblog
鈴虫を飼っています。
十数年前に亡くなった実家の父が、鈴虫を飼っていて、上手に孵し、一時は、皇居のお庭にも放していただいたと自慢していました。増えすぎるのをもらってきて、私も何年か飼っていて孵して翌年も飼って・・・というのをくりかえしていましたが、最近はご無沙汰でした。今年は又実家からもらって久しぶりに飼っています。
その鈴虫が、17日から鳴き出しました。まだ、余りいい音色とは言いがたいですが、次第に上手になっていきます。まだ、鳴いているのは一匹ぐらいなのか?静かです。そのうちにやかましいぐらい鳴く事でしょう。
しかし、今年鈴虫の餌を買うのに、何軒もお店を廻りました。今までなら、近くのスーパーでも売っていたのですが、最近は売っていません。ただ芸と言えばその鳴く声だけで、それもかなり地味な割には毎日餌をやって水を霧吹きで吹きかけてやって・・・・と手間がかかります。だから人気が無いのか、スーパーでは売らないようになったのでしょうか?金魚やつり用の餌を売っている専門店でやっと見つけました。鈴虫を飼って、その音色に癒されるような悠長な時を持つ事が少なくなっているのでしようか?
世知辛い世の中だからこそ、世話の割りに報いの少ない物にも目を向けていたいなぁと思います。

停電

2006-08-16 | Weblog
8月12日大阪へお稽古に行った帰りの電車で、突然停車し、車内放送では「奈良市の一部で停電があり、停車します」とのこと。いつまで停まるのか不安でしたがクーラーも利いていてあまり苦痛ではありませんでした。
お陰で数分で動き出し、ホッとしました。新大宮駅に着くと、構内のパン屋さんは電気が消えたまま商売をしていて、自動改札も止まっていて駅員さんに切符を渡すのに行列が出来ていました。私は回数カードなので、どうなるのか?と聞いてみましたが、そのままどうぞと言われ、カードの裏に印字しないで帰ってきました。

奈良市の一部と言うのは新大宮駅周辺だったのかと思いながら帰宅し、念のため電話機・電子レンジなどを確かめましたが、停電した形跡は無かったので、一安心。その夜は、何事もなく終わりました。
あくる日親戚に電話しようとしますが、どうしてもかかりません。ん?なんで?と思いながら、試しに携帯から我が家にかけて見ると、「おかけになった電話番号は、電話機が故障しているかケーブルの異常でつながりません」などといっています。そこで初めて昨日我が家も停電して、電話機がダウンしたのでは?と思いました。
電話機の取り説を見て、差込プラグを一度抜いてもう一度差し込む事をしたり、強制リセットしたりいろいろしましたが、つながりません。とりあえず電話回線が悪いのかも?とインターネットをつないで見たら、うまくつながります。仕方なく、電話機の会社へ電話しました。住所を言うと、落雷か停電がありましたか?と聞かれ、「多分・・・」というと「昨日から同様の問い合わせが殺到しています。」とのこと。「修理にうかがう前にNTTに聞かれたほうが良いのでは?」とのことでした。電話機の会社もなかなか電話がつながらなかったのですが、NTTも同じです。やっとつながったら、ひかり電話はこちらではないと、又違うところにかけたり・・・。お盆の用意もしないといけないし、親戚に初盆のお参りにも行かなければいけないのに、朝から何も出来ません。結局工事の人に来てもらい、丸一日経って、夕方にやっと復旧しました。原因は、ひかり電話とコンピューターをつなぐモデムが落雷か停電でダメージを受けていたとのことでした。
これがひかり電話ではなく、普通の電話ならこんな複雑な事にはならなかったのでは?と思います。家庭の機具類が便利になるのはいいのですが、複雑化しほとんどの物が電気に頼っている現在、ちょっとした自然のいたずらで多くの人間が右往左往しなければならないのです。
こんな事を思っていたら、あくる日、東京でクレーンを積んだ船が送電線に引っかかったために130万戸以上の停電が起きたとのニュースが流れました。
我が家のようなことが、いやもっと大きな被害があちこちで出たのだろうと、他人事ではなく聞いていました。私たちの子供の頃、良く停電しました。それは電気事情がわるかったためで、長い停電もありましたが、ろうそくをつけて暗さを凌ぎ、しばらくして電気が点いたらそれで終わりでした。私はスリルがあり、非日常的で、結構停電を楽しんでいました。
今回は電気に頼りきっている今の生活を考えさせられた、夏の一日でした。


身代わり猿

2006-08-01 | Weblog
奈良町の庚申信仰の身代わり猿をご存知ですか?
庚申信仰とは、現世利益を説く中国の道教の教えだそうです。60日に一度巡ってくる庚申の日には、人間のお腹の中にいる三尸(さんし)の虫がその人が眠っている間に体を抜け出して、天の神にその人の悪事を告げに行くそうです。天の神は邪鬼に命じてその悪事によって罰をあたえさせるそうですから、人々は悪事を告げられまいと、庚申の日には寝ないで庚申さんに祈ったそうです。それでも、心配なので邪鬼の嫌いな猿の縫いぐるみを吊ったり、庚申の日には、三尸(さんし)の虫の嫌いなこんにゃくを食べたそうです。そんな中世の庶民の庚申信仰が、今尚奈良町には残っていて家々の玄関には家族の数だけの身代わり猿が吊るされています。
私の所属する団体の来年の総会が奈良で開かれます(毎年各地持ち回りです)。そこで出席する約130人ほどの人に、身代わり猿の小さいのを奈良のお土産としてあげようということになり、奈良グループで手作りする事になりました。
まずは見本をと言う事で、奈良に生まれ、奈良で育った私が作ってみました。とても可愛いのが出来ましたが、結構手間と時間がかかるので、約130個も出来るかな?と心配しています。

茗荷

2006-08-01 | Weblog
先日ブログで紹介した栗をくれた友達が数年前に、茗荷の苗もくれました。
毎年結構収穫出来ます。肥料をやらない、手入れしない、何もしない横着者の私にぴったりの物です。ほっておいても出来るのです。そうめんの薬味にしたり、天ぷらにしたりといろいろ楽しんでいます。今日はもうすでに花の咲いたのがありました。
涼しげなお味は、食欲をそそります(余り食欲が出たら困るのですが・・・。)