のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

百回忌

2006-08-26 | Weblog
我が家の先祖とも言うべき、夫の曽祖父が亡くなってから今年で丁度百年目に当たります(明治40年没)。
普通、供養は五十回忌まですれば良いと聞きますが、曽祖父は我が家にとっては特別な存在なので、法事をして偲びたいと思い、8月26日山口県萩市の菩提寺で、百回忌法要を営みました。
とはいえ、当時を知るものは誰も居りませんので、ほんの内輪での法事でした。
同時に、その翌年(明治41年)と翌々年(明治42年)になくなった人たちの百回忌も営みました。
それに伴い、我が家の仏壇も大きく新しいのに買い換えました。ですから、お寺では、まず仏壇の開眼供養をしてもらい、続きに4人の百回忌法要という手順でした。

明倫館の遺構を移築したという由緒ある立派な本堂で、住職の低く太い読経の声が響き、簡素ながら厳粛な法事となりました。
「きっとご先祖さまもお喜びでしょう」とのご住職のお言葉に、肩の荷が下りた感じがしました。
法事の後は、曽祖父が明治維新のときに活躍した記録が展示されている萩博物館を訪ねたり、生家近くにも行き、往時を偲びました。
本当に、ご先祖様がお喜びになっているだろうと感じられる、意義ある旅となりました。