のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

ウシガエル

2006-05-29 | Weblog
我が家の裏には、菰川(こもがわ)と言う川が流れています。その川向こう(西側)は、以前まで田んぼでした。その田んぼが2~3年前から田植えをしなくなり、ついに今年は沢山の住宅が建ちました。毎年この時期、田んぼに田植えをするための水が引かれると、とたんにガ~ゴ~と蛙の合唱が始まります。今年は宅地になったからもうかえるの声も聞けないなぁと思っていたら、ある日突然、ゴ~ゴ~と食用蛙の声がします。鳴き声というよりも、管楽器でも吹いているように、グォ~グォ~と響きます。この声からは、きっと大きなのがいるのだろうと、想像は出来ます。
昨日、夫が「おい!来てみ!おるおる」というので炊事の濡れた手を拭きながら見に行くと、夫は双眼鏡で蛙を探していたのです。
夫が指差す方を双眼鏡で見ると、大きなのがいます!菰川の護岸ブロックに大きな草が沢山生えていますが、その草の上にいるのです。濃い茶色で体の幅は20センチ以上はあるでしょう。足を伸ばした全長は40センチ以上でしょうか?大きな目をギョロンとさせています。良く見ると向かい合ってもう一匹います。あれが毎晩の声の主かと感心してみていました。
このあたりは、裏に国道が走り、近鉄駅からもJR駅からも比較的近く、とても便利なところなのに、狸を見たり、夏の夕方はこうもりが飛び交い、食用蛙が鳴く、自然も残っています。このままいつまでも・・・と願うのですが。自然を壊してここに住み着いた我々が、偉そうな事はいえません。
今も、我が家の真裏で、グワァ~ゴォ~と鳴いています。来年も鳴いてくれるでしょうか?

この記事は食用蛙という題で書いていましたが、娘に話しているとウシガエルやろ?といいます。生物学なんて良く判らないので、インターネットのキッズの図鑑で調べました。その結果食用蛙≠ウシガエル・ウシガエル=食用蛙なのだそうです。何故ならウシガエルは食用ではあるが、食用蛙というと、他の種類の食用になる蛙を全部を指すからだそうです。
実を言うと60年も生きてきたのに、蛙の生態も良く知らなかったのです。きっと理科の授業で習ったのでしょうが、蛙=嫌いで、頭に入ってなく、それでも生きてこられたからです。ちょっと賢くなりました。(H18年6月1日)


白虎(びやっこ)

2006-05-26 | Weblog
今年の冬は全く風邪を引かなかったのに、初夏になってからの気候不順にとうとうやられ、ひどい風邪を引いてしまいました。風邪を引く前に、明日香へ行く予定をしていましたが、その日は熱が出て明日香行きがお医者さん行きに変わりました。
 まだ、風邪ははっきりしないまま、寝てばかりもいられず、普通の生活に戻りつつあります。そこで、五月晴れの今日、思い切って風邪を吹き飛ばすために、明日香に行って来ました。
明日香には、日本に二つしかない極彩色壁画がある古墳が両方ともあります。そのうちの一つキトラ古墳の壁画は、保存のためはがされ修復作業が行われていましたが、このほど四神の中でも一番保存状態の良い「白虎」が一般公開されることとなりました。もちろん初めてのことで、毎日大盛況だと新聞は報じています。
めったにないこの機会に是非見に行きたいと思っていたのです。しかし、人が多く待ち時間が長いと聞いていましたので、私にしたら珍しく早起きして(明日から雨だそうです・・・)行きました。それが正解でした。ほとんど並ぶことなく、見られました。まぁ、思ったより小さく、しかしはっきりとしていました。とても1300年も前の物だとは思わないくらい、黒い線描きが力強く、舌の赤が鮮やかでした。やはり百聞は一見にしかずです。資料館から出てきたら、75分待ちになっていました。貴重な物を見られた感激で、風邪が吹き飛びました。残念ながら、館内や展示物の写真は取れないので、資料館の外の写真をアップします。

黒蝋梅

2006-05-11 | Weblog
丸13年前に亡くなった私の父が植えてくれた黒蝋梅が今年も咲きました。
これは、20年近く前父が元気だった頃、前の大森町の家に植えてくれた物です。この家に引越しした時に一緒に持ってきました。でも、その時はもう父は危篤状態でしたので、この家で咲いている事は知らないのです。毎年沈丁花が咲き終わった頃から咲き始めます。特別香りがきついわけでもなく、華やかな色の花でもなく、お茶花にふさわしく静かに咲いているという感じの花です。皆さん、珍しいのかなんと言う花ですか?と聞かれたり、分けて欲しいという方も居られます。父の花が、あちこちで咲く事は嬉しい事なので、お分けしますが、なかなか難しいようです。でも、うちにはよく根付いて、玄関横を飾ってくれています。嬉しい事です。

縮緬細工 干支の戌

2006-05-03 | Weblog
去年末、縮緬で干支の戌を教えていただき作りました。大小二匹作る予定で、型紙も取り、ほとんど作りかけていたのに、雑用に追われて作れなく、一匹だけを玄関に飾っていました。もうこのまま戌年が去っていくのだろうか?といつも思いながら、気になりながらも出来ずに居りました。でも、裁縫箱に作り掛けで入っている犬が可哀想で、ええいっと、思い切って作り上げました。やりだしたら、すぐなんですがねぇ・・・。
4ヶ月以上経ってやっとやっと二匹揃いました。恥ずかしながら、遅まきながら、今頃、ご披露です。

母の日特別企画

2006-05-03 | Weblog
先日、朝日新聞奈良版に、「母の日の特別企画として、母に送る感謝の言葉を募集中」と載っていました。字数制限は特別なく、はがきに書いて送るという条件でした。
私の母はで、癌で42年前に49歳で亡くなっています。その年の母の日は、余命あとわずかと言う病床で迎えていました。悲しい悲しい最後の母の日でした。
そんな事を思い出しながら、天国の母に届けるつもりではがきを書きました。母がいつもしていたように、毛筆で書きました。
投函して、すっかり忘れていたら、今朝の新聞(奈良版)に、『5月14日は母の日 母の日特別企画』と言う広告が載っていました。そこに私の名前もありました。
南 キミさん(享年49歳)
小野誠子さん(60歳)【奈良市】から「贈る言葉」
私はあなたが亡くなった年齢をはるかに越え還暦を迎えました。私の夫・娘・息子・嫁・孫を見てもらえないのは残念ですが、あなたのおめがねにかなう人ばかりです。私はあなたの分まで幸福に生きています。私を生んでくれ厳しく育ててくれたこと感謝しています。有難う。
21人の言葉が載っています。ほとんどが今お元気なお母さんへの、感謝の気持ちが綴られています。故人にあてた言葉は、私ともう一人の二人だけでした。高齢のお母さんに寄せた言葉が多く、羨ましい限りです。私の母も今生きていてもちっとも不思議ではないのですもの。余りにも早すぎた別れは事あるごとに
思い出されて、悔しさがこみ上げます。もう、ずっとずっと前のことなのですが・・・。
いつも忘れた事はないけれど、この企画のお陰で改めて母を思い、偲ぶことが出来たと感謝しています