のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

千手観音

2009-05-24 | Weblog
中国の障害者の方たちが演じる舞踊で、何人もで千手観音を作るのを以前にテレビで見た事がある。その公演が、今日近くの「100年会館」であると言うのでチケットを頼んでいた。
友人達と出かけたが、在日の方か留学生か、中国語の人たちが多い。やはり故郷の演技を見たいので出かけてこられたのであろう。
プログラムは、一番最初に聴覚障害者の千手観音である。
もう、「凄い!」の一言に尽きる。音楽にあわせて22人の演者が一糸乱れぬ演技を披露してくれる。しかしこの人たちは、この音楽も私たちの拍手も全く聞こえないのである。
舞台の両端に一人ずつ、ちょうど指揮者のように演技を指導する人が立ち、その合図で動いている。それがとても美しく優雅である。余りの美しさに言葉を失うと言うのはこのことかと思えるほど、「わぁ~」とか、「はぁ~」とか、感嘆のため息だけが思わず口から漏れる。もちろん出演者の努力は筆舌に尽くせないものがあろうが、指導者のご苦労はいかばかりかと思う。
続いて、視覚障害者の独唱や器楽演奏・視覚障害者と聴覚障害者の京劇・肢体不自由の方の舞踊や独唱など、様々な演技が続いた。どれもこれも素晴らしく、見るものに大きな感動を与えてくれた。
ナレーションが、「見えないけれど、音楽の中に花を見、蝶が舞うのを見ることが出来る」「聞こえないけれど、夢がある」と語っていた。人間の可能性を見せてくれ、感動を与えてくれ、夢と力を見る者にも与えてくれた、素晴らしい舞台であった。
健常者と障害者が力をあわせて努力すれば(普通の努力ではないが・・・)、不可能が可能になるのだということを学んだ気がした。

キトラ古墳壁画展

2009-05-15 | Weblog
2006年から始まった、キトラ古墳壁画展が、今年も飛鳥資料館で開催されています。
今年の展示は2点で、最初の年に見た「白虎」と、今回はじめての「青龍」です。
友人がちょうどチケットが2枚あると言うので、一緒に行かせてもらいました。いつも通り、開館前に現地に着いて、開館と同時に入場するように、朝早くでかけました。橿原神宮駅前から出ているバスも始発に乗ります。お陰で、人も少なくゆっくりと拝観できました。
1300年も前の物が、時を経て、今この目で見られる!と言う感激は、毎年見ていても薄らぐ事はありません。友人は鳥肌が立つ・・・と言います。本当にそう感じます。
残念な事に「青龍」は泥で大半が覆われていて、ほとんど見えません。しかし舌の朱が鮮やかに残っており、上あごと前足の線描きががかろうじて見えます。同じ絵をお手本にしたと言われる、高松塚古墳の壁画の青龍を元に書かれた、想像図を見ながら、泥の下の絵を想像するのもロマンがあって返って良いのかも知れません。見学者が少なかったためか?壁画を前にして、ゆっくり保存作業の苦労話を聞く事が出来、より良く理解できました。まさに「百聞は一見に如かず」です。
私たちが見学し終えた後で、小学生と思われる修学旅行生が沢山やってきました。小さい時に本物を見られるのは幸せだなと思いました。北海道や沖縄の小学生なら見られないのでは?と思います。修学旅行生で賑わう資料館
来年は、私がずっと見たいと思っている,「朱雀」を含む四神全部を公開すると、資料館の人が言っておられました。是非観に行きたいと思います。

文庫本

2009-05-12 | Weblog
ダン・ブラウン作の『天使と悪魔』と言う映画が、15日に世界同時公開されるそうです。
このシリーズの前編とも言うべき『ダビンチ・コード』は、2~3年前に見ました。但し、私は理解力に乏しいので、その時、「映画を見ただけでは絶対に理解できないから映画を見る前に本を読むように」と、子供たちから薦められました。
言われたとおりにしたお陰で『ダビンチ・コード』は、良く理解でき映画を楽しむ事が出来ました。
だから、今回も先に本を読んでから、映画を見に行こうと思いながら、なかなか実行できず、やっと公開の日が近づいてきてから慌てて文庫本を買いまいした。上・中・下と三冊です。でも、大阪へ仕事に行く電車の中でだいぶ読めました。面白くてどんどん読めます。映画の方もきっと長く上映するでしょうから、この調子ならどうにか間に合うのでは・・・と思っています。
ハラハラ、ドキドキを本と映画の両方で味わいたいと思います。

風船かずら

2009-05-11 | Weblog
先日、「九匹の猿」を作って、残った風船かずらの種をプランターに植えました。その芽がぼちぼち出てきました。
もう少し出揃ったら、間引いて支柱を立てて、このプランターを南側の和室の窓の下に置いて、夏に日が入るのをさえぎろうと思います。

涼しげな日よけになってくれる事と、期待しています。